サッカーのふたつリアリティ 柏vs浦和 6月28日(土)
前半、オフサイドギリギリで裏に抜け出したチュンソン。都築をかわして、角度のないところからシュート。柏先制。そしてチュンソンのカズダンス。
柏は他にもシュートがバーやポストを叩くこと3、4回。特に、太田が魅せる右サイドからゴール前への斜めの切り込みは迫力満点。もっと点差がついても不思議では無かった前半。
信じるところに向けて突っ走る柏の選手達と詰まってから次を考える浦和の選手達。どちらがチームの潜在能力を引き出しているかは明白。それでも浦和が強いのは個の力と局面ごとの冷静さか。(サポの力もあるのだろう。)
柏は去年も開幕後突っ走り、途中息切れしながら、中断中にネジを巻きなおし、最終的にうまくシーズンをまとめた。今年も中断中のキャンプで滋養分をたっぷり補給した模様。対する浦和はこれから実戦で練り上げていくのだろう。
後半に入ると柏の出足が若干鈍ったうえ、浦和の選手達がスペースにより顔見せるようになったことで、浦和が盛り返す。けど、浦和のサッカーが魅力的という意味では決してない。あくまで、個の力への依存度の高いサッカー。けど、これでアジアを制している訳で、決してバカにしてはいけない。
そして、右サイド高い位置でねしつこい絡みからファウルを勝ち取り(たぶん、堀之内だったと思う)、FKを阿部が合わせて同点。
柏がこのまま浦和の力に押し切られていたら、サッカーは戦力を揃えた方が勝つ、という無味乾燥な現実が突きつけられるだけだっただろう。けど、今晩は別のシナリオが用意されていた。
試合のバランスをもう一度柏に向けるために振りかけられたスパイス、フランサ。彼の奔放な足技やバスは夢溢れるだけでなく、現実の力にもなっていた。そして、フランサのファンタジーが太田のハードワークと組み合わさった時、この試合はサッカーのもう一つの真実に気づかせてくれた。サッカーは創造性を発揮した方が勝つ、という希望溢れる真実に。
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コメント
うえへへへへ。酒がうまいのなんの。
そのフランサさまがですよ、「国立は雰囲気が違う、はやく日立台でやりたい」と言ってくださるんですよ。
もう何杯でも飲めますよ。うへへへへ
投稿: とある柏サポ | 2008年6月29日 (日) 01:22
>とある柏サポ
おめでとうございます。快勝の後の祝杯は何事にも代え難い。
今日、うちもあやかりますので。
投稿: fct fan | 2008年6月29日 (日) 10:35