Better late than never 浦和vsFC東京 8月20日(土)
普通に力負けでしたな。 まともにキープすらできなかった。 理由を考えたけど。。。
戦術
トップ下に誰も居ないため、今野と梶山がまともにプレッシャーを受けてしまった。 それを避けようと早目にサイドに出しても、そもそも誰がサイドでボールを受けるのか? ワントップ時代は戸田、石川ではっきりしていたけど、ツートップでも同じでいいの? 真ん中すっからかんになるじゃん。 で、今野と梶山がプレッシャーをまともに受けて・・・のループ。
人材的にも向いていなかった。 ユータに戸田のようなボールを引き出す無駄走りなど望むべくもない。 規郎は何度か良い突破を見せたけど、クロスは上手くないし、加地とは連動以前の問題。 結局、相手の3バックの一人とサイド(山田か平川)、たまにボランチ(長谷部か啓太)に囲まれて料理されて終了。
むしろ、ルーカスにトップ下で持たせたり、サイドに流れさせたり(かつてのケリーのように)とか、サイドは金沢、加地のアーリーをベースにして、規郎、ユータには2列目から真ん中に突っ込ませるとか、いろいろ考えようがあったとは思うけど、まぁ結果論ですな。
ワントップからツートップに変わったこと、そして選手の向き不向き。 そう言うことを無視して、手持ちの戦術に無理矢理当てはめたら、案の定、ちょっと強い相手だと勝負にならなかった。
技術
うちの選手、リフティングなんかは上手いのかもしれないけど、実戦的な技術を欠いているんじゃないかと思う。
例えば、アントラースにしろレッズにしろジェフにしろ、相手の重心の逆を突いたりして一瞬フリーで持てる瞬間を作りだし、追いつかれるまでのわずかな時間にボールを味方に渡す。 味方もちゃんとボールを貰いに来ている。 そういうビルドアップを繰り返していくから、一見囲まれているようでも、実は割と自由にキープできている。 余裕があるから精度の高いラストパスを出せる。 ユータは割りと出来るんだけど、昨日はボールを持つ機会自体が少なかったからなぁ。
ウチの場合、無理な体勢から何の工夫もなく渡そうとするから、パスが弱すぎたり、ディフレクトされることが多い。 たとえパスが通っても、兵站が伸びきったような状態。 味方のボールを貰う動きも少ない。
はたまた、スピードでぶっちぎろうとしても、相手はゴールへのコースを切ってくるから、大抵サイドライン際に追い込まれ、最後には奪われてしまう。 そういうことを繰り返すうちにリスクを犯さなくなり、フリーの選手に預けるか放り込むだけになってしまう。
同じように負けるたびに口を酸っぱくして言ってるけど、今更ではあるが、とにかく、ビルドアップのための最低限の約束事を決め手欲しいよ。 Better late than never.
余談
試合後、浦和美園まで歩く途中レッズサポの友達にお祝いの電話を入れたら「ポンテが良かった!」。 確かに凄く良い。 二人相手でもキープしちゃうし、かと言って持ちすぎないし、よく周りが見えてるし。 パスも絶妙。 けど、やっぱ長谷部に感心したなぁ。 終了間際、ドリブルで茂庭と競りながら突入していった場面。 プレー選択や内容は無論、意地でCKもぎ取った根性は凄かったよ。 ユータや梶山にもあれくらいハートをプレーに出して欲しいね。
あと、書き忘れてたけど、ササ。 FC東京ファン的には数少ない収穫ありがとう!
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コメント
どうもです。同じ試合を観ていたはずなのですが…すごいです!ここまで考えらなかったです(というわけで、TBも打たせていただきました)
試合後に私が感じられた唯一のことは
「うぅ~ん、、つまらないよぅ(怒)」
だけだったような…(反省)
投稿: やっち | 2005年8月21日 (日) 20:47
全体的に動きが鈍かったですね。かき回し役が居なければ機能するものもしません。戸田がいればとつくづく思いました。
投稿: しょういち@東京の空の下 | 2005年8月21日 (日) 21:04
こんばんは、TBありがとうございました。
私の感想は、ほかの方のブログにもコメントしましたが、もどかしさをとにかく感じたこと。どうボールを動かしたいんだ君ら(泣)と。fct-fanさんのこの記事でその原因が分かりました。
投稿: なべら | 2005年8月22日 (月) 23:49