« 遅くなったけど橋がいっぱいの大分旅行記 | トップページ | Jユース杯 FC東京vs大宮 10月29日(水) (ピンボケ写真追補) »

2008年10月28日 (火)

ひとつ脱皮した試合 FC東京vs鹿島 10月26日(日)

3万超のホーム大観衆の前で、首位鹿島から3点奪って勝利!

残留が確定し、去年の勝ち点を上回った。 文字にするだけで嬉しい。

昨日も左サイドのカボレ。 ヴェルディ戦でいきなり火を噴き、磐田戦でも相手を切り裂いたが、昨日は長友と二人で内田を料理した。 いや、内田は前半むしろよくカボレを抑えていたけど、90分間抑えるには相手が悪すぎた。 まず、石川のCKにニアで合わせて先制! さらには梶山のFKに反応して左サイドを攻め上がって長友の2点目を、相手の間を抜く絶妙のパスから大竹の3点目を演出。 まさにMOTの活躍。

そして長友も良かった。 ポップコーンが弾けるようにパーン、パーンと勢い良く飛び出す。 それが際限なく繰り返される。 活きがよくてピチピチしている。 先週大分で食べた関サバや関アジのよう。

久々に先発した平山も良かった。 ボールをよく収め、キープとリリースの判断もよく、忠実にチェイシングしていた。 あの大きな塊が前線に張っているだけで、相手にとってはかなり嫌なはず。 それが90分間休まず動き続けたんだから大いに勝ちに貢献したと思う。

羽生はポジショニングが良くて、平山の落としたボールをよく拾っていた。 梶山が前を向いてキープにパスに活躍できたのも、今野がピッチ中で躊躇なく相手にプレッシャーをかけられたのも羽生の存在があったからだと思う。 3人で中盤で人数の少なさを感じさせなかった。 後半、足を攣った後は攻撃に専念。 交代直前のプレーではカボレの攻め上がりに合わせてファーサイドを最前線まで詰め、長友のゴールを生んだ。 数字に表れない活躍。 本当にサッカーを分かってる。

ナオも勢いの良いプレーで相手DFを引き付けた。 カボレのゴールを生んだCKは絶妙のところに蹴った。 引き継いだ鈴木達也もきっちりシュートやクロスで終わるプレーでチームを助ける。 さらにはギリギリのアシストで大竹のゴールをアシスト。 大竹は急なパスにも慌てずに曲芸的なシュート。 自分自身の身体がブラインドになった珍しいゴール。

モニも気合いのプレーとオチを見せてくれてバックスタンドも大満足。

そしてロスタイムには冷静なボールキープ。 去年の経験や、キャンプ時からの多色ビブスのトレーニングが生きているんじゃないかな。

けど、どんな個々のプレーよりも一番嬉しかったのは、失点しても選手達が気落ちせず、慌てたそぶりも見せず、やるべきことをやり続けたこと。 清水戦での自信なさげなプレーや大分戦での硬いプレーからは見違えるようだった。 東京の勢いある攻撃が、鹿島の粘り強い、途切れても途切れても繰り返してくる、粘っこくて嫌らしい、けど、実に強力で尊敬すべき攻撃を突き破った。 たった一勝ではあるけど、東京がひとつ脱皮した気がする。

残り5試合でまだ可能性が残っていることや、ACLという目標の存在が選手達の気持ちの充実を生んでいるのかもしれない。 鹿島がまともに勝負してきて、ウチの良さを引き出してくれた面もあると思う。 連敗したとは言え、清水戦や大分戦という舞台を戦ったことによる"場慣れ"の効果もあるだろう。 そういう意味で、8月末からの3連勝のあと、磐田&札幌戦で"良い人東京"が顔を出さなかったことは、それ自体に価値があるだけでなく、勝ち点6を積み上げて上位に付けられたという意味で、本当に大きな価値があったと思う。

そして、自分のようなバックスタンド住民が偉そうに言うのは若干はばかれる気もするが、ゴール裏もとてもよい仕事をしていたと思う。 感謝!

他方、得点後のバタバタした時間帯にいかに失点を防ぐかが課題か。 同点に追いつかれたシーンは、中盤で綺麗に繋ごうとした梶山のプレーが仇となり、繋ぎきれずに逆襲を食らったもの。

この辺りは難しい。 蹴り出すだけだと試合の熱を冷ましてしまい(あるいは電流を切ってしまい)、膠着状態を生んで2点目、3点目は生まれなかっ たかもしれない。 このあたりを能動的に、自在にコントロールできるようになれば・・・。 まぁ、鹿島でさえ、なかなか出来ないことなのだが。

あと、気になったのは今ちゃんや梶山や平山はボールと関係ないところで結構相手を倒していたこと。 どこまでが有用なプレーでどこからが無用かの判断は難しい。 サッカー観の問題にもなるけど、鹿島が昔と違って割とクリーンなので余計目立った。

ともかく、残り4試合で首位と勝ち点差5。 3位とは勝ち点差3。 いよいよ佳境に足を踏み入れつつある上位争いの最中に東京がいる。

確かに東京は過去にも上位争いの経験がある。 ただ、当時はまだ怖いもの知らずの勢いという面もあったような気もする。 (自分の認識が間違っているかもしれないが。) けど、降格の恐怖、監督の退任や解任の切なさ、スタンドの不協和音、酸いも甘いも味わってきた東京がもう一度浮上して上位争いを繰り広げていることには、当時にはない価値があると思う。

一度停滞したものを再浮上させることには、最初に持ち上げるのとはまた違う難しさがある。 城福はその仕事をよくやっていると思うし、周りも城福に前任者達よりも仕事しやすい環境を与えていると思う。

今、東京が強豪に向けて苦しみながらも成長する姿を現在進行形で見られることは幸せなことだ。 この緊張感を楽しみ、記憶に焼き付けたい。

|

« 遅くなったけど橋がいっぱいの大分旅行記 | トップページ | Jユース杯 FC東京vs大宮 10月29日(水) (ピンボケ写真追補) »

FC東京2008」カテゴリの記事

サッカー」カテゴリの記事

コメント

鹿島クリーンになりましたよね!
大分と違ってちゃんと勝負してくれた感があります!
リードされたらわからんけど・・・。

長友、カボレ、石川とサイドが生き生きしてました!
中での羽生の力が確かに大きいですね!

あれサイドが一人たりない・・。

モニは今回のオチにしようか悩むほど良い出来でした!

投稿: ガス太郎 | 2008年10月28日 (火) 10:09

>ガス太郎様
お互いが相手の良さを引き出すプロレスのような?試合だったと思います。
そんな中、おっしゃるとおりサイドの攻防で優位に立てましたね。
"もう一人"のサイドの人はチャンスで躊躇しすぎでしたねぇ。奪われた後の戻りも遅い。けど、自陣ゴール前ではよく身体を張っていたので合格でしょうか?

モニが戻ってきてくれたのは本当に大きいですね。

投稿: fct fan | 2008年10月28日 (火) 23:37

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/106409/42918626

この記事へのトラックバック一覧です: ひとつ脱皮した試合 FC東京vs鹿島 10月26日(日):

« 遅くなったけど橋がいっぱいの大分旅行記 | トップページ | Jユース杯 FC東京vs大宮 10月29日(水) (ピンボケ写真追補) »