世界へ! FC東京!
ナオの海外挑戦はひとまず見送りになった訳だけど、タイトルの「世界へ!」はまた別の話。
皆さんは、FC東京のオフィシャルサイトに英文ページがあることを知っているだろうか? 私は最近まで知りませんでした。 けど、これが意外に面白いので、知らなかった人のために紹介させてもらいます。
トップページの右上にあるEnglishのバナーをクリックすると英語のトップページ。 パッと見、味気ない。 けど内容は充実しているんです。
まず、Player's Profile。 9月1日朝現在、阿部ちゃん×2はまだいないけど、吉本君やリチェーリは載ってる。 (ダニーロが残っているのは。。。)
で、選手の紹介文が面白い! (誰が文章書いているんだろうか。 案外、スティーブンだったりして!?)
一番気に入ったのが宮沢の"Lethal left foot from free kicks"。 "Lethal"とはメル・ギブソンの「リーサル・ウェポン」の「リーサル」。 「致命的な」とか「死を招く」と言う意味だから、「一蹴必殺の左足」といったところか? まさに宮沢を表している。
その他、
- 憂太 "Elegant...gamemaker" 優雅なプレースタイルが目に浮かぶ
- 梶山 "Unhurried midfielder" 「セカセカしない=わが道を行くミッドフィールダー」も王様っぽくてぴったり
- 戸田 "Athletic forward with defensive skills" フォワードなのにディフェンス能力をアピール(笑)
選手のことをきちんと知っている人が書いたんだなぁと思う。
英語のトップページの下の方には全試合のレポート一覧が。 ほぼ日本語に対応していて長め。 かなり読み応えがある。
磐田戦の日本語と英語を見比べても情報量に遜色は無い。 しかも、直訳ではなく、粋な表現が使われている。 例えば、
和文 「39分には石川が右エリアで相手を切り返し、スピードに乗って果敢にシュートするが、相手GKの好セーブに阻まれる。」
英文 「Ishikawa drew a good save from Sato in the 39th. minute after a trademark run and shot from the right.」
石川の右サイドの上がりを「トレードマーク」と言い切っちゃうところがニクい。
気になったのが2001年セカンド・ステージのアビスパ戦の記録。 この試合、ケリーが中払に腕を極められて負傷退場させられるなど荒れに荒れた試合で、日本語の記録はかなり感情が表れた書きぶりになっているが、果たして英語版やいかに?
ある意味、日本語以上に怒りが表れていて、具体的だ。 例えば、
和文 「ファールが少ないことで有名な伊藤哲が、激しいチェイシングから福岡FW山下を倒し、イエローカードを受ける。」
英文 「Tokyo players' frustration at not receiving any protection from the referee was obvious as the usually composed Ito flattened Yamashita and was awarded a yellow card.」
直訳 「審判が(悪質なファウルから)選手を守ろうとしないことに、東京の選手達がフラストレーションを感じていたのは明白で、普段は冷静な伊藤が山下を倒し、イエローカードを受けたことにもそのことは表れていた。」
と、英語の方が選手の気持ちを代弁。
ほかにも、
和文 「続く36分、サンドロが福岡FW服部と空中戦で競った際に肘で顔面を強打され、流血。サンドロは猛烈に抗議。サンドロが過去あれほど怒り狂った姿を見せたことはなかったが、結局唇の上を5針縫う代償を負うことに。」
英文 「Hattori elbowed Sandro in the face as the two went up for a header; Sandro was drenched with blood and received five stitches after the game as a souvenir of Fukuoka.」
「福岡みやげとして5針縫う(切り傷を)貰った。」
皮肉が利き過ぎ。
さらに、日本語には無い審判批判まである。
英文 「The players could hardly be criticized for failing to understand the referee's criteria in dishing out the yellow cards.」
直訳 「審判がイエローカードを出す基準を選手達が理解できなかったとしても、彼らを責めることはできない。」
ちなみに、Jリーグの他チームをパッと調べてみたところ(抜けがあるかもしれないが)、英文サイトを持っているのは、鹿島、浦和、横浜FM、磐田、C大阪。 ACLの常連チームは結構立派。
特に、磐田は日本語サイトがほぼそのまま英語になっている感じで、ユース情報、チケット情報、グッズ情報、はてはドゥンガ・アカデミーの説明なんかもちゃんと英語になっていてかなり凄い。 けど、マッチレポートはデータのみで文章は無い。 横浜FMはウチと同様、文章のマッチレポートがある。 ただし、文章はウチより短め。 浦和はさいたま市の紹介やジェレミー・ウォーカーの寄稿が読みどころかな。
対して、ウチの特徴は見た目ショボイけど、選手紹介文やマッチ・レポートに思い入れがたっぷり入っているところでしょう。 いかにもチームのことが好きな人が書いた感じ。
欧州のビッグクラブでも日本語や中国語のサイトを持ってることが多い。 日本人や中国人がいっぱいアクセスしているのであろう。 ウチの英語ページにどれだけのアクセスがあるのか分からないけど、いつの日か、FC東京に世界の注目が注がれる日が来て欲しい。
♪おれたちのー おぉ とうきょー さぁ いこうー せかい めざしー♪ (メリッサ)
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