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2007年10月27日 (土)

思い出の地、丸亀

今年の天皇杯5回戦の会場は丸亀に決まったが、丸亀は自分が初めて行った遠方アウェイの地で、初めて行った大阪よりも西の日本、そして、初めてゴール裏で応援した場所。

当時、サッカーを観る様になって4年。 東スタ/味スタに通うようになって3年。 東京を応援するようになって1年。 けど、アウェイの試合を観に行ったことはなかった。 というか、「遠征」という発想がなかった。 当時は東京サポの知り合いも居なかったし、ネットで東京の情報を調べることも無かったし、みんなが遠方アウェーまで試合を観にいっている、ということを知らなかった。

ところが、2003年末のあるとき、出張で貯まったマイルの期限が迫っていることに気付く。 ふと思い立って高松往復の特典航空券を予約した。 理由は分からない。 東京の試合をもう一試合観たかった、それだけだったかもしれない。

10年ぶりに羽田に行く。 国内線の搭乗手続きのあまりの簡単さに面食らった。 電車に乗るのと大差ない。 出発ロビーには青赤マフラーを持った人たちがいる。 そのときも 「へー、みんな行くんだ」 としか思わなかった。

その日は寒波が日本を襲っていた。 中部地方も荒天。 雲の切れ目から覗いた名古屋の街は真っ白だった。 同じ頃、下界で、オフィシャル・ツアーで凄いことが起きていたことは後から知ることになる。

高松空港に降り立つ。 初めて見る四国の景色にびっくり。 山が多い・・・。 しかも、平地の真ん中になんの脈略もなく山が立っている。 関東平野を見慣れた自分にとって、衝撃的な風景だった。 中国の桂林みたいだと思った(行ったことないけど)。

空港からシャトルバスで高松市内へ。 JRに乗り継いで丸亀へ。 たぶん、人生で初めて乗ったディーゼルカー。 事前に観光情報など何も調べていなかったので、まっすぐスタジアムに向かう。 かなり早めにスタジアムに到着。 腹が減る。 旅慣れていなかったので、途中で駅弁や食料を調達することに気がつかなかった。

地元のボランティアの方に教えていただいた近くの讃岐うどん屋に行く。 東京サポで行列ができていた。 たまたまやってきた地元の人が、何ごとが起きたのか、と驚く様子が愉快だった。 アウェイ遠征での試合以外の楽しみを覚える。

試合開始。 極寒のスタジアム。 背後の山が霞んで見える。 (たぶん雪が降っていた。) けど、ピッチとスタンドは熱かった。

カウンターからカンジョ、小島にやられ、2-0で試合終盤へ。 けど、リーグ戦・最終節のあまりにも劇的な展開を目の当たりにしていた東京ゴール裏は逆転を信じ、応援がエンドレスに続く。 しかも、ほとんどダレない。 普段はバックスタンドにいる自分もこの日はゴール裏で飛び跳ね、声を枯らす。 (飛び跳ね続けないと寒くて仕方ない、という面もあったかもしれないが。)

サポはみんなトランス状態で、異様な盛り上がりを見せる。 それは最初傍観していた地元の高校生達を巻き込むほどだった。 地元の高校生が ♪田舎でも~♪ と歌おうが、気にしない。

阿部が1点返す。 そして試合終了間際、再び阿部が・・・。 形なんか関係ない。 気持ちで決めた、と思った。 勘違いだとしても、ゴール裏の応援が決めさせた、と信じられるゴールだった。

延長を戦い、PK戦へ。 2点を決めた阿部のPKが止められ、負けるドラマ・・・。 名実ともに、アマラオの東京でのラストゲームになった。

試合後、オフィシャル・ツアーバスがまだ到着していないことを知らせる場内アナウンスが流れる。 当時の自分には、それが何を意味するのか分からなかったのだが。

延長、PK戦を戦ったことで、急いで空港に向かわないと帰りの飛行機に間に合わない。 けど、駅に向かう客の数に対して、シャトルバスの収容力は圧倒的に小さく、いったん駅に行ったバスが再び帰ってくるのを待つしかない。

やっとの思いで丸亀に着くが、間一髪、乗りたかった列車が行ってしまった。 高松に着くが、シャトルバスは既に行ってしまっていた・・・。 けど、そこに救いの手が。 見知らぬ東京サポの方にタクシーに同乗させてもらい、なんとか飛行機に間に合う。 しかし、現金が足りず、ほとんど負担していただいたのだが・・・。 まったく旅慣れていなかった。

お土産を買う時間も無いまま出発ロビーに向かうと、なにやら大柄な男の集団が。 なんと東京の選手達と同じ便だったのだ! 記憶が定かではないのだが、今と違って、選手が来ている服は完全には統一されていなかったように思う。 アマラオはベージュのジャガード織風のスーツを着ていたような気がする。 そんなアマラオが、機内を奥に向かっていった。

初めての遠征は、負けたし、日帰りで観光もしなかったけど、印象的な出来事の連続で、凄く楽しかった。 以後、自分の中で一気に、アウェイ遠征の重要性が高まり、はまり込んで行く・・・。 今日も、もっと短いエントリを書こうと思っていたのに、あれこれ思い出して、長くなってしまった。

そんな思い出の地、丸亀なのだが、今年はたぶん行けない。 悔しいなぁ。 なんとかTDK、新潟(たぶん)を撃破して、次に進んで欲しい。 出来れば、元日まで行きたいね。

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コメント

いい話ですね……。

私はこの時はネットで情報を追ってやきもきしていただけなんですが……。こういう体験をすると、その後の応援人生が変わってしまうような気がします。

四国はつい先日初めて行って、丸亀は通過しましたが、あと2ヶ月もするとあそこに雪が降っちゃうかもしれないのですね。うーむ、すごい(と、わけわからない感想ですみません)。

投稿: つぴぃ | 2007年10月27日 (土) 12:46

あの時の丸亀、寒かったなぁ…

私にとって一番の思い出は、初AWAYのアルウィンですね。(市原vs東京戦)
これ又、9月とは思えない寒さで震え上がって観てました。
松本も丸亀も強烈に寒かった思い出のある試合です。

投稿: LQO | 2007年10月30日 (火) 01:37

>つぴぃ様
コメントありがとうございます。
印象的な試合+旅でした。まったく免疫がない無防備状態だったせいもあるかもしれません。
その後のハマりぶりを考えるに、果たして良かったのか、分かりませんが、本人が楽しんでいるので良いと考えます(笑)。
しまなみ海道旅行お疲れ様でした。列車+自転車の旅も楽しそうですね。トレンクルかトランジット買おうかな・・・。

>LQO様
本当に寒かったですねぇ。鳥取や長良川は吹雪の中だったらしいですね。
あと寒かったのは、2005年の広島(ガウボンが頭を打って、ロスタイムなしで終わった試合)、あと最初のA3@国立ですね。
A3のときは再入場可能だったので、一旦出て、暖を取りました。
http://www.fctokyo.co.jp/home/index.phtml?cont=result/result&game=5157579&year=2005

投稿: fct-fan | 2007年10月30日 (火) 22:19

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