« 強豪の証明 天皇杯川崎vs鳥栖 11月4日(土) | トップページ | 平成18年11月7日 »

2006年11月 6日 (月)

Jのつく場所へ 天皇杯FC東京vsバンディオンセ神戸 11月5日(日)

サッカーJ+のNo.3でバンディオンセ神戸が取り上げられていた。

"J"のつく場所へ」をスローガンにJFL、そしてJリーグを目指すバンディオンセ。 去年の地域リーグ決勝大会では1次ラウンドを突破するも決勝ラウンドで敗退。 JFL昇格を逃した。

決勝ラウンドに進出した他の3チーム(FC琉球、ジェフアマ(現ジェフ・クラブ)、ロッソ熊本)は今年JFLを戦っているから、現在「"J"のつく場所」にいないチームの中で、バンディオンセは最も「その場所」に近づいたチームと呼んでもいいかもしれない。

J+でバンディオンセの橋本雄二監督は、「相手に合わせて蹴ることはしない。 繋ぐことをしなくなったら、自分たちではない。 それだけは続けようと思った。」と語っていた。 昨日の試合でも、監督の言葉のとおり、バンディオンセは守りに入らず果敢なサッカーを仕掛けてきた。

Banditonce

前置きが長くなったけど試合について。

序盤10分くらいまでの間に、より多くのシュートを放っていたのはバンディオンセの方。 守りに入ったり様子を見たりすることなく、積極的にパスを回して先制点を取ってやろうという意気込みがプンプン感じられた。 3人目の動きで裏に抜けてきて危うくGKと一対一なんてシーンもあり、毎年東京が天皇杯初戦で苦戦する姿を見ているサポとしては「まさか・・・」という思いが脳裏をよぎる。 もっとも今ちゃんは余裕だったみたいだけど

今野の言葉のとおりか、バンディオンセの攻勢は長く続かず、まず憂太のCKにファーサイドで増嶋がヘッドで合わせて、意外とあっさり東京が先制。 天皇杯男は阿部ちゃんだけではない!

その後、あわやPK献上か?なんてシーンはあったものの、時間を追うごとに東京が試合を支配。

  • 今ちゃんの相手パスのインターセプトから阿部→ルーカスと繋いで2-0
  • 今ちゃんのフィードからルーカス→阿部と繋いだこぼれ玉を憂太が押し込んで3-0
  • 梶山からのパスを受けた憂太が正面からミドルを決めて4-0
  • 宮沢の粘りでスローインを獲得。 徳永スローインから阿部→ルーカスとヘッドで繋ぎ規郎が押し込んで5-0
  • 規郎が豪快ミドルを決めて6-0
  • ルーカスが芸術品のピンポイントシュートを枠の右上隅に決めて7-0

前日の浦和vs静岡FC(5-0)を上回る7-0での大勝。 ちなみにショート数(26-8)は両試合とも同じだったらしい。

Emperors_cup

特に今野は凄かった。 高い位置でプレスをかけまくって、ボールを奪いまくって、チャンスを供給。 さらに前線に上がっていて折り返しを貰う。 あとはシュートだよ! 遠慮はいらない。

ルーカスは相変わらずのキープ力で相手2、3人を引き連れてのドリブル。 憂太は視野の広さを生かした気の利いたパスを繰り出し、ディフェンスでも動き回る。

塩田も危なげないゴールキーピング。 立派に試合を任せられる印象。 増嶋と伊野波も完封おめでとう。 池上は公式戦デビューおめでとう。

バイシクルやオーバーヘッドを繰り出し、GK顔面直撃弾まで放ちながら決められなかった阿部ちゃんと、DFをかわしてGKと一対一になりながら決めきれない信男には岡山で爆発してもらいましょう! 旅行ガイド買ってこなくちゃ。

Shiota Ikegami

塩田(左)と池上(右)

まぁ、不調とはいえトップリーグのチームと、上から数えて4番目のリーグに所属するチームとの差は大きい。 スピード、ボール際の強さ、持久力に格段の差があった。 ロングスローだけはバンディオンセの圧勝だったけど。

けど、練習試合では相手が大学生でも普通に苦戦するウチ。 なんで突然の大勝? いい時間帯に点を取って、自信を持って気持ちよく戦えたから、力を存分に発揮できたんじゃないかな。 逆に、先制されたり、なかなか点が取れなかったりすると、途端にミスが増え、チャレンジもしなくなってしまう。 そういう意味で、増嶋の先制ヘッドは意外に大きかったと思う。

ほかの試合では清水vs栃木が6-4(前半0-0)・・・。 その栃木に去年途中までいた若林が大宮vsYKK APで決勝点を決めていた。 もし栃木に若林がいたら、もしかしたら・・・!?

余談

毎度のことながら、JFA?東京都サッカー協会?主催の試合の演出は盛り上がりを欠く。 ホームの演出でやらせてくれればいいのに。 ただ、ハーフタイムになぜかちょっとだけGrover Washington Jr.の♪Just the Two of Usがかかっていたのは嬉しかった。

|

« 強豪の証明 天皇杯川崎vs鳥栖 11月4日(土) | トップページ | 平成18年11月7日 »

JFL・地域リーグ」カテゴリの記事

FC東京2006」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Jのつく場所へ 天皇杯FC東京vsバンディオンセ神戸 11月5日(日):

« 強豪の証明 天皇杯川崎vs鳥栖 11月4日(土) | トップページ | 平成18年11月7日 »