浄の移籍について
遅くなりましたが、浄の移籍について。
最初に情報を見た時、思わず声を上げてしまった。 盲点だったというか、そのプレー、存在感、味わいが失われるのはとても寂しい。 そして不安。
自分がサッカーを見始めるようになったのが1999年~2000年頃。 選手やポジションを意識するようになったのが2001年~2002年頃。
東スタや等々力のバックスタンドから見ていて、最初に目がいくのはアウェイ側に攻めるホームチームの左サイドのプレイヤー。 FC東京の藤山、ヴェルディの杉山、フロンターレのベティなどの中で、藤山のプレーに目が行き、次第にFC東京に惹かれていった。
けど、2003年、そこに波乱が投げ込まれる。 言うまでも無く、ヴェルディへの相馬直樹の加入。 サッカーを見る前から知っていた代表選手の見せるプレーは別次元だった。 上手いとか速いとかではなく(無論、それもあるけど)、状況に合わせたプレー選択、能力を使いきる効率の高い動き。 サッカーって、身体能力だけでやるものじゃないんだということを教えられた。
そして、相馬に遜色のない質の高いプレーを見せたのがFC東京に加入した金沢浄。 身のこなしのスムーズさ、視野が広く、先を見通した動きなど、頭の良さを感じさせるプレーで、やはり、サッカーの奥深さを教えてくれた選手の一人。
怪我が多かったけど、いるときに感じさせる安心感は絶大だった。 チームにとっても、2003年の上位進出、2004年のタイトル奪取に果たした役割は大きかったと思う。
また、ブログも味わい深く、選手達の様子、そして金沢自身の自然な求心力などが垣間見え、正直、選手達のブログの中で一番楽しみにしていた。
JFKサッカーとの親和性も高く、その頭の良いプレーをボランチでも発揮し、活躍の幅が広がると思ったのだが。。。
出場機会を求めているところに、古巣から声がかかる。 悩みに悩んで、胸が張り裂けそうになって下した決断。 普段、ことを大げさに書かない、淡々とした語り口のブログだからこそ迫る言葉。
浄に対しては、御礼を言うとともに、磐田に行っても怪我に気をつけて頑張って、と言うしかないけど、東京にとっては、JFK安定政権真っ只中(?)でも、時代は確実に変わりつつある、否応なく変わらざるを得ないことを突きつけられる一件だった。
改めて、浄、7年間ありがとう。
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