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2007年8月17日 (金)

焼け野原に射す一筋の光明 磐田vsFC東京 62回目の終戦の日

無抵抗のまま失点を重ねる様を89分見せつけられるのは、拷問に近いものがあった。

訳あってアウェイ寄りのバックスタンドで観戦したが、近くの常連さんらしき磐田サポの会話が途中から東京に同情的になったり、一見さんらしき集団が嘲笑的に騒ぎ出したり、はるばる遠州までやって来たのに途中で席を立つ東京サポもいたり、なんだか居たたまれない気持ちになってしまった。

けど、若いFWがなんとか1点づつ返したのがせめてもの救い。 これを、明日の柏戦でもっと見たい。

試合

前半の東京に語るほどの内容は無かった。

磐田も西などにパスミスが多く、東京に隙を突くチャンスがあったはずなのだが、フリーランもなければ、ビルドアップも、裏を狙う動きもない。 せいぜい横に順番に渡し、相手にマークされた状態で、無理なセンタリングを上げるだけ。

何の狙いや工夫も見えない。 点差こそ0-1で切り抜けたけど、ほぼ空っぽな前半。

それに対し、磐田の選手のよく動くこと。 前田はよく受けに来て、パス回しに効果的に参加し、太田、成岡、西もキープ力を発揮して起点となり、タイミングよく上田や犬塚が絡んで厚みのある攻めを見せる。

磐田の得点シーンでは、磐田の冷静さが際立った。 セットプレーの混戦の中で鈴木が顔を抑えて倒れこむ。 流れてきたボールを受けた太田は、試合を切ろうかと一瞬逡巡を見せるのだが、意を決してボールを一蹴。 ループ気味のシュートは土肥の頭上を越え、ゴールに収まる。

その冷徹な判断力、狙ったシュートを正確に打てる技術と平常心が羨ましい。 それに対して東京は直後のキックオフで、ルーカスがセンターラインから入るはずもないシュートを放つが、相手は東京の焦りを感じただけだろう。

後半に入ると、東京も梶山、徳永の絡んだパスで右サイドから崩したり、交代で入った憂太がDFライン裏へのパスを繰り出したり、攻撃の意図が少し見え始める。 とは言え、あくまで形が見えたというだけで、それが有効だったという訳ではない。

そして、せっかく流れを掴みかけたところで、憂太が自陣で伊野波(?)に出した緩いパスに対し、相手が猛然とプレスをかけ、ボールを奪われる。 その場は難を逃れたが、再び磐田にペースを譲り渡すプレーだった。

そして、ここから磐田のゴールラッシュ。

サイドに起点を作られ、そのケアのためにガラ空きになったバイタルエリアにマルキーニョス・パラナが侵入し、今野がマークを捨ててチェックにいったものの、見事なシュートを決められる。

3点目はセンタリングがそのままポスト→GKと当たってゴールに入る。 事故と言えば事故だが、あのままボールが流れても、ファーサイドに居た選手に決められていたかもしれない。

崩れだすと止まらない東京。 アウェイ・ガンバ戦やナビスコ・ホーム・マリノス戦と同じパターン。

4点目はこの日一番のゴール。 東京にお手本を見せるかのような綺麗なカウンターで、最後は真ん中にフリーで走りこんだ成岡が決める。

5点目はこの日まだノーゴールだった前田が驚異的な粘りからゴールをこじ開ける。 4-0で勝ってる磐田の選手がこれだけの意地を見せているのに比べて、東京は・・・。

いや、東京も最後に意地を見せた。

終盤、大分戦同様に放り込みだったが、交代で入った赤嶺、平山が体を放り出してボールに飛び込む。 平山の高さは武器だし、赤嶺のキレも良い。

放り込み自体も大分戦よりだいぶマシだった。 大分戦では何をやりたいのか分からなかったルーカスがこの日は右に寄って赤嶺、平山のためにスペースを空け、憂太やこの日悪かった梶山もボールを拾って攻撃継続に寄与。

そして、何よりも今野。 左サイドでボールを奪った今野が猛然とゴールに迫り、角度のないところから鋭いシュート。 一度は弾いた川口だったが、平山がボールに絡んでPKをゲット。

最初、ルーカスが蹴ろうとするが、平山が近づいて何か言う。 そして、実際にPKを蹴ったのが平山。 その意気や良し。

Hirayama_pk

さらに、後方からのロングゴールにポストとなった平山が落とし、赤嶺がボレーでゴールに突き刺す。 グダグダの中で微かに射した光だった。

応援歌

それにしても、最後エンドレスに歌った「攻撃ハラトーキョー」はいったいどういう意図なんだろう?

「大人の事情」に、あまり深く突っ込むつもりはないが、メンツに拘って大局を見失い、すべてを失ってしまったのが先の戦争での一番の反省点だったはず。

不可解なことをし続ければ、支持を失うだけなのだが。。。 といらぬ老婆心。

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