久々の駒沢での試合 ナビスコ杯 FC東京vs清水 6月13日(土)
駒沢というハイソな場所に、東西南北各方向から、思い思いのファッションに身を包んだサポが、電車、バス、徒歩、自転車、車などいろんな足で乗り込んできて、現地の風景と溶け合うのは結構愉快。 自分も自転車で来ました。 こういうのも良いな。
ナオが東京デビューを果たした2003年のナビスコ杯F・マリノス戦2002年のナビスコ杯エスパルス戦(inadaさん、ご指摘ありがとうございます!)は(理由は覚えていないが)観てないので、2000年のFC東京vsヴェルディ川崎まで遡る。
このときは0-2からツゥットの2ゴールで追いついたものの、終了間際に突き放されて敗戦。 当時はまだ応援するチームを持たず、あちこち放浪するサッカーファンだったが、東京のゴール裏がとにかく賑やか、ということが試合内容よりも印象に残っている。
カモの親子。
とにもかくにも、決勝トーナメント進出が決まったことを喜ぼう。 カップ戦でも安定した結果を出し続けることは、強豪を目指す中で必要なことだと思う。 収入が増えることもチームとして喜ばしいことだろう。 日程は厳しくなるが、起用する監督・コーチ側、される選手側にとっても、試される機会。
"売り切れ"にも関わらず、スタンドには空席があった。 機会損失がもったいない。 ソシオや、ファイブゲームスチケットホルダーの来場率など、データに基づいて売り出す数を増やせないものか? Jリーグのルール上、そういうことはできないのかな? それとも、電子チケットの本格導入待ち?
試合は、良い所も、悪い所も出たというか。 一人少ない相手に1点返され、さらに権田のスーパーセーブがなければ、または赤嶺のPK蹴り直しがなければ、勝ちも危うい事態に陥ったのは大きな反省点。 (確かに西部は一瞬早く前に出ていた。 ただ、いつもあそこまできっちり取っているのかは分からない。。。)
終盤、ボールをしっかり回して、着実に試合を締めようとする姿勢は見られたと思う。 ギアチェンジできないまま、あれよあれよとやられた千葉戦やクラシコとは違った。 にもかかわらず、ちょっとしたボタンの掛け違い、歯車のズレで綻びが生まれ、大前などの勢いに突け込まれてしまった。 それを打ち切った権田のプレーはMOTに値する。
相手だって必死なのだから、ミスやピンチを未然にコントロールすることがより重要なんだろうな。 そして、経験で危機感度を強化できても、完全に防ぐには現場での集中力と機転が必要なのかもしれない。
それにしても初物に弱いなぁ。 大津、大迫、そして大前・・・。 気がついただけでも、3人にJリーグ初ゴールを献上している・・・。
フードコートで買ったキマカレー!
前半から、以前よりもリアクション傾向と中盤の分業傾向が強くなった清水に対し、能動的に試合を進められたと思う。 梶山のロングボールからカボレ→近藤→カボレとボールを繋いで先制!
カボレも、サイドに流れたり、足元で受けるだけでなく、裏に抜ける意識も高く、相手DFラインを押し下げていたと思う。 その手前のスペースでシュアな足元を持つ選手たちによるボール回しは、見ていてなかなか楽しかった。 梶山が大きく展開し、米本が刻み、ナオや草民が切れ込む。 中盤で形が作れると、SBが無理して上がらなくて済むから、全体の戦い方が安定するし、中でタメが出来てから、フリーで上がれるから、SBの攻撃参加の効果も高まる。
後半に入り、清水は長沢を入れ、前線で起点を作る。 中盤でも、一列下がった兵働、枝村、藤本が横一線でプレスをかけてきた。 けど、草民も意外と守備でも頑張るなど、東京の中盤も引かない。
そして、生まれたナオのゴール! ナオが受け、草民がサイドのスペースに開いてボールを引き出し、前方にスペースを確保して前を向いた状態のナオに戻す。 選手達がスペースを生かしたクレバーな動きを見せる。 ここからはナオの個人技。 トラップで一人目を抜き、フェイントで二人目を抜ききる前に、GKのタイミングを崩すシュート! フィニッシュまでのイメージが素晴らしい。
その後の展開は前述のとおりだけど、既に決勝ラウンド進出を決めていた清水だけに、ちょっと割り引いてみるべきか。
次はウチの勝利で決勝ラウンド進出を果たせなかった柏が相手。 日立台で勝ちたい!
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コメント
空席+チケット捌きについて、同様の思いがありました。
「満員にしたい」≠「完売発表できたぜ」
わかってはいるんでしょうけど。
駒場スタジアムでは完売なるもそれなりにキャパに余裕が見えてしまっている近年の浦和。
シーズンシートホルダーの死にチケットが一番の原因と分析したことから、2009年駒場開催は「優先予約制度」に変更したそうです。
これにより、行く意思のないシーズンシートホルダーのチケットを一般発売に回すことが可能となり、駒場開催では久しぶりに
・チケット取得の余裕が比較的あり
・ここ数年よりも多くの人が来場した
といった実績だったとのこと。
東京フロントにとっては、「本当の意味の満員にむけて」の細かい施策をひとつづつ学んで実践していってほしい、そのためのパイロットケースとしては、駒沢のキャパシティは非常に良いものになるのではないか、と、思う次第です。
やって気付いたことを、次回につなげてほしい、そう願うところです。
投稿: おうしん | 2009年6月15日 (月) 09:07
こんにちは!
ナオの東京デビュー戦は2002年のナビスコ清水戦よー
投稿: inada | 2009年6月15日 (月) 14:21
お会いしたその場で語ればいいものを、この場まで引っ張るw
いえ、単に互いに説教っぽくなるのがいやなだけです
さて、まずはPKやりなおしから
不確かな情報筋から聞いた話だと、清水の選手がエリア内に入るのが多少早かったらしいです
真偽については、わかりませんが・・・
田邉のドリブルは分かっていたけれど、独特ですね
後半開始直後だったかな、シザースで相手をチンチンにする姿は、まさにクリスチャーノ・ロナウド
あれには周りから拍手が起きていました
権田はいよいよ花開きましたね
バックアップが塩田なのが、頼もしい限りです
米本は素晴らしい出来
今後10年ボランチの軸には困らないでしょう
そしてなんといっても、石川!
得点シーンも素晴らしかったですが、梶山が競ったこぼれ球に、20mも走って、これをかっさらったモチベーションはどこから来るのか
本当に素晴らしい精神的な支柱になってくれたと思います
相手で印象に残るのは、やはり長沢、大前ですか
特に大前の前を向くプレースタイルは素晴らしいと思いました(何故干されているのだろう)
失点は余計でしたけれどね
以上、また長々と失礼しました
今度は是非お会いした場で、サッカーについて語り合いたいものです
投稿: スネーク | 2009年6月15日 (月) 20:52
おうしん様
フロントもいろいろ頑張っていると思いますが、
来場者を増やす、満足度を高める、人気チームになるためにやれることはまだまだいっぱいありそうですね。
inada様
ご指摘ありがとうございます!
直します!
スネーク様
PK情報ありがとうございます。
草民は、自分の良さ・特性を効果的に引き出せていますね。上手くても、凄くても、それを試合で出せない選手が多い中、この順応の早さは凄いと思います。
権田は、シュートへの反応・動き出しのスムーズさはユースの時から際立っていて、当時から未来の代表だと思っていました。
プロに入り、クロスやロングボールへの飛び出し、コーチングなど、課題もありますが、自信を持って育っていって欲しいです。
投稿: fct fan | 2009年6月17日 (水) 06:59