課題をプラスに! ナビスコ杯 FC東京vs名古屋 7月15日(水)
神戸戦後、勝ち負けの収支はプラスにしたものの、得失点差はマイナスのままだった。 けど、一気にプラスに持ち込むより、次への課題としても持ち越したことも悪くないかな、と思った。 次も勝たなければ、得失点差をプラスにはできないから、積み残した課題をプラスに転化すれば良いと思った。 (果たしてチーム関係者がそんなことを考えていたかは、分からないが。)
昨日の試合。 ダヴィ、杉本目がけて早めにボールを入れ、東京の最終ラインを押し下げたところに両SHがすかさず飛び込んでくる。 守備でも、CBにプレッシャーをかけ、横パスのカットを狙う。 序盤、名古屋の狙いは見えたし、東京もややバタバタした。 けど、東京はそれをかわし、むしろ日曜同様、開始3分に平山が先制。 さらには米本の初ゴール(おめでとう!)、またまたナオのゴールなどで突き放していった。
平山のゴールは素晴らしいスピードで裏に抜けたカボレの折り返しを受け、GKのニアを狙った素晴らしいシュート。 (ただ、楢崎だったら反応できていたかも?)
米本のゴールも、右サイドの崩しから、中で羽生が粘り、タイミングよく押し上げた米本が決めた。 GKからはシュートの出所がブラインドになっていたかもしれない。 ナイス・シュート! そして、羽生。 前のエントリでボールを触らなくても良いと書いたが、まるでボールの扱いは大したことはないとも読める内容だった。 無論、そういうつもりはなく、今年は素晴らしいアシストを連発しているし、実際この場面でも周りがよく見えていた。
ナオのシュートも素晴らしい! 右サイドから右足で蹴ると、左に巻いてゴール左にそれるか、まっすぐ打ってもGKに抑えられるケースが多いが、ナオはまっすぐ蹴り、しかもGKに取られないのは、打つタイミングの早さ、足を振る速さやモーションの小ささなど、様々な要因があるだろう。
そして長友のループ気味のシュート。 この位置からのシュートを18番にしてしまえ! と思う。
増川のオウンゴールを生んだ草民の徳永へのパス、徳永の勢いのあるニアへのシュート性のクロス。
赤嶺は、プレースタイル的に今の東京のサッカーのリズムとはやや違うかもしれないと思った。 昨日は決めることが出来なかったけど、自分の良さを活かしつつ、パスを出したらすぐ動き直して受けるなど、今のサッカーに合わせるようにすれば、絶対チャンスはたくさん生まれると思う。
後半の戦い方には課題もあるだろう。 相手の勢いを受け、1点返されてしまった。 そのままの勢いでさらに失点し、グダグダになる危険もあった。 (名古屋にそこまでの勢いは無かったが、千葉戦とかを考えると・・・。) 4-2にされた場合、瑞穂で2-0で負けると、アウェイゴールの差で敗退してしまう。 2年前も、準々決勝第一戦目で優位に立ちながら、敗退してしまった。
けど、それだけ伸び代があるということ。 これまで、急スピードで様々な課題をこなしてきたけど、これからも課題を見つけ、常にチャレンジャーの意気込みで試合に臨むことが出来れば、怪我人や累積などのアクシデントはともかく、今の内容・勢いを持続することが出来ると思う。
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コメント
こんにちは。
赤嶺が残留を決心したと聞いて一安心。しかし彼は何を思い残ったのか?確かに磐田に行っても出番が確約される訳でもないですが、今よりはプレイタイムが伸びる気はします。FC東京の将来像に期するものがあって残ったのだとしたら、チームにとってもサポーターにとっても喜ばしいんですが…
ここ数試合、チーム全体、信じられないくらい調子が上がってますね。これが好調というだけなのか、それとも真の実力か?もっと強いところとやって確かめたいです。
ブロ主さんの分析ではやはり勝ちきるというところにまだまだ改善の余地ありの様子。どうもプレッシャーをかけられた時の対応が日本人は全体的に悪いようで、東京も例外ではなく、最後まで試合もコントロールして勝利するということが出来るチームは鹿島と浦和だけのような気がします。しかもJ相手のみ、という条件付きで。東京も早くその域まで持って行って、ACLでの闘いが見たいものです。
投稿: てむ | 2009年7月17日 (金) 02:03
てむ様
まったくそのとおりですね。ボールをコントロールする、ゲームをコントロールする、好不調や選手層なども加味してシーズンの戦いをコントロールする。
まだまだ先は長いと感じます。
だからこそ、楽しみも多いと思います。
投稿: fct fan | 2009年7月18日 (土) 09:11