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2007年11月21日 (水)

昨日は野党、今日は与党

追記: 途中、「大熊、原だけでなく、ガーロを呼んだときでさえ変えなかった長澤さん」という箇所がありましたが、長澤さんは2006年はU-15深川の監督になって、倉又監督就任とともにトップのコーチに復帰でした。 誤りをはてブで指摘いただいたcalyx様、ogan様、ありがとうございました。)

前のエントリが、もしかしたら誤解を招いたかもしれないので、もう少し書いてみた。

決して、「土肥ちゃん戦力外なんてあり得ない」とか、「福ちゃんを何がなんでも残せー」と言いたかったのではない。 「フロント○ね」なんて言ったつもりもない。

言いたかったことは二つ。

  • より愛されるクラブにあるために、「選手(人)を大切にするクラブ」というイメージをもっと重視した方がいいんじゃないの? (選手を抱え込んで手放すな、という意味じゃないよ!)
  • そのためには、報道のされ方、サポーターへの情報の伝わり方に、もっと配慮した方がいいんじゃないの?

2番目の点だが、個々の移籍情報は毎年繰り返す季節行事だし、自分自身 「なるようにしかならない」 との考え。 むしろ、ここで言いたいのは、個々の移籍情報の真偽ではなく、クラブの全般的な情報管理やメッセージの伝え方のこと。 例えば、多摩川クラシコ前に出た博実非継続情報は、あれは結局なんだったんだ? そして、長期的に見た場合、このクラブはどっちの方向に行きたいのか? 変えたいのか、変えたくないのか? それとも監督任せなのか? そのメッセージをどうやって発していくのか?

トーチュウという「誤報を流せない媒体」の存在が、モノゴトをややこしくしていると思う。 トーチュウ自体はとても有難いけど、トーチュウにフロントの公式見解が載ることで、サポにフロントの裏を読む癖ができちゃっている。 例えば、ルーカスが来年も残るという記事があると、「じゃ、リチェとエバウドは放出なのか」 と考える。 逆に、トーチュウがあるにも関わらず、去年の総括のように知りたい情報がいつまでも出てこないと、「フロントは秘密主義」という印象が強まってしまう。 正しい情報しか載せない媒体の存在が、逆に憶測やフロントへの疑心暗鬼を生んでる。 そして、疑心暗鬼が不審に繋がるのは世の常。 これが他社だったら、「まぁ、誤報かもな」 で済んだはずなのだが。

もうひとつ。 トーチュウに公式見解が乗る時、他社は「特オチ」状態。 記者クラブ体質のメディアがとてつもなく嫌がる状況。 すると、無理に出し抜こうとしたり、相当曖昧なネタでも記事を書いたり、マイナスのバイアスのかかった記事を書いたり・・・、なんてことに拍車がかかるのでは? 今までの報道にも、相当いい加減なものがあったのでは? まぁ、これ自体が僕の憶測なのだが。

話を戻そう。 昨日のエントリは、決して、「土肥ちゃん戦力外なんてあり得ない」とか、「福ちゃんを何がなんでも残せー」と言いたかったのではない。

そもそも、一般論として、どのチームでも、チームを編成する責任と権利はフロントにあって、サポとしてはそれに納得がいこうがいくまいが、どうしようも ないことだと思う。 (まぁ、変なことが積もり積もって、爆発することもあるだろうし、FC東京も割とそれに近いところにあるのかもしれないが・・・。)

今回の判断にしても、気持ちの部分は別として、割と理解できる。 だいたい、こちらと同じ考え。

まず、土肥。 土肥の残り少ないキャリアを考えるのなら、リリースしてあげる方が土肥ちゃんのためだと思う。 能力的にベンチを暖めるのはもったいない。 塩田と土肥を横一線で競わせるという考えも分からないではないが、それだと土肥は結局ベンチだ。 来年35才の土肥が「土肥」を越えるのは 難しいけど、まだ若い塩田には「土肥」越えの期待をかられるから。 土肥がいないと塩田がモチベーションを下げると言うのも、土肥にも塩田にも失礼な話。 塩田が急に調子を崩した場合の保険に土 肥を、などというのもナンセンス。 そんな後ろ向きな心配をしだしたらきりがない。

福西については、やはり分からない。 経験、高い位置での落ち着きぶり、試合の流れを読む能力など、東京が一番欠く要素を持っている選手。 それに、昨日も書いたけ ど、それなりのビッグネームをたった1年で切れば、今後のベテラン獲得にも悪影響があるだろう。 日曜のMDPにも福西ファンがいっぱい載っていた。 特に新しく来た人を含め、あまりにも多くの人をガッカリさせるのは忍びない気がするのだが。 そんなに金がないのか? 他に何か理由があるのか?

両コーチについては、残念だけど、指揮官が変わればコーチが変わるのはある意味当然かも。 ただ、これまで継続という建前でやってきて、大熊、原だけでなく、ガーロを呼んだときでさえ変えなかった長澤さんを変えるのはかなりの路線変更で、それ相応の説明があるべき、とは思う。 (フロントに説明する義務などはないかもしれないが、サポーターに理解して欲しいのであれば、当然払うべき配慮。 上の2番目の「・」に繋がるけど。) 文丈に関しても、引退後、一旦、囲い込んでおきながら、いきなりポイじゃねぇ。 プロの世界は厳しいとは言え、印象はよくない。 (上の1番目の「・」に繋がる。)

ただし、FC東京お得意の役所的ローテーション人事(というか、これまで人材・人脈的にそれしか出来なかった)からの脱却の一歩目、将来、外部からのGMや強化部長の招聘を見据えた、脱中央大、東京ガス戦略の一歩目だとすれば、今後に期待を持てるかもしれないが。

博実に関しては仕方ないというか、開幕後と中断後の大分戦のガッカリ感、博実流プレス→ショートカウンターのシンプル・サッカーが相手に研究しつくされてもなお、組織的な動きを作り出せないことなどを考えると、当然かなぁ、と。 けど、その博実流シンプル・サッカーが仮に全試合機能すれば、優勝だってしちゃうかもなぁ、なんて妄想もしたり。 けど、そんなことは無理な訳で、それを分かってて、博実を呼んできたフロントの責任も大きいのだが。

そして、そのフロントだが、現場にばかり血が流れてフロントは無傷、という指摘だが、概ね、こちらと同じ考え。 彼が極右だとすれば、私は与党くらいか。 前にも書いたけど、そもそもフロントと現場じゃ両者は役割が違うのだから、流血のタイミングや成果を計る尺度に差がある方がむしろ当然。 失敗を繰り返したり、嫌われ役を引き受けつつ、監督には出来ない長期の仕事をするのがフロントの一番大事な仕事。 もちろん、いつかは総決算をしなければならないし、物事には限度があって、外国人獲得などの失敗がこうも続くと、そろそろ不適格の烙印を押されて、お尻に火が付いてくる頃とは思うけれども。

然るべきときにフロントの自浄作用が働くのか、後任は育っているのか、上手く外から見つけて来られるのかなど、ここから先はFC東京にとって未知のゾーンなので、不安は大きいけれど、そこは希望を持ち続けたい。 どんなにボロボロでも、クラブとの関係は続くのだから。 死ぬか飽きるまで。

追記:

TBいただいたうまねん様。 ご心配をおかけし、申し訳ありません。 要は、情報管理はもっと戦略的にやって、サポが右往左往して、ネットにいっぱい毒が撒き散らされるような状況はできるだけ避けろ、とフロントに言いたかったんで、「サポをもてあそぶな」 というタイトルだったんですが、いかがでしょうか?

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コメント

簡単に言えば「サポってこう考えるものなのよ、フロントさん」っていうエントリが「fctfanさんまでこう考えてる!」って取られてしまった、って感じっすか?
今回は正確にはムラタさんの誤解ではないと思いますけど、ネットのスピード感だと一方的な意見を言わないようにすればするほど誤解も増えるので、ある程度仕方ないですよ。

俺なんか文章の意図と180度違うコメント投下されるのしょっちゅうですよ。かと言って説明不足のないように長文書けば読まねえだろお前ら、みたいな(笑)。

投稿: メトカラ | 2007年11月21日 (水) 19:29

メトカラ様
コメントありがとうございます。返事が遅れゴメンなさい。(飲み会続きでした。)

おっしゃるとおり、文章をそのまま読めば、murataさんのように理解されるのは当然なので、「誤解」ではないですね。

今週は"fearless and cool"ではなく、"fearless and wild"になっていました。反省!

投稿: fct fan | 2007年11月23日 (金) 01:25

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