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2008年6月18日 (水)

ミスタートーキョーは我らが誇り (FCソウル戦・後編) 

前回の地元サポとの交流の話に次に試合について。

2年前同様、キックオフ前にスタンドの最上段を一周してみた。

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巨大フラッグ

Seoul_vs_tokyo01

お金かかってるはず。

Seoul_vs_tokyo02

東京エリア

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選手登場は上空から見ていた

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社長コール、村林コールが起きた(笑)

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ノーネクタイ改めクールビズ改めちょい悪(死語か)な城福

皆さんも書かれているとおり、試合として、とても楽しめた。 カボレも羽生もエメルソンも平山も調子よさげで、ソウルを押し込んだ。 カボレはやっぱりスケールの大きいFWだな。

Fc_seoul00_2

Fc_seoul02 Fc_seoul01

ソウルもなかなかの好チーム。 3人目が絡んだパス回しでしっかり押し込んだうえ、最後はサイドが上がってきてボールを上げる。 理詰めの ボール回しが出来る。 生半可なチームではない。 自分はピンと来なかったのだが、ソウルのギュネス監督は2002年W杯でトルコを3位に導いた名 将らしい。

Seoul_vs_tokyo70

そんな中、嬉しかったのは藤山の活躍。 いつもどおり、鋭い出足からボール奪取をビシバシ決める。

フジヤマ、ゲイシャというとおり、またはミスタートーキョーというあだ名のとおり、上背がないのにチームの事情でCBをやるようになった藤山は、東京の固有種。 だから、日本規格の選手だと思い込んでいたのだが、なんのことはない、ソウルでも躍動していた。 嬉しい誤算。

いや、考えを改める。 むしろ藤山こそ、ウォークマン、自動車から携帯電話まで、何でも小型・軽量・精密化するのが得意な日本を象徴するようなCBではないか。 胸を張って誇るべきジャパン・オリジナル。 藤山をCBに使った博実に感謝したい。 本音です。

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二つ目に嬉しかったのは、偶然の出来事。 平山のシュートがゴール裏の東京サポのところに飛び込んで来たのだが、へっぴり腰だけどキャッチしました(笑)。 チームガイスト(なのか?)はとっても軽かった。 良い思い出。

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発炎筒が炊かれるソウルゴール裏

三つ目に嬉しかったことは、試合終盤。 同点に追いつかれて、ソウル・サポは当然だけど、サポじゃない観客までワーッと盛り上がって、うちらは完全にヒール状態。 焦って、攻め急いで、ますますカウンターを食らう悪循環になりそう。 しかも、カボレ、羽生、ブルーノなど、試合を落ち着かせる選手はもういない。

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試合を眺める塩田やカボレや羽生

けど、ここから東京はきちんとボールを継続して、不用意なボール・ロストを防ぎ、怪我に繋がるようなプレーも避け、その上でチャンスを作っていた。 この辺は大人になったというか、落ち着いて見てられましたね。

大竹は調子を落とし気味かな。 初めてのことの連続で疲れているのではないかと思うけど、キャンプで再びイメージを蓄えてくれ。

結局、そのまま1-1で終了。

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ソウルは結構本気だったように見えた。 けど、去年のACLでのKリーグ(特に全南)のように、汚いプレーはなかったと思う。

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佐原は傷んで交代したけど、最後の挨拶には普通に歩いてきていたので、大丈夫だと思う。 (あぁ、長友・・・。)

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練習試合ではあっても、こうして海外での試合を観ると、必然的に、ACLに出たらどんな感じなんだろう?と考えてしまう。 そして、ACLというものへの渇望も強まる。

先にはいっぱい目標が待っている。 そして、それは決して夢物語ばかりではない。

東京はまだまだ基礎を固めなければならないが、同時に目標に向けて歩みを始めている。 サポにはどこまで用意が出来ているか?

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コメント

塩田の誕生日のトーチュウ記事で「海外」「ACL」という言葉が出た、ってのは東京の歴史を振り返る時にエポックメイキングな出来事として取り上げられる事象だと思います。そして、FC東京というクラブの内部外部からこういったフレーズが出始めてきた=明確な射程圏内に捉えた時点で、ソウル戦の意義は数段上がったとも。
ブルーノがケガした開幕前と現在では、東京の立場も射程距離も随分違うはず。ACLを射程に捉えた時点で、このソウル戦の経験は貪欲に糧にすべきだし、その最大のチャンスでもあるはず。それだけに、またケガがだのソウルなんかとまたやるかって意見が相変わらずあったのは個人的に残念極まりなかった。

ACLを想定したシミュレーションが出来たことは財産ですし、その上でサポーターへの警鐘があったのはさすがです。新年迎えてから、それじゃあ準備しようじゃ、サポとして城福東京に失礼ですよね。

投稿: CHONO | 2008年6月19日 (木) 01:01

遠征お疲れさまでした。希望ある良いエントリだなーと読ませていただきました。
私はボールがどこにあるかわからないようなネットのKBSの映像で見てましたので、「いい試合だったっぽいぞ」という大雑把な感想でしたが、やはりいい試合だったようですね。
チームが上位にいると、こういう試合も前回・前々回と違って俄然リアルなシミュレーションになりますね。
藤山ジャパンオリジナルはどこまで通用するのか、クラブW杯まで行きたい感じですね!

投稿: OBAKA母 | 2008年6月19日 (木) 21:00

CHONO様
コメントありがとうございます。
降格もあれば、世界一にもなることもできるサッカー。サポはチームを信じつつ、同時に、CHONOさんのように、チームの立ち位置を冷静に見極め、どんな状況でも覚悟を決めているべきと思います。ちょっと連敗が込むと大騒ぎし、ちょっと勝つと気が緩むのは、チームの発する様々な予兆を見逃しているだけで、所詮受身な態度だと思います。

東京の場合、良い選手は揃ってるし、サッカーの中身も良くなっていると思いますが、Jで4位以内に入れるか、うまく入れたとして、ACLとJの両方を戦い抜く戦力があるかは微妙でしょう。
その場合、敢えて二兎は追わないという決断が求められるかもしれません。それでもサポートに徹することができるサポでありたいです。

OBAKA母様
藤山には本当に感心します。今日のホットラインでも、チャンが藤山、浅利が印象に残ったと言ってましたね。
藤山、浅利と世界を戦えたら、こんな嬉しいことはないですね。

投稿: fct fan | 2008年6月20日 (金) 23:54

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