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2007年6月20日 (水)

東横線ハシゴ 川崎vs柏、横浜FCvs磐田 6月16日(土)

梅雨入りした途端の快晴。 日産スタジアムのホーム側コンコースからは、富士山がうっすら見えた。

川崎vs柏@等々力 (14時キックオフ)

Kawasaki_vs_kashiwa02

ピッチに容赦なく陽が降り注ぐ厳しいコンディションの中、キックオフ。

川崎はいつもどおりの3-5-2。 ジュニーニョが累積、マギヌンが怪我で欠場し、FWは黒津と我那覇、トップ下は大橋、左右は村上と森、憲剛とボランチでコンビを組んだのは谷口では なく元柏の落合。 3バックは左から伊藤、佐原、箕輪。

柏は4-4-2。 ツートップがフランサと忠成、開き気味の2列目左右は菅沼と谷澤、ボランチはアルセウと山根。 4バックは左から大谷、小林祐三、古賀、蔵川。

開始直後は柏が押し込んだ。 フランサがタメを作って、忠成が走り回る。 けど、すぐに失速。 左右の菅沼と谷澤は高い位置を保つのだが、川崎の両サイドにスペースを埋められて自由に動けない。 開幕当初に見られた(東京もやられた)ゴールに向かって切れ込んでいく動きや、裏に飛び出す動きも抑えられ、サイドで孤立。 中盤はアルセウと山根巌の二人だけで劣勢。 フランサが下がってこざるを得なくなる。

対する川崎は柏とは対照的に、両サイドはかなり下がり気味で、ほとんど5バック(もともと右の森はSBのような位置のことが多いけど)。 その代わ り、最終ラインが全体を押し上げて、忠成、フランサに自由を与えない。 中盤のコンパクトさを保って、中盤で数的優位を確保。

Kawasaki_vs_kashiwa01 Kawasaki_vs_kashiwa00

川崎はジュニーニョやマギヌンがいなくてもパス回しは健在。 中でたっぷりタメを作り、サイドがフリーで上がってきてチャンスをたくさん作っていた。 逆に言えば、中でタメができるまでサイドは上がってこないので、守備も安定していた。

柏は川崎の浅いスリーバックの裏を狙いたかったけど、後半も修正できず。 ドゥンビアや由紀彦投入が遅すぎた。

Kawasaki_vs_kashiwa04 Kawasaki_vs_kashiwa03

試合を通じて川崎ペースだったものの、黒津が何度かの決定的なチャンスを外して、結局0-0のドロー。 川崎にとっては、厳しいコンディションの中、主力を欠きながら負けなかったと見るべきか、試合を優位に進めながら勝てなかったと見るべきか。

柏は疲れ気味か? 前節もホームで大宮に勝てなかったけど、開幕当初の勢いが消えていた。 見た目にも小柄な選手が多く、選手層も厚くない中で、順位的にもっと上に行くのは厳しいか。 けど、この日も厳しいコンディションの中、ディフェンスの集中を切らさず、よく粘っていたので、大崩れはしないだろう。

横浜FCvs磐田@日産 (19時キックオフ)

開場直後に日産スタジアムに到着。 キックオフまで2時間近くあるのだが、着替え前の磐田の選手たちがピッチに登場し、アウェイゴール裏に挨拶↓。 事件を受けてのことだろう。 選手、クラブ関係者、サポーターが勝利に向かってひとつになって乗り切らなければならない。

Iwata_1

試合前の出来事をもう二つ。

まず、新入団選手の挨拶。 チョ・ヨンチョルと山田卓也がピッチに登場。 元ヴェルディが多いなぁ(高木、カズ、薮田、平本、玉乃、根占)。 元マリノス(小村、久保、奥)や、元名古屋(山口、ヨンデ、タッキー)や、元湘南(小野智吉、吉野、ナカジ)も多いな。 山田は早速右SBで出場。 チョもベンチ入り。 けど、カズはベンチ外で、カズvsゴンはお預け。

もうひとつ。 横浜FC主催試合では、試合前に選手のリクエスト曲がBGMでかかるのだが、この日は久保と内田という豪華な二人。 内田は湘南之風と、まぁ、いまどきの若者らしい選曲だったけど、久保はなんとアンパンマンのテーマ。 会場大受けだった。

Yokohamafc_sv_iwata00

横浜FCは4-5-1と4-4-2の中間的なフォメ。 平本のワントップに、奥が遊撃的な位置取りで、左右に滝澤と内田、ボランチにヨンデと根占。 4バックは左からナカジ、早川、秋葉、山田卓也。 GKはもちろん菅野。

磐田は4-5-1と4-3-3の中間的なフォメ。 前田のワントップに左右のウィングに船谷と太田、トップ下に成岡、ボランチはファブリシオと上田。 4バックは左から村井、大井、田中、加賀。 GKはもちろん川口。

先制したのは横浜。 磐田DFのクリアが平本の前に転がり、ループシュートがゴールに吸い込まれた。 あれ? なんか見たことあるぞ。 マリノス戦での福西のゴールを思い出した。 この時間帯は横浜FCの出足がよく、内田のミドルを川口が間一髪防ぐなど、若干横浜ペース。

けど、ひとつのプレーで流れがガラっと変わる。 縦一本を右サイドで受けた成岡が一人かわして持ち込み、そのままランニング・シュート! 見事に決まって同点。 ボールを受けてかわしてシュートまで美しい一連のプレーだった。

後半に入っても磐田ペース。 右サイド太田からの低くて鋭いクロスに前田が合わせて逆転。 前田は周りがよく見えているし、使うのも上手いし、ブランクを感じさせない動き。 オシムが早速呼んだのも分かる出来だった。

対する横浜FCは、後半も中盤に差し掛かる頃には完全に壊れていた。 奥は完全に消えて平本が孤立。

Yokohamafc_sv_iwata01_1 Yokohamafc_sv_iwata02_1

結局、2-1で磐田が勝利。 磐田にとって、特にどん底に突き落とされたサポーターにとっては、単なる1勝以上の勝利だろう。 もちろん、受けた傷、失ったものの埋め合わせには到底ならないだろうけど、今後の勇気にはつながった筈だ。

そして横浜FC。 放り込むのか、繋ぐのか、選手間の意識もバラバ ラのように見えた。 はっきり言って、東京より良くない。。。 補強はしているけど、マリノスや東京がプレスに活路を見出したように、横浜FCも何か形を目指していかないと、バラバラの まま試合を重ねることになる。

日産スタジアム横のマリノスショップでは挑発的なメッセージが。

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コメント

fct-fanさんは東横線はしごで、私は2週連続で東海道新幹線はしごでした(汗)

今回は、完全にコストパフォーマンスを度外視してしまいました(爆)
浮氣のアニキも、小峯&哲さんも、佐川急便の様子(特に旧佐川東京のメンバー)&森田耕一郎をどうしても観たかったので(滝汗)

でも、ちょっと反省してます(苦笑)

投稿: LQO | 2007年6月20日 (水) 21:47

LQO様
コメントありがとうございます。
新幹線ハシゴはすごいですね。
JFLもそろそろ折り返しですが、佐川はこのまま突っ走るのでしょうかね。
今週末は印刷ですか?関西リーグですか?

投稿: fct-fan | 2007年6月21日 (木) 22:42

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