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2009年6月29日 (月)

内から外から東京!東京! FC東京vs清水 6月27日(土)

まず、清水の伊東輝悦選手、前人未到のJ450試合出場おめでとうございます。 優勝や個人タイトルと同様、ひとつの頂点で、偉大なこと。 これからもやれる限りやっていって欲しいですね。

そして、ナオの震えるような美しいゴール! 右足アウトサイドにかけたシュートは、2005年のホーム・大宮戦、Jリーグ通算9,999ゴール目と同じ。 このゴールは(確か)翌年のJスポーツのJ中継のオープニング(だったかな?)でも使用され、繰り返し放送された。

ナオは元々持っている。 それを自覚できるようになり、意識的に発揮できるようになったことが、これまでとの、そして、並のままで終わる選手との違いなのだろうか。 

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清水の前線からのチェイシングで、最終ラインにプレッシャーをかけられ、最終ラインからのビルドアップに苦労する東京。 前線の動き出しに対し、後ろの出所を抑えられ、ナビスコ杯@駒沢や、前節・柏戦に比べ、全体に間延び気味。

ヨンセンは前線のターゲットになるだけでなく、守備もするし、楔もうまいし、戻ってからチャンス・メーカーにもなれる。 今更ながらだけど、いい選手だね。 (名古屋はダヴィが点こそ取るけど、ボールを収められない、守備しないで、チームのバランスが崩れ、ケネディ獲得となった訳か。 用兵に失敗しても、すぐ代替を獲得できるのは凄いなぁ。)

清水は中盤でも激しいプレスで東京の繋ぎを押さえ、中盤はほぼ互角。 ただ、カウンターチャンスでも繋ぎすぎで、東京の薄いところを狙えてなかった。 その辺りは、以前の方が怖かった。

代表エースが岡崎が中盤(というよりシャドーストライカーだが)で使われ、藤本が途中出場で、他にも山本真希とか、本田拓也、大前もいる訳か。 いい選手をいかに組み合わせ、使っていくのかは、難しいことだと実感。

最終ラインからの繋ぎを押さえられ、ロングボールを蹴らざるを得なくなっても、東京にはロングボールを収めてくれる平山がいるし、サイドや裏を狙うカボレがいるし、2列目から飛び出すナオがいて、ボールを出せる場所がある。 さらに、羽生の運動量、米本のポジショニング、梶山のカバー、両CBのフォアチェックで、こぼれ球の競り合いでも優位に立てる。 様々なパターンでチャンスを作れるのが今の東京の強みであり、城福監督もシーズン前から、いや、去年から狙っていたことだろう。

羽生とナオのポジションチェンジにしても、過去の戸田とナオのポジションチェンジとは異なり、流れの中で実現できていて、実に自然。

課題はアタッキングサードでの意思の疎通だろうか。 以前に比べてだいぶ良くなったけど、クロスを出す場所とそれに対する中のポジショニングが曖昧だったり、正面から打たず、角度の無い、難しいところから打ったり、状況判断の精度を高めていく必要があると思う。

終盤、椋原が相手サイドを抑える。 発動はしなかったけど、高さ(長沢)対策の佐原投入を含め、守備対応のオプションも増えてきた。

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一見さんもたくさん来た東商デー。 そんな中、長友のインタビューは良かった。 アイキャッチングで、楽しさがある。

我々は石川遼とか、スターに挑んで、新聞の紙面やスポーツニュースの枠を獲得していかなければならない訳で、ストイックにいいサッカーをやるだけでは太刀打ちできない。 長友や平山のような華を「うまく」育てて行かなければ。

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コメント

遅攻の東京、速攻の清水、両者相譲らずも、得意な間合いから石川という武器を繰り出したこちらが勝利した戦いであったと見ました
相手の速攻はつまり、ヨンセン狙いで裏に岡崎などを走らせる組み立て
ヨンセンがうちのDFの弱いところに位置し、ポストから裏を狙わせるので、ややディフェンスラインが間延びしたかもしれません

それでも、こちらにもロングボールに強い平山がいて、味方のクリアをことごとく繋ぐことで、我慢がきいたと思われました
平山につないだあとはポゼッションサッカー、これが大きな失敗なく連動して積み重ねられたのが勝因であったかという印象でした
米本、梶山まで前線に入ってきて、繋ぐサッカー

>クロスを出す場所とそれに対する中のポジショニングが曖昧だったり、正面から打たず、角度の無い、難しいところから打ったり、状況判断の精度を高めていく必要があると思う。
これは以前から感じている不満点ですね
しかし、だいぶ良くなってきたと見ました

駒沢での試合あたりから、「これがやりたいんだ」という形が見えてきて、今まさに開花しようとしていますね
反攻の6月を経て、逆襲の7月へ
これからが楽しみになってきました

投稿: スネーク | 2009年6月29日 (月) 21:33

スネーク様
遅効も速攻も自由に使い分けられるのが理想ですね。難しいですが、近いことは実現できていると思います。

ただ、暑さや連戦の中で実現できるか、怪我人は出ないか、上手くいって欲しいです。逆襲の7月になることを信じています。

投稿: fct fan | 2009年6月30日 (火) 08:04

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