面白かった 天皇杯千葉vs甲府 11月9日(水)
水曜は午後半休を取り、臨海へ。 千葉の試合を見るのは2週間で3試合目(大分vs千葉、ナビスコ杯決勝)。
終了後、千葉ゴール裏からまずあがったのはヴァンフォーレ・コール。 それ程、甲府の健闘が光った。
甲府
4-3-3の布陣。 しっかり繋ぐサッカーをやっていた。 最終ラインを上げてコンパクトさをキープし、中盤の底の奈須や最終ラインからトップのバロンに当て、バロンが藤田や倉貫に落とし、そこから石原、長谷川の両ウィング、さらにサイドバック(特に右の杉山)に繋いでゴール前に折り返すのが基本スタイル。 ボールを受けられる地点に必ず誰かがいる。
サイドバックも参加する分厚い攻撃を可能とするのが、バロンと藤田の二箇所でタメを作れることと、奈須の位置取りの良さ。 奈須はボールを奪ったり、潰したりはそんなにしないけど、危ないスペースを埋めるのが上手い。 逆に、決勝ゴールを許したシーンでは、水野にほぼフリーでミドルを打たれていた。 しかし、延長後半だから、これは責められないのでは。
現在、J2で3位で、2位の福岡とは勝ち点5差。 福岡が減速気味なのに対し、上昇機運。 しかし、後ろから仙台も迫っている。 果たして自動昇格か入れ替え戦かJ2残留か。。。
千葉
どこかのスポーツ新聞には、ナビスコ杯王者にパスミスが目立ったとの戦評が出てたけど、それは違うと思う。 千葉はそもそも確実に繋ぐだけのチームじゃない。 チャレンジするサッカーをやっている。 相手の裏や逆サイドを狙った難しいパスを多用し、相手のマークが一人くらいなら果敢にドリブル突破も試みる。 リスクを冒す中での確実性を追究しているわけで、安全一辺倒でやっているわけじゃない。 だから、結果的にパスの受け手が追いつけなかったり、果敢さが裏目に出て相手に奪われることも増えちゃう。 無論、それもミスと言えばミスだけど、単なるコントロールミスじゃないことは認識しておくべき。
水曜の千葉はターンオーバー気味のメンバーで、精度は普段より微妙に劣っていたけど、千葉らしいサッカーは貫いていた。
他にも印象的なシーンが。 試合終盤、中盤の底にいたのが普段左サイドの坂本と普段は3バックの斉藤。 どの選手がどのポジションをやってもそれなりに機能するほど、戦術・戦い方が浸透している。 やっぱ凄いや。
会社を休んで行った甲斐があった、と心から言える試合でした。
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