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2007年10月23日 (火)

多摩川クラシコに水を差す次期監督報道

博実は今年限りという報道。 ことの是非自体は、私はどっちもアリかな、と思う。 交代、続投、どちらも説得力のある理由付けはあると思う。

個人的好みを言えば、今のサッカーで一年間やってみて、果たしてどこまで行けるのか、観てみたい気もする。 けど、もしかしたら、一年安定して戦うことと博実サッカー(というか、大熊以来の東京サッカー)とは、根本的に相容れないというか、両立し得ないものなのかなぁ、と思ったりもする。

本件に関して3つ言いたいことがある。 2つはフロントへの苦言。 1つはフロント擁護。

まずは擁護から。

  • フロントの責任

名指しで専務や強化部長がまず責任を取れ、という文をよく読むのだが。。。

フロントと監督じゃ、評価の基準も違えば、期間も違う。 監督が1年~3年くらいの勝負なのに対し、フロントはもっと長いだろう。 身分が安定している分、フロントの給料はおそらく監督の3~4分の一だろう。

チームの経営、強化は、ある程度の期間に渡ってチームを俯瞰して観ることができる人間が必要だ。 そういう立場の人間のことは5年くらいのスパンで評価するのが妥当ではないか? 東京の場合、専務と強化部長はゼロから立ち上げた創業メンバーみたいなものだし、 初期の助走期間も含めると、もっと長い目で、10年くらいの期間でもいいのではないか?

フロントの進退を議論するのは、降格とか、経営不安とか、チームの土台を揺るがすようなことがあった時だと思う。 しょっちゅうフロントを交代してたら人材はすぐ干上がって、こんな赤ん坊みたいな組織はすぐに瓦解しちゃう。 

それに、試行錯誤や失敗の経験を蓄積することもフロントの仕事のうちだと思う。 同時に、後継の育成も重要な仕事であって、それが進んでいないようであれば、重大な職務怠慢だが。

誤解してほしくないのは、フロントの仕事ぶりに満足しているか? と言われれば、全然していない、ということ。 外国人選手の獲得、メッセージ・ボード、試合の運営、等々、不満はいっぱいある。 けど、彼らの責任と報酬と結果とを比較して、職を解かれるほどの失敗はしていないと思う。 外国人選手の獲得に失敗したとしても、良い日本人選手は増えたし、選手層も昔と比べると信じられないくらい厚くなった。

次いで、苦言です。

  • このタイミングでの発表?

3紙そろい踏みしたということは、しかるべき筋からそういう示唆があったのだろう。 (完全に断定は出来ないが。)

恒例のこととは言え、ようやくチームの調子が上向いてきて、多摩川クラシコに向けて、春の大敗の借りを返すぞ! と盛り上がってきたこの時期に、サポーターの集中力を削ぎ、足並みを乱しかねないリークをしたのだとすれば、興行主として失格だろう。

  • 今シーズンの目標が3位以上?

このブログでは、いつも「東京には上位争いできる戦力が揃っている。」と書いていて、その考えは今も変わっていない。 単純に戦力を足し算して、その力を8割以上の試合で発揮できれば、おそらく3位にも滑り込めるかもしれない。

けど、本当に年間を通じて安定して戦うのには、単純な戦力以外の別の要素も必要だろう。 強いメンタル、柔軟な戦術、そして何より勝つ雰囲気のようなもの。 そういうものは、例外はあるけど、一朝一夕に身に付くものじゃない。 むしろ、土台を整えて、惜しい戦いを繰り返すうちに、徐々に浸透していくものだと思う。

そういうことを無視して、いきなり目標3位だなんて、現状認識が甘すぎる。 戦力整備以外の環境・条件整備もフロントの重要な仕事であって、その辺ではまだまだ全然足りない部分があることをフロントが把握できていないのだとすれば、非常に不安を覚える。

まだまだ書きたいことはあるけど、とりあえずアップします。

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コメント

コメントありがとうございます。
書き込んでいただいたこともとってもよく分かります。
ただ他でもそうした発言してたっていう話も聞いていたので、やっぱり!とカッとしてしまいました。それももしかしたら受け取り方かも知れず、違うって言われればそれまでなんですが。
何があっても次のホームは爽快な試合であってほしいです~。

投稿: inadafctokyo | 2007年10月23日 (火) 20:37

少しだけ…

強化部やフロントの責任問題に対するは人それぞれ。だから私も即座にフロント解任解体とは思っていない。

だけど

>フロントの給料はおそらく監督の3~4分の一だろう。

とか

>専務と強化部長はゼロから立ち上げた創業メンバーみたいなものだし、 初期の助走期間も含めると、もっと長い目で、10年くらいの期間でもいいのではないか?

というのには賛成は出来ないかな

東京の人件費は先週のサッカーマガジンによればガンバや川崎とほぼ同等の約16億円(中の上くらいの予算)

そのお金を使う中心の人物なんだからご本人の給与が安くても、そんな大金を使って監督の招聘や選手の補強をしているという自覚はもう少し持ってほしいな

ガーロを招聘した霜田さんはガーロ解任時に責任を取って(もしかしたらそれが原因ではないのかもしれないのだが)一緒に解任された。

原監督を招聘した方に同じ事をしろとは言わない、だけど原監督の退任だけして、ご本人は待遇も代わらずのほほんとだけはすごして欲しくはない。変わらなければいけないところは確実にあるとは思う。

後者にしても、ゼロから立ち上げた創業メンバーだからと言って目標を達成するための最適の人材だとは思わない。

確かにそれは理想かもしれないけど…初期の時代に比べれば周りの環境も資金もかわっているのだから、昔出来たからと言って、今の規模が出来るとは思えないですね

かなり厳しい乱文失礼。

それ以外の文章に関してはなるほどと思ったからこそ…

投稿: よっし~ | 2007年10月24日 (水) 00:04

>inadafctokyo様
コメントありがとうございます。
どうにも不可解さが拭いきれませんね。今頃報道させても、何もいいこと無いのに。。。
そんなこんなを忘れさせてくれる爽快な試合を期待です。
もしかしたら、サポやマスコミの意識をチームに向けるための、壮大な釣りだった、なんてことはないだろうか・・・!?

>よっし~様
忌憚ないコメントありがとうございます。
私も不問に付すべきとは思っていません。何らかの責任は当然取るべきだと思いますし、可能な限り説明責任も果たして欲しいです。反対なのは、一足飛びに交代だ、解任だ、ということだけです。

(気のせいかもしれませんが、なんか、身内と外様の区分けがあって、後者には厳しいなぁ、という気がしないでもないです。)

投稿: fct-fan | 2007年10月24日 (水) 00:13

03年は年間4位。報道内容が事実ならば、それ以上の成績を求めたまででしょう。03年よりも戦力が劣っていたというのであれば、フロントが原さんに無理難題を突きつけられたのでしょうが、原さんも、03年よりも戦力が整っているとの判断で監督を受けたのではないかと推測されますがいかがでしょうか?

投稿: しょういち@東京の空の下 | 2007年10月24日 (水) 01:07

まぁ…そうだとは思っていたから、軽めだったんですけど(本当かという突っ込みは不問で(^^ゞ)

>気のせいかもしれませんが、なんか、身内と外様の区分けがあって、後者には厳しいなぁ、という気がしないでもないです。

それは、どの世界でもしょうがないとは思います。ユース上がりのせんしゅにはやはり愛着があるし、元々東京のファンでしたなんて選手に言われたら涙も出てくるわけで

とはいえ私は後者に厳しいというよりは前者に甘いという感じはあるかなぁとは思います。

あくまで個人的な意見ですが

投稿: よっし~ | 2007年10月24日 (水) 22:41

>しょういち様
なるほど・・・。 3位の根拠って、意外にそんな理由かもしれませんね。

順位は相対的なものなので、他チームも強化を進めている中、こちらの戦力が上がったからと言って、上に行けるとは限りませんよね。フロントにも、監督にも、もっと他チームの状況にも目を配って欲しいです。
ところで、こちら↓のエントリが興味深かったです。
http://www.doblog.com/weblog/myblog/55756/2623083#2623083

マラソンのボランティア、お疲れ様です。飯田橋ですか。東京ユニを着る予定ですので、もしかしたら初めてお目にかかれるかもしれませんね!

>よっし~様
身内と外様の件ですが、選手のことではなく、FC東京の会社組織のことを言ったつもりでした。
とは言え、あまり根拠のない印象です。倉又さんはNKK、城福さんは富士通、長澤さんはヤマハ、本田で、身内と外様の区分も微妙ですし。
ただ、ガーロ、霜田には厳しく、博実には逆にチームが甘えている印象はあります?

選手に関しては、ユータ、梶山、森村、椋原などは思いっきり大事にして欲しいと思います(笑)。

投稿: fct-fan | 2007年10月25日 (木) 00:01

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