拝啓 FC東京vsC大阪 7月2日(土)
石川くん。 あれは何分だったかな? 左サイドで前にスペースが空いていたのに、なぜか梶山に横パスを出し、見事に奪われてカウンターを食らったあの時。 44分だったんだよ。 後半の。 あの時間のあの場所であのパスは無いでしょ。 普通はとことんキープするか、せめてシュートで終わるよね。 点にならなくても、CKは取れなくても、少なくともファウルをもらうかスローインかGKにはなるよね。 いずれにしても、失点に繋がるあんなカウンターは食らわないんだよ。
2-1で勝っても3-1で勝っても同じ勝ち点3。 2-2に追いつかれたら勝ち点1。 だったら3-1にすることより、2-1のまま逃げ切ること(=2-2にされないこと)を考えてプレーを選択してよ。 特にあの時間帯なんだから。 そういう状況判断が出来ないようなら、選手としての幅は広がらないと思う。 単にドリブルが速くて、たまにスーパーゴールを決めるだけの選手で終わっちゃう。 常に信頼の置ける選手にはなれない。 代表なんて程遠い。
浅利さん。 相手がドリブルするとき、5mの間隔をキープしたまま一緒に後ずさりしないでよ。 チェックに行くか、でなければ他の選手のマークに付くか、せめて相手のスピードは殺して。 原さんからどんな役割を与えられていたかは知らないけど、マンマークに付くわけでも、スペースを埋めるわけでも、プレッシャーを与えるわけでもなく、ボールの後を追いかけるだけ。 今日のあなたの動きは謎でした。 サテライトで見せる自信溢れるプレーをトップでも見せてよ。
原さん。 なんで宮沢じゃないんですか? 確かに宮沢はボール奪取が下手だし、時々見事に消えてしまう。 けど、FKもサイドチェンジも最初から封印ですか? FC東京の数少ない武器なのに。
メンバー紹介のときに浅利の名前を聞いて、「あぁ、原さんは逃げ腰だな」と思ってしまいました。 スローガンだけでなく、あなたの戦術も決して守備的ではない。 前線からプレッシャーをかけてショートカウンター→速攻というスタイルは決して「引き篭もり」なんかじゃない。 けど、今日の選手起用からは「受身」、「及び腰」、「弱気」なんて言葉を連想してしまいました。 あなたがどう考えていたかをうかがい知ることはできませんが、ほとんどの人がそういう印象を受けたと思います。 勝負事に弱気は禁物。 案の定、逃げ切りは空振りでしたね。
コールリーダー各位。 今日の対戦相手はヴェルディですか? おちゃらけて現実逃避ですか? おふざけは嫌いじゃない。 審判しっかり!も、さよならセレッソ!も、大阪六票!も、ニッポン!連呼もいいです。 けど、TPOをわきまえないと寒いだけですよ。 余計なお世話ですが。
今日は単に一勝を逃しただけじゃない。 FC東京は中断期間の間に変わったんだ、と言うメッセージをJ1の全チームとファンとマスコミに対して発する機会を逸したんだ。 選手もサポーターも負のメンタリティーを持ったまま、すぐ水曜の川崎戦に挑まなければならない。
ますます失うものは無くなった。 冷徹にやってください。 こっちは死ぬ気で応援しますから。
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コメント
何をしたいのか分からない選手交代でしたねぇ。
こんな状態で勝てと言っても無理でしょう。
引っ込めるべきは石川でした。
相手をいなす技術も必要だと思います。
投稿: しょういち@東京の空の下 | 2005年7月 3日 (日) 18:11