Wish You were Here
喪失感を埋めるには、無理に紛らわすよりも、とことん浸ってしまった方がいいのかもしれない。
と言うことで、昨晩のBGMはピンク・フロイドの♪Wish You were Here。 もう手が届かないところへ行ってしまった友人への思いを切々と歌った美しいバラード。 気持ちをリセットするには大袈裟なくらいが丁度いい。
昨日、博実のお別れ会で涙腺が緩んだ瞬間は3回。
1. 席に着き選手へのメッセージを読み始めたとき
温かくも厳しい言葉。 早くも茂庭で泣きそうになったので、家に帰るまで棚上げ。
2. 文さんが嗚咽を漏らしたとき
頼りになる文さんが俺達を涙に誘ってどうするんだよ(泣笑)!
3. 最後に再登場したとき
あぁ、これが本当にホントの最後なんだなぁ
家で博実のメッセージを読んで、改めて博実が得がたい監督と言うことを思い知る。 選手一人ひとりの課題を、素人が読んでも納得できるくらい分かりやすい文章で伝えられる監督はそうはいないのではないか。 言葉遊びに走ることなく、おべっかを言う訳でもなく、語り口は平静。 いや、むしろ率直で厳しい。 なのに温かみも同居している。
競技経験が無い俺にとっては、規郎や前田に対する体の使い方のアドバイスや、馬場や金沢や加地、中村のところでの怪我の話、タイセーや浅利、宮沢、ユースケに対するメンタルの話は凄く勉強になった。 まぁ、一番面白かったのは茂庭のところだけどね。 契約非更改を告げられてからこれを書くのは博実にとって辛かったのかもしれないけど、俺にとっては間違いなく永久保存版です。 ありがとう。
質問コーナーでは「浦和とFC東京から同時にオファーがどうするか?」なんて際どいものや、「来年の優勝チームは?」なんて適当に答えられる質問があったけど、博実はリップサービスで誤魔化すことは無かった。 今ちゃんも、「選手のせいにしなかった」と言う博実。 最後まで、博実らしさを見せてくれた。
Farewell, 博実. See you sometime in a not so distant future, hopefully, here in Tokyo!
博実にはチャンネルをひねればすぐ会えるだろうけど、「東京の原監督」が帰ってくるかは分からない。 けど、願っていればまた会えると博実が言ってた。 だから、その日が来ることを信じて待っています。
味スタから天文台通りに抜けるいつもの道も、昨日はちょっと違って見えた。
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コメント
卒業式後の最後のホームルームみたいな感じでしたね。良いセレモニーでした。けじめが付けられて良かったと思います。
投稿: しょういち@東京の空の下 | 2005年12月18日 (日) 22:13