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2008年9月26日 (金)

高円宮杯だぁ!(3) FC東京U-18の戦い 流経大柏戦、前橋育英戦

先週の日曜と火曜は、高円宮杯決勝トーナメントを観にフクアリと臨海に行ってます。

トップチームも多摩川クラシコ、磐田戦と激闘を制してきたけど、ユースも負けずに立派に戦っています。 もう日が経っているし、ごくごく簡単に振り返ります。

ベスト16・流経大柏戦@フクアリ (9月21日(日))

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相手は言わずと知れた昨年の2冠にして今年のインターハイ覇者(市船と両校優勝)。

こちらは昨年のJユースカップ、今年のプリンス関東、クラブユース選手権覇者。

プリンスリーグでは5-1で破った相手とは言え、厳しい試合に。

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というか、まぁ、相手がどうこう言う以前に、試合開始直後に降り始めた大雨で、だんだん水が浮き始め、前半途中にはグラウンダーのパスがまったく転がらない、ボールがどう動くか予測のつかない、泥んこサッカー、肉弾戦になってしまった。

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そんな中、大貫くんが肩を痛めてしまう。 一度はピッチに戻るものの、やはり交代。

代わって入った1年生の江口くんを意識して見るのは初めてだったけど、疲れ知らずで積極的な活きのいい選手。

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ハーフタイムになると雷鳴が。 雷警報が出たということで後半開始はしばらくおあずけに。

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警報が出た状態で試合をすると、分かっていたのにわざと危険を冒したと見なされ、事故が起きても保険が下りないのだとか。 (保険金目的でわざと交通事故を装っても保険が下りないのと同じ理屈か。)

約40分遅れの15時に後半開始。 雷こそおさまったが、雨はますます激しく。

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熱心に見守る観客。 某所でマナー云々の記事があったが、決してそんなことはなかった。 悪い時は悪いと指摘する自分が断言します。

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凄い雨。 両チームとも繋ぐよりも放り込み。 流経大柏はイエロー2枚で一人少なくなる。

けど、岩渕くんのピクシーばりの空中リフティングドリブルを観られたのはこんな雨だったからこそだろう。

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隣の製鉄所?をうごめく特殊車両。 川の中を進むように見える。

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バックパスとの判定でゴール前数メートルの地点で間接FK。 一度は弾き返すが、直後のスローインを、まだ相手選手がたくさん残っているゴール前に繋がれて、ミドルを決められてしまう。 0-1。

けど、ここから東京が攻勢。 江口くんの3列目からの果敢な飛び出しを相手が倒してしまいPKゲット。

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山浦くんがきっちり決めて同点!

追いついた後も続く東京の攻勢。 そしてロスタイム・・・。 岩渕くんが雨に濡れるピッチの上をドリブル突進し、相手をかわしてミドルを突き刺す。

このプレーは凄かった。 天候やピッチコンディションや相手など関係ない、すべてを切り裂くゴールだった。

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そして終了の笛。

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流経柏も強かったから、喜びもひとしお。

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厳しい条件の中でも勝利を手繰り寄せる、勢いを超えた凄みを感じた試合。

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ピンボケだけど、岩渕くんのシャー!

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カボレ?こと須藤くん

準々決勝・前橋育英戦@臨海 (9月23日(祝))

プリンスリーグ最終戦で対戦した時は一人少ない相手に苦戦。 終盤までリードを許す苦しい展開だった。 けど、最後に逆転を果たし、プリンスリーグも逆転で初めて制した。

前橋育英の応援はブラバン、チアリーダー付きの高校選手権仕様。 チアリーダーを見て、嬉々とする東京サポ多し(笑)。

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この日の東京は本当に身体が重そうだった。 球際での粘り、ルースボールへの出足、切り替えしの動き。

けど、岩渕くんの個人技から東京が先制。 さらに、山浦くんの左サイドからの崩しに、最後はパブロに代わって入った星くんが逆サイドで合わせて東京が2-0。

楽勝ムード? いやいや、むしろ前橋育英の方がたくさんチャンスの手前にまで持っていく。

後半も一進一退の展開。 なかなか突き放せない。 むしろ、押し込まれることの方が多い。 そして、東京の右サイドから持ち込まれ、決められて2-1。 内容を考えると不安な雰囲気に。

けど、ここで粘ったのが岩渕くんと畑尾くん。

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岩渕くんは相手との接触プレーで痛み(相手は2枚目のイエローで退場)、交代の用意もされていたのだが、立ち上がってしばらくプレー。 そして、交代前の最後のプレーで粘ってCKを獲得。 そのCKを畑尾が頭で決める。

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頼りになる男達が仕事をして3-1。 苦しい試合を制した。

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スコア以上に苦しんだ。 けど、制した。 これぞ強さだが、どこまで行けるか。

次は10月11日。 場所は国立。 相手は名古屋U-18。

クラブユース選手権で8-4で倒したが、4失点に畑尾が涙したという試合。

こちらはルーベンと大貫が怪我で、三田啓貴と重松が累積出場停止。 廣木は代表召集のようだ。

流経大柏も、前橋育英も、名古屋U18もリベンジを企ててくる。  柏U-18も、ガンバ大阪Yも、ヴェルディYも敗退する苦しい戦いをここまで来た。

ユースでは結果がすべてではないとはいえ、このチームをもう少し先まで見たい。

臨海へは車で。 帰りは5人でワイワイガヤガヤ味スタへ向かった。

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コメント

短期間に豪雨と猛暑の両方で試合して、きっちり勝ちきるってすごいですね。
故障を抱えながら厳しい日程を戦い抜く選手に、ここまできたら一番高いところまで上って欲しいと願うのは、ただ見ているだけの者のエゴですかね。でも仰る通り、私ももう少し先まで見ていたいです。

投稿: NSNL | 2008年9月27日 (土) 00:54

NSNL様
>一番高いところまで上って欲しい
そうですね。自分達の力でそれを手繰り寄せて、ユース史に名を刻んで欲しい。
あくまでも、ファンとしての希望・思い入れの範疇ですが、彼らにはその資格があると感じました。

投稿: fct fan | 2008年9月28日 (日) 06:37

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