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2009年4月20日 (月)

リベンジまであともう少し… FC東京vs千葉 4月18日(土)

千葉は去年J2に落としておくべきだった!

なんて負け狸の遠吠え。勝てるもんだったら勝ちたかった。けど、勝てなかった。去年の最終節も。この土曜も。

それまで、ぐずぐずしゆっくりした繋ぎで、CKこそたくさん奪っていたものの、ほとんど効果的な攻めは出来てなかった千葉。ところが、終盤は打って変わってダイレクトプレー、ワンタッチプレーで素早く攻めてきた。テンポは良くなったけど、当然精度は落ちる。

それに対し、東京は正直に打ち合いに応じてしまい、素早いばかりで精度の低い千葉のパスでも通ってしまうスペースを与えてしまった。結果論だが、じっと引いてスペースを埋め、自陣での数的優位を維持していれば良かったのだろう。けど、まんまと相手の術中にハマってしまった。術中というほど大した戦術でもないのだが。

まぁ、連続得点中のエースの代わりに平山を投入する訳にはいかなかったのだろう。赤嶺は一点を取りにいく場面では最良のカードだが、一点を守りきる場面ではリストの上位に来る選手ではない。この場面、赤嶺を入れ、今年未だ取れてない2点目を取りに行ったのだと思う。長友なども果敢に攻め上がって行った。千葉がそれまでと同じ戦い方だったらそれでも良かったと思う。けど、それはまさに戦い方を変えた千葉が望んだとおりの展開だった訳で。

連続得点中の赤嶺に代わって先発したのは祐介。セオリーから言えば?だったけど、祐介は良かったと思う。平山よりハイボールに競れていたし、赤嶺よりボールを収めていたし、カボレより裏に抜ける意識があった。何よりも、前線からのチェイシングが実に効いていて、千葉の最終ラインは何度もタッチラインに逃げていた。最後までその調子でやってくれれば良かったんだけど、途中で切れてしまった。

カボレがいつも足下でばかりボールを貰おうとするのは何故なんだろう?スルーパスを呼び込もうという発想はないのかな?せっかく良いものを持っているのに。せっかくスペースが生まれやすいサイドに置いているのに。いつも相手に囲まれた状態でボールを持つから威力半減。このあたりはまだ整備が必要だと思うのだが。

梶山2列目も空回りだった。個人的に、昔から梶山の守備力を評価しているのと、攻撃に守備に忙しく走らせた方が梶山の良さが生きる(攻撃に専念させると消えがちになる)と思っているので、梶山ボランチ派(博実時代の夢を未だに追ってるだけかもしれないが)。ただ、彼の攻撃力を覚醒させるために、本当に凄くて怖い選手になるために、2列目もありと思っていたのだが、この日はボールに触れる回数は少なく、頭の上をボールが通り過ぎるばかり。たまに触っても収めることなく、すぐにはたいてばかり。これでは自分達の強み(梶山のキープ力、センス)を活かせないし、終盤の千葉の戦い方にもぴったりハマってしまった。

羽生は頑張っていたが、悲しいかな、体格が足りない。競り合い、潰し合いになると苦しい。個人的には梶山との位置は入れ換えた方が良いと思う。

達也はすっかり調子を崩しているようだ。去年はドリブルと繋ぎ、戻すか攻めきるか、クリアとキープの判断が的確で、なんて頭の良い選手なんだろう(さすが国立!)、と思ったけど、今その面影はない。この調子ならちょっと使いづらい。

他方、ナオは調子いいね。シュートに持っていくまでの相手との位置の入れ替わり方、コースが開いた瞬間に打った判断。素晴らしい。

米本はミスもあっけど、展開や運びも含めてオールラウンドな能力を発揮出来ていたと思う。比較して悪いけど、3月の今野だったら土曜の米本の方が良い。ただ、鹿島戦の出来ならやっぱり今野かな。もちろん、比較の遡上に乗るだけでも凄いこと。落ち着きや、寄せのスピード感覚とかはかなり通用していたと思う。あとは体力や試合の流れを読むこと。まぁ、流れを読むことに関しては先輩たちも苦労しているけど。

3月には今野のプレーの不満をたくさん書いたけど、CBで見るとフィードとかやっぱり上手い。モニはモニでかなり上達したし、致命的なミスもほとんど減ったけど、見た感じが危なっかしい。それだけで相手は精神的に優位に立つ。そういう意味で、モニは全然足りない。負けるなモニ!

土曜の昼間は駒沢公園で大学サッカー。インカレは見たことあるが、リーグ戦を観るのは多分初めて。中央vs早稲田と国士舘vs東海。
早稲田では新入生の畑尾がベンチ入り!何十人も部員がいる中で凄いことだ。他方、中野遼太郎はベンチ外。今の早稲田の監督は起用の落差が激しいと耳にした。去年干されていた選手でも今年出てたりするらしいから、諦めるな!

今年、中央、法政、東農大で東京U-18出身者(村田、永露、常盤)が10番を背負った。彼らは自分が初めてユースを見始めた年の代だから思い入れが深い。みんなガンバレ!

ちなみに、駒沢と国立は自転車でハシゴしました。ロードバイクを買ったのです。いずれそのことも書きたいな!

日曜はふて寝…ではなく、仕事でプリンスリーグにも、サテライトにも、J2にも、JFLにも、大学サッカーにも行けず。

けど、1日置いて、結果的に情報シャットアウトされていたし、切り替えることが出来たかな。

また次が来る!くよくよなんてしている暇はない!

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コメント

どこかのブログにも書いてありましたけれど、「攻め急ぎすぎ」ましたね
鈴木達也はこの日は戦力でも何でもありませんでした
1対1の場面で、なんで切り返して不自由な身に自らを置くのか
アタッキングサードでの攻めが雑なのは相変わらず

アタッキングサードでの攻めというのは、ある意味セットプレーと同じで、待ち受けた所にボールをつなぐだけだと思っているのですが(これはセルジオの受け売りです)、その辺が好転する兆しは見えてきませんね
約束事一つ作れずに、いたずらに攻めて疲弊した印象があります

守備も駄目でしたね
勝手に破たんして、逆転されるとは

ごめんなさい、かなり荒んでいます
当方は来年へ向けての「覚悟」を、すでに決したところです

投稿: スネーク | 2009年4月21日 (火) 01:42

今年の出だしは負けた試合ってボコでしたが、ここ2戦は(形の上では)惜敗になってきました。

結果的に逆の目が出てるわけですが、やりたいことができつつあるのではないのかと。(前節は試合の途中から、今回は試合の途中までは)

あとは足りない部分をどうすんのか、これからが監督・選手の踏ん張り所であります。

まだ経験不足やら不調の選手が多いのやらで我慢の日々が続きそうですが、我輩は我慢しますよ。

野球の方は30年ぐらい応援して強かったの正味5年ぐらいだし(笑)。夜明け前が一番暗いといいますからね。信じるしかないでしょう。

投稿: TAKA | 2009年4月21日 (火) 08:36

スネーク様
元々、具体的なシチュエーションを想定した練習をしないという点で、城福監督も博実と同じ印象を持ちます。
サッカーにおいて、全く同じ状況は二度と無く、最適の回答は常に異なる訳ですから、決まった問題の回答が分かっても意味が無く、その場その場で発揮できる応用力こそが大切ということだと思うのですが、他方、アタッキングサードという限定されたエリアなのですから、ある程度決まりごとを定めてやった方が効果的という気もします。

TAKA様
夜明け前が一番暗い
今、一番有難い言葉です!
仮に千葉戦逃げ切れていたら安心なのか。
逆転されたから絶望なのか。
いずれも違うと思いますね。

投稿: fct fan | 2009年4月23日 (木) 00:57

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