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2007年10月25日 (木)

高い壁を越えた試合 ACL 浦和vs城南一和 10月24日(水)

土曜に千葉と派手な試合を繰り広げた浦和。 対する城南一和は2週間近く、きっちり調整できたらしい。

その差は明々白々で、前半途中から身体が重そうな浦和の選手達に対して相手は動きが俊敏でキレがあった。 チェックは早いし、寄せは厳しいし、スペースもすぐ埋めるし、攻めれば2~3人のブロックでボールを繋いで確実に前に運んでくる。 そして、終盤までペースがほとんど衰えない。 Kリーグならでは?のファウル承知のプレーも怖かったし。 (ただし、ラストパスやシュートは荒かった。) 同じKリーグの全北よりも明らかに強くて、疲れきった浦和はまともにしたいサッカーをさせてもらえていなかった。

PKにもつれ込んで痛かったのは、ホームなのに勝ちきれなかった浦和よりも、試合のペースを握っていたのに勝ちきれなかった城南のほうだったかも。 それに、PK戦でこそサポの支援が活きるし。

アウェイーの城南戦のあと、サポーターを含むリーグどうしの戦いでJがKを上回り始めているかもしれないという趣旨のことを書いたけど、思いのほか、相手の抵抗は強く、まだまだいつ反撃してくるか分からない。 そうやって切磋琢磨して、お互いレベルアップしてくなら良いことだろう。

城南は今年もKリーグを制したらしいので、来年のACLにも出てくるようだが、正直うんざりだけど、だからこそなおさら勝てて良かった。 来年、Jリー グのクラブが城南と対戦するときの意識に差が出てくるだろう。 昨日はようやくKリーグ・クラブのJリーグ・クラブに対する圧倒的な優位が崩れた試合だったと思う。

それにしても、浦和はターンオーバーなしで勝てたのは凄いが、正直、紙一重だった。 コンディションが整った選手で戦えていれば、もっといい試合ができただろうし、より確実に勝てたのでは? 細貝なんて、前の試合で反町にマンマークさせられて気の毒だったけど、試合勘のなさがモロに現れていた。

川崎はベストメンバー規定を満たしていてもリーグから怒られたわけだけど、Jリーグ専務理事の出身クラブは来年どうするんだろう? とりあえずターンオーバーなしでここまで勝てている以上、行けるところまで行くのだろうか? けど、目先のリーグ戦を落とさない代償として、獲れる国際タイトルを逃したとしたら、そちらの方が遥かに大きい獲物を逃すことだと思うのだが。

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