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2007年3月19日 (月)

有り余る戦力をどう勝点に結び付けていくのか FC東京vs磐田 3月18日(日)

序盤、磐田が磐田らしいパス回し(それでも往年に比べれば寂しいが)を見せ、最初は受身に回った東京も、徐々に縦に速い攻撃で勢いを取り戻す。

一進一退の攻防のバランスが崩れたのは36分のファブリシオの退場。 以降、東京が一方的にキープする。 と同時に磐田は守りを固める。

試合中、今野が魅せた宮沢が乗り移ったかのような規郎へのサイドチェンジ×2見ました? こいつは着実に一歩一歩上に進み続けているな。

この時点では東京の先取点は時間の問題だと思った。 実際、惜しいシーンもあったし。 カウンターだけに絞った磐田は、一度あった決定的なチャンスでも太田が打ち切れず、運もこっちにあると思った。

けど、川口をはじめ磐田のディフェンスは集中力を切らさず、粘り強かった。 東京は伊野波や規郎がクロスを入れ続けるが、徐々に東京が攻め疲れをおこしてくる。 途中、福西が持ったのに回りが動かずパスが回らなかったシーンではブーイングがおきる。

すると、原監督は平山を入れ前線を厚くし、パサーのユータも入れた。 そしてワンチョペも・・・。 けど、平山は動きが鈍く、ユータも決定的な仕事は出来ず、放り込みではワンチョペであろうと誰であろうと関係ない状態だった。

結局、退場で一人少なくて劣勢なチームが勝つにはこの方法しかない、という形で点を取られ、終始押し込みながら、勝点3どころか1すら取れなかった東京。

この試合で改めて分かったのは、いまやウチはかつての王者・磐田もが羨む戦力を揃えたチームになったこと(追記: だってW杯2得点男に、U-22日本代表のエース?に10番、そして生え抜きファンタジスタが控えですよ)。 と、同時に、そんな戦力とは似つかわしくない稚拙な試合運びをまだまだやらかしちゃうチームでもあること。

有り余る戦力をどう勝点に結び付けていくのか・・・。 (個人的には、もっと小賢しく点を取る具体的なパターンを練習して欲しいのだけど。) 一朝一夕に答えは出ないだろうけど、原さんには考え抜いていい戦い方を見つけて欲しい。 第一期政権では、前線からのプレスとサイドからの素早い攻撃を開花させ、タイトルを奪取した原さんだから期待します。

こういう負け自体は、ままあることだと思う。 だから、今、重要なのは、選手達が頭に血が登らずに力を発揮すること。 だから、サポのコールも、切羽詰った雰囲気を演出するのは得策じゃないだろう。

と、努めて平静を装いつつ、いつまでもこんな試合を続けてたらダメだよなぁ~、とつくづく思う。

今心配なのは、今野がチームに見切りを付けちゃうことかな。 だから、金曜の日テレの番組で「FCで優勝したい」 と言っていたのは嬉しかった。

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