全国地域リーグ決勝大会Cグループ(その2) 静岡vs岐阜 11月24日(金)
全国地域リーグ決勝大会Cグループ(春野総合運動公園球技場) その2
11月24日(金) 12:15KO
東海リーグを制した岐阜と、東海リーグでは岐阜に優勝を譲ったものの、全国社会人サッカー選手権大会(こちらとこちらとこちら)でこの大会への出場権を勝ち取ってきた静岡とのライバル対決。
FC岐阜といえば伊藤哲也と小峯がいる。 東京サポなら反応しないわけにはいかない。
伊藤と小峯
ほかのメンバーも凄い。
- 小倉と並び称されたスーパールーキー、後のベンゲル・グランパスのスーパーサブ・ゴリこと森山泰行
- 芝刈り伝説・片桐淳至
- J初期からの超ベテラン・吉田康弘
- 共に札幌を去らなければならなかった鳥栖・新居と同じく、見事に復活した中尾康二
- 黒い左SB、グランパスでは靖成とダブル平岡だった平岡直起
- ガンバで活躍し、アマラオ・ラストゲーム@丸亀での活躍により一度クビになったヴィッセルで翌年もプレーした小島宏美
小峯の背後でコートを着ているのが森山
小島と吉田
見事なメンバーを揃え、さらにこの大会に向けてガンバのGK日野優など、Jリーグ、地域リーグ、はては都リーグからも選手を補強。 Cグループだけでなく、大会全体の本命チーム。
対する静岡FCは総監督が三浦泰年。 監督兼プレーヤーの高田昌明をはじめ元J選手を揃え、ほかにもジェフ・水野晃樹の兄・水野和樹がいる。 さらに清野智秋(秋田商業→磐田→静岡→札幌→静岡)を補強し、悲願のJFL昇格を狙う。
岐阜は小峯と平岡がストッパー、哲さんがスイーパーの3バック。 しかし、左・小島、右・中尾の両サイドはSBのように低い位置でプレーし、実質的に5バックだった。 裏を取らせず、前で確実に潰す懐の深いディフェンスから、カウンターを仕掛ける。
前半、その策が見事にハマり、岐阜がロングボールやカウンターから立て続けに3点を奪う。
まず、高木和正(香川西→広島→山形→岐阜)がGKと交錯しながらシュートを決めて先制。 続いて、大会前の補強でニューウェーブ北九州からやって来た池元友樹(東福岡→リバプレート→北九州→岐阜)が2ゴール。 池元は相手DFと競り合いながらドリブル突破し、そのままの動きからシュートにまで持っていくボディバランスの高さが素晴らしい。 いずれJでも見られるのではないか。
3点ものリードを許した静岡は前半のうちにDF高田に代えて水野和樹を投入。 水野はMF登録だけど、清野、下司(地球環境→鳥栖→静岡)と合わせて実質的に3トップに。 水野は弟とは異なり、横にも縦にも大柄で、突進力が怖かった。
これで静岡が盛り返すが岐阜も堅実な守りで点を許さず、3-0のまま後半も時間が過ぎていく。 ところが、このまま終わるかと思われた後半の半ば過ぎ、哲さんが負傷交代。 すると岐阜ディフェンスが静岡の選手を捕まえきれなくなる。 まず、高い位置でのパス交換から静岡・河村優(藤枝東→札幌→水戸→福岡→札幌→かりゆし→静岡)が1点を返す。 直後にFKからさらに1点返して、あっという間に1点差に。 しかし静岡の反撃もここまで。 岐阜が最後は逃げ切った。
哲さんは相変わらずプレーもブログも無駄な部分がなくカッコいい。 怪我が心配だったけど3日目には先発していて一安心。 まだまだこのチームに必要なはず。
小峯は清野をマンマーク。 裏を取られることも少なく、なかなかの出来だったと思う。 愛らしいしぐさも相変わらず。
静岡は序盤の3失点が誤算。 決して諦めず、厳しいプレーで追いすがったけど、1点差に追いつくのが限界だったか?
こうしてCグループの事実上の決勝戦を岐阜が制した。
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