逆転優勝 FC東京U-18vs前橋育英 7月13日(日)
プリンスリーグU-18関東最終節。 勝ち点2差で首位、横浜F・マリノスユースを追いかける2位FC東京U-18。
給水タイム
FC東京U-18vs前橋育英@小平、三菱養和vs横浜F・マリノスユース@巣鴨。 ともに11時キックオフ。 前半は双方0-0。
そして、勝負の後半。
- 51分 F・マリノス先制 (このまま終了した場合の勝ち点: F・マリノス28、FC東京25)
- 75分 三菱養和同点 (同上: F・マリノス26、FC東京25)
- 78分 前橋育英先制 (同上: F・マリノス26、FC東京24)
しかし、ここから残り5分で奇跡の逆転優勝!
- 85分 FC東京同点 (同上: F・マリノス26、FC東京25)
- 88分 FC東京逆転 (同上: FC東京27、F・マリノス26)
試合後、こちらの方に同乗いただき、一緒に鹿島に向かったのだが、道中、ユースについていろいろ教えていただいた。 前橋育英にはFC東京U-15深川出身者が3人くらいいたとのことで、それだけに高いモチベーションを持っていたのは想像に難くない、とのこと。
前橋育英は前半に退場者を出したのだが、それを感じさせない組織的な守備からテンポの良いカウンターを見せる好チームだった。 特に先制点を奪ったプレーは見事の一言。 綺麗なカウンターだった。
ゴール前の攻防
けど東京も諦めない。
粘り強い攻撃からPKを獲得し、同点。 さらにCKから再び粘って逆転!
好チーム、前橋育英に逆転勝利!
喜ぶ選手達。 たぶん、この頃逆転優勝を知った模様。 左端でタオルで顔を覆うのがキャプテン畑尾。 泣いていた。 (三菱養和vs横浜F・マリノスユースの模様はこちらをご覧ください。)
勝利の挨拶
挨拶後、再び泣いている畑尾。 (この辺のところは、ユースに造詣の深い方がどなたか書いてくださると思います。。。)
勝利の舞!
個人的に、この逆転優勝で思い出したのは、93年のWGP GP250での原田哲也のチャンピオン獲得。
最終戦。 原田がチャンピオンを獲得するには優勝+カピロッシが4位以下となるのが条件だったが、レースが終盤に入る頃でもカピロッシが3位、原田が4位。
しかし、ここから原田はカピロッシをかわし、焦ったカピロッシはバランスを崩して遅れる。 しかし、このままでも チャンピオンはカピロッシだったのだが、原田は先行する2台を抜いてトップに躍り出、奇跡の逆転チャンピオンを獲得する。 TV大阪製作の中継をTV東京で見ていたのだが、夜中に大声を出してしまった。
正直、開幕の頃は小粒な印象で、長い目で見守ろうと思っていたのだが、関東二冠という、先輩達がなし得なかった偉業を成し遂げた。
2連敗で迎えた東京ダービー@深川がターニングポイントだったろうか? 東京ダービー観戦を呼びかけたこちらやこちら(だけでなく、ほかにもいらっしゃると思います)の方々に感謝です。
これから日本クラブユースサッカー選手権、高円宮杯、サハラカップと全国の戦いが続く。 ここで満足する訳にはいかない。 けど、たとえ上手くいかなかったとしても、ダメというレッテルを貼れるというものでもないと思う。 結果と共に、過程にも意義があるから。
| 固定リンク
「FC東京ユース」カテゴリの記事
- 先週はユースの試合を観てきましたので、雑感を!(2011.04.23)
- 東京都クラブユースサッカーU-17選手権大会決勝 2月11日(祝)(2011.02.12)
- 年代「最高」を目指して 高円宮杯 三菱養和SCユースvsFC東京U-18 10月9日(土)、広島ユースvsFC東京U-18 10月11日(祝)(2010.10.19)
- 小平へ! 深川へ! (深川編) 7月9日(日)(2010.07.17)
「サッカー」カテゴリの記事
- ケチャップどばどば→守備あれ? FC東京vsガンバ大阪 5月17日(土)、ナビスコ杯 FC東京vs清水 5月21日(水) ナビスコ杯 ガンバ大阪vsFC東京 5月24日(土) TV観戦(2014.05.27)
- 遠い得点 徳島vsFC東京 2014年5月10日(土)(2014.05.17)
- あぁ、もう。。。 FC東京vs大宮 5月6日(祝)(2014.05.09)
- 遠い得点… 浦和vsFC東京 2014年5月3日(祝)(2014.05.06)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
いつ見ても畑尾の振る舞いは素晴らしいですね。ユースとは言え尊敬できる選手です。
この日の巣鴨は優勝のかかったマリノスサポータもたくさんいたのですが、それ以上に養和の親御さん、ジュニアのお子さん等、スタンドには入りきらないほどでした。たしか東京との試合でも小平にもたくさんの方がいらしてましたよね。
こんなクラブは絶対に強くなると思うし(浦和と横浜から勝ち点取った今も十分強いですが)、こんなクラブだからこそ、畑尾のような素晴らしい選手を輩出できるんだなぉと思いながら見てました。だから養和の残留は東京の優勝と同じくらいとてもうれしいしです。
きっと畑尾とも「優勝と残留」を約束してたはずです。そんな美しい涙でもあったんじゃないでしょうかね。
投稿: NSNL | 2008年7月16日 (水) 09:12
NSNL様
コメントありがとうございます。
リーグ終盤、結果的に養和に絶妙のアシストを受けた形ですね。(東京もプリンスリーグでリードを許したり、クラブユース選手権関東大会で引き分けたりしていますが。)
養和は過去の実績はもちろん、Jユース、強豪高校がひしめく関東で安定した強さを誇っているのは立派だと思います。
また、深川、むさし出身者が多い中、養和出身の畑尾のキャプテンシーには頭が下がります。
あと、養和といえば・・・ ユータを思い出してしまうなぁ・・・。
投稿: fct fan | 2008年7月17日 (木) 22:36