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2007年8月26日 (日)

善戦したくらいで満足してはいけないが 浦和vsFC東京 8月25日(土)

今をときめく平川忠亮にやられたな。 新オシムの恋人。 28才にして遅れてやってきた旬。 ここ数年恒例になった、美園まで歩く間の「おめでとうコール」をしたらレッズサポの友達も平川の活躍を喜んでいた。

1点目は藤山も競ってはいたが、中で合わせた達也の出足がよく、冷静だった。 2点目はDF堀之内かよ! しかも、どっちもファーサイドにDF闘莉王が詰めているし。

平川にクロスを上げさせた徳永を責めたくもなるし、実際、もっと厳しくいけたとは思うが、あの形を作られた時点で東京はチーム全体として後手に回っていた。

東京も、昨日の平川のように、ナオやルーカスや徳永やリチェーリがゴールライン際からクロスを上げるシーンが何度もあるのだが、中は相手がしっかり固めているし、クロスはファーサイドに流れることが多い。

東京はサイド攻撃が売りの割りには、昔からその辺がかなりアバウトだ。 蹴る側はできるだけ味方の位置を確認しなきゃダメだし、受ける側も相手DFにマークされたままゴール前にベタッと張り付くだけじゃなく、下がってみたり、時間差で上がってみたり、工夫が必要。 規郎が時々見せるグラウンダーのマイナスクロスもひとつの方法かな。 けど、そういうバリエーションをアドリブでするだけじゃなく、チーム全体として消化していかないと。

あと、痛烈に感じたのが、攻守の切り替えのスピードの差。 あちらはボール奪ったときには、達也やポンテが裏であれ、ニアであれ、早速動きだしているから、ボールを持った選手も、迷わずボールを出せる。 そして、達也やポンテがボールを持ったら、それまでチンタラしていた永井とか山田とかが突然全速力でゴールに向かう。 その「静」から「動」への切り替えに対応できないと、東京のディフェンスは後手後手を踏む。 そして、ラインが押し下がったところを、長谷部や闘莉王や、時には堀之内や啓太まで突いてきたり。

それに対して東京は、梶山がボールを奪っても、次にどこに出すのか、いつも迷っている。 サイドの選手は最初から開いた状態で止まっているから、裏のスペースが狭く、高精度のパスじゃないと、だいたい大きすぎてラインを割る。 仕方ないから足元にパスを出すと、受け手が相手DFに詰められて、次の展開が難しくなる。

もっと、サイドにしても、トップにしても、開いたり締めたり、動きながらスペースを生んで、そのスペースを活かしていかないといけないのだが、工夫が足りないんだよなぁ。

強いレッズがやるべきことを愚直にやり、弱い東京がその場任せのサッカーをやれば、結果は見えているのだが、それでも2-3と僅差で終わるのだから、サッカーは面白い? いや、やはり勝つべきチームが勝ったということだろう。

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赤嶺は普通にJレベルでやれるFWであることを証明しつつあるな。 得点シーンも確実に詰めていたし。 今後、他の大卒FWと同じくらいか、それ以上の活躍を期待している。

リチェーリも普通に使える武器になっている。 裏を取る意識があって、相手に嫌がられていたし、先制点を生んだ。 平山と交代するとき、平山コールの前にリチェーリコールをしてあげたかった。

髪の毛を剃ったルーカスもここ3試合よりはマシで、先制点のきっかけになったリチェーリへのパスは上手かった。 けど、シュートの精度はやはり欠いていた。

平山はやっぱり高い。 とりあえずボールを上げればだいたい競り負けないんだから、とろくても、キレてなくても、それだけで武器。 あとは武器をどう活かすかなのだが、例えば、ゴールライン際からのクロスならニアに飛び込ませるとか(昨日も一度あった)、フィードならファーで落とさせて、誰かが拾うとか、意思統一すれば、攻撃の確実度はかなり上がると思うのだが。

梶山はなかなか良かったと思う。 ポンテからボールを掠め取ったり、逆に奪われたり。 大きく、小さくパスを散らして、堂々と存在感を示していた。 レッズサポの友達も、よく動いていると褒めていた。 あのミドルが決まっていればなぁ。

福西もまずまず。 レッズは先週の柏のように闇雲にプレスをかけるのではなく、じっくり真綿を締めるようなプレスというか、一息つく時間をくれるから、福西の視野の広さが活きて、相手をいなしながらうまくボールを繋げたと思う。 2点目のFKを生んだファウルを貰う場面も巧みの動きだった。 ただ、その後がね。。。

久々の栗澤もボールをよく拾って、ミスなく繋いでいた。 けど、攻勢をかけていたあの時間帯に、あのポジションで投入されたからには、ミドルシュートでも、スルーパスでも、クロスでもいいから、何かを生むプレーがみたかった。 確かに継続は栗澤の良さだけど、負けている時間帯に投入されて、横にボールをずらすだけなら、もったいないし、もっと出来るはず。

最後に、やはり今野は中盤で見たい。

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下手したらコテンパンにやられるかもしれないと恐れていたのだが、意外と面白い試合になった。 同点にできる可能性が皆無ではなかっただけに、余計悔しさが募る。

この戦いを続けられれば、降格は免れられるんじゃないか、と思えるのだが、何の保証もないし、取り損ねた勝ち点が返ってくるわけでもない。 正直、まだまだ厳しい。 レッズに善戦したくらいで満足していたら、やはりダメなのだろう。

相手がどこであろうと、善戦しようがしまいが、負けは負け。 選手達は悔しいに違いない。 今大切なのは、ここで焦って再びペースを乱すのではなく、冷静かつ真剣に出来ることをやることだろう。

いきなり難しいことをやれと言っても、余程天才的でカリスマ性のある監督でも連れてこない限り、出来るわけがない。 今でも出来ることは、

  • 前線からのプレス
  • 裏を狙う動き
  • 中盤で無理してカウンターを食らうくらいならバックパス
  • 最終ラインも危ない場面ではセーフティーファースト
  • とは言え、継続できる場合は出来るだけ継続
  • 危ない場面、継続できる場面を見極めるために、選手どうしで声をかけ合う
  • セルフジャッジしない

くらいか?

レッズは昨日の試合を見ただけなら、すごく強いとは感じないけど、そういう試合を続けながら、シーズン1敗しかしていないというのは、やはり、とてつもなく強いということだろう。 今の形を5年くらい続けてきて、安定したベースのうえに、いい選手を加えていって、確実に強化されている。

それに対して、東京は2年前まではチームとしての一貫した戦い方はあったのだが、細部を欠いていた。

去年、その細部を埋めるために新しい監督が来たと思ったのだが、監督もチームも、お互いがお互いに上手く適応できなかった。

今年、再び昔の戦い方を取り戻そうとしたものの、フロント、監督、選手達の間に微妙な意識・狙いズレがあって、力を発揮できずにここまで来た。

さぁ、ここから集中して、意識を統一して戦うことができるか。 まずは残留を。

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