遅くなりましたが 天皇杯2回戦 FC東京vsカマタマーレ讃岐 10月11日(日)
遅くなりましたが、讃岐戦について簡単に。
讃岐サポもいっぱい来ていて、チラシを配ったり、グッズ販売があった。 カテゴリは違うけど、自チームをアピールしたい気持ちはよく分かるなぁ。 活動を認めた主催者(東京都サッカー協会)はGJ!だと思う。
試合は、皆様も書かれていますが、前後半でビルドアップの質の違い(梶山存在)を感じる試合だった。
ただ、その原因として、梶山が不在だったことに加え、CBコンビが今野とブルーノでなかったことも大きいと思う。
また、それ以前の、いかに相手にプレスをかけ、ボールを奪うか、という部分でも、前後半で違いがあったと思う。 それは、プレス・・・というほどではなく、もっと微妙な相手との間合いの取り方、相手に対する牽制の部分。 (試合を通じて東京の球際が緩かったのは確か。 それはそれで無理する必要ないし、良いと思う。)
端的に言えば大竹。 自分でボールを運ぶ時は相手マークをものともしない力強い突破を見せるものの、相手ボールの時のポジショニングが低すぎ、かつ絞りすぎ。 相手に、いつもサイドにパスコースを確保させた状態で、余裕を持ってプレーさせていた。 これでは良い形で攻撃に移れないし、そもそもチャンスが増えない。 また、マイボールの時も、パスを出したの動きに難がある。 なかなか攻撃を形作れないし、ポゼッションもできない。 このままでは、セットプレーとシュート力と混戦での能力を活かした試合終盤のスクランブル要員から抜け出せないなぁ、と。
他方、浅利。 あと一歩でシュートチャンス! なんてシーンが何度もあった。 これは前方の選手が動いて生まれる微妙なスペースを敏感に感じて顔を出している証拠。 ポジションこそ違えど、JFKサッカーに"ナオ的"な適応を見せている。 ゴールを見たい・・・。
結果的には、怪我なく終え、浦和と違って3回戦に進出できたのだから、良しとしなければ。
ついでに、その浦和の試合について。 Youtubeの映像しか見てませんが、松本山雅の得点には普通に興奮しました。 まぁ、浦和の負けに興奮した面も否定しませんが。
ただ、冷静に考えると、地域リーグ所属とは言え、J経験者を揃えた山雅がJ1相手にある程度健闘するのは、絶対あり得ないことではないのだろう。 (個人的には、大学のトップチームがJ2相手に勝つのは、選手の素質、2種時代の実績、現在の練習環境などを考えれば普通のことで、J2が大学よりも勝っているのは、わずかばかりの経験とプロとしての意地だけだと思う。)
確かにジャイアント・キリングはカップ戦の醍醐味で、欧州でも番狂わせはよくある。 けど、一般の人からすればそんなことは知ったことではない。 プロが大学生に負けた、浦和が4部に負けた、というテロップや活字を見て、Jリーグは大したことない、というイメージだけが残る。 そして、国内サッカーがますます軽んじられる・・・、ということをチェアマンは分かっているのだろうか。
他方、山雅にとってのこの勝利の価値は。 勢いやメンタル面の効果があると考えたいけど、山雅の最も重要な目標であるJFL昇格に向け、天皇杯での勝利は、たとえ日本一のビッグクラブに対する勝利だったとしても、(当然ながら)何の担保にもならない。 去年の山雅は天皇杯で湘南に勝ち、全社でNECトーキンとホンダロックに負け、繰上で出場した地域リーグ決勝大会でレノファ山口に負けている。
別の視点で、スポーツニュースやスポーツ新聞に"Epson"のマークが踊ったこと。 ぶっちゃけて言えば、北信越リーグの1シーズン分を遥かに上回る広告効果を上げたかもしれない。 そんなことを考えると、やっぱり山雅(の今後)にとって、浦和に勝ったことは良かったんだろう・・・。 (要は、すっきりしない訳で。)
で、これらから見えてくるのは、散々既出だけど、天皇杯、全社、地域リーグ決勝大会など、様々なルールの限界な訳で。
そして、1クラブの視点で見れば、強化・成績・経営・動員がバランスよく伸びていくのは、なんて難しいんだろう、と。
まぁ、そういう状況があるから、ユースや大学の試合、また、Jを目指さないチームのあり方などに、独自の魅力や価値を感じるのだけれど。
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