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2009年5月 8日 (金)

楽な方、楽な方に流れる 広島vsFC東京 5月5日(祝)

火曜は、まず羽田から岡山に入った。 当然の如く、岡山便にも東京サポはいた。

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初めて後楽園へ。 水戸の偕楽園、金沢の兼六園にも行ったことがないので、初の日本三名園。

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久しぶりの桃太郎スタジアムでファジアーノvsヴォルティスを観戦した後、

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新幹線で広島入りし、早速お好み焼きを!

地元出身の方に教えていただいた、アッセ(駅ビル)の「麗ちゃん」。 地元の人で大行列でした。 美味しかった~。

広島駅から横川駅に向かう電車の中で、岡山で会った有名東京サポの方に会う。 こちらが岡山から新幹線で広島入りし、ホテルにチェックインし、お好み焼きを堪能していた間、この方は在来線で移動してきたらしい。 そのバイタリティが素晴らしい。

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水曜は、瓦斯サポがいっぱいいる宮島をじっくり観光。

"シャッターを押して下さい"と、ニコニコしながら頼まれる。 差し出されたデジカメには東京のキーホルダーが(笑)。 私は布の手提げ袋に青赤マフラーを巻きつけていました。

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宮島をたっぷり楽しんだ後、新幹線で帰ってきました。

あ、あれ? 試合は?

ビッグアーチでは駐車場に野洲高校、奈良育英高校、そして国見高校等のバスが停まっていた。 こんな大会があったようですね。 後輩の前で良いところを見せられなかった平山・・・。

散々引っ張って、やっと試合。

う~ん。 疲れてる感じの広島相手に、ファウルを取られて取り消されたゴールはあったものの、一点も取れない。 (柏原ジョージは、ショルダーチャージはやたら厳しく取り、他方、足元のファウルはほとんど流していた。 その割を食ったのが祐介、平山、ストヤノフなど。 全体としては東京だろうか。)

試合後、横川駅行きシャトルバス(アストラムよりも早く市内に戻れる)に並ぶ列で、後ろの広島サポの会話が聞こえてきた。 曰く、「他のチームは引き気味だけど、東京はまともに攻めてきたから点が取れた」 と。

まだまだ暗中模索の東京。 相手に応じた試合運びまで手が回らなかった、という感じだろうか?

試合を見ていてつくづく感じるのは、パスは回っているけど、楽に繋がるところにしか出していないということ。 サイドに順送りに足元にまわしているだけ。 サイドチェンジも、逆サイドにスペースがあるから放り込んでいるだけ。

フリーの選手に渡すことは必ずしも悪いことではないけど、結局、相手の裏を取れていないし、崩せてもいない。 ゴール前に迫っても、外から相手を押し込んでいるだけ。 シュートを打っても、相手のプレッシャーを受けながらで、充分な体勢から打ててない。 混戦の中だから、相手に寄せられたり、弾かれたり、味方に当たってしまうことが多い。 身体を使っていない。 それ以上に頭も使っていない。

もっと手前から工夫するか、または相手の嫌がるところで勝負もしないと、なかなか決定機は生まれないと思う。

特に梶山には中盤でしっかりキープして組み立てて欲しい。 一番キープ力とパスセンスがある選手がその能力を試合で活かさないなんて、チームとして戦 力ダウンでしかない。 他方、ゴール前では、切り返して目の前のDFを抜くのもいいけど、そうすることでGKに対応する時間を与えるだけなら、むしろ打っていった方がいい。 そのあたりの判断の精度を上げて欲しい。 そして、味方も相手も苦しい時間帯になると、どんどんプレーが雑で、性急になっていく。 このチームは梶山のチームなのだから、苦しい時にこそ存在感を示して欲しい。 高い要求をこなしてこその10番なのだから。

結局、勢いはあるものの、行き当たりばったりな東京。 後半、赤嶺が左サイド45°でフリーになり、放ったシュートが右にそれた場面があった。 逆サイド でナオと達也が詰めようとしたけど、追いつけなかった。 シュートの判断自体は、フォワードとして当然だったと思う。 (だったら、枠に行って欲しいが。) けど、広島だったら、逆サイドの選手が詰められるように、内に巻いたグラウンダーのパスを蹴っていたと思う。 それがチームのパターンだから。

そう。 広島はここ数年変わらぬサッカー。

  1. 受けに来る楔の選手と抜け出す二列目以降の選手との縦のポジションチェンジ
  2. DFとGKの間のスペースを使った大きな横の展開
  3. パスコース上に複数の選手が入り、誰が受けるのかDFの混乱を誘うプレー
  4. 1.~3.の間をダイレクトパスやタメを作るキープで繋ぐ

このどれか、またはこれらの組み合わせ。 で、火曜はそんなに精度が高かった訳でも、勢いがあった訳でもなかった。 3年前に虐殺されたときの方が余程キレがあった。

それでも、定まった形があるから、うまくハマれば決めることができる。 対策してくる相手には苦戦しそうだが、東京はそうではなかったし。

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サイド攻撃にしろ、梶山にしろ、ナオにしろ、セットプレーにしろ、チャンスの一歩手前までは何度も来ている。 サイドで2列目の選手が相手DFを引き付けて内に絞り、SBの飛び出すスペースを作る動きとか、部分部分では、開幕時よりもかなり動きが整ってきている。

けど、それをどうチャンスに繋げるのか。 シュートに繋げるのか。 フリーでのシュートに繋げるのか。 城福サッカーの理想形は、選手が即興で最適解を見出すことで、そのためのトレーニングをずっと積んできた。 けど、あいにく、実戦で実現するのは難しいようだ。 がんじがらめにするのも良くないけど、誰がどう勝負を仕掛けるのか、最低限、具体的に整理することが、得点への近道だと思うのだが。

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