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2009年10月の7件の記事

2009年10月27日 (火)

上位戦線乱入へ 清水vsFC東京 10月25日(日) (TV観戦)

最近とてもお世話になっているブログもなさっているとある東京サポのご厚意により、ご自宅にお邪魔してスカパー!観戦。 (ウチはJCOMなので、生放送が見られない。)

キックオフにやや遅れて到着。 玄関先に着いたとき、中から漏れてきた歓声! 達也の先制点だった。

右サイドの達也が斜めにゾーンを切り裂き、ボールを引き出すと、左前線でポイントを作り、羽生に戻す。 羽生は中の梶山に繋ぎ、梶山は、達也が横に引き伸ばして薄くなった清水の守備ブロックを縦に突破。 一連の動きが 「タメ」 として活きる間に、するすると上がった逆サイドの徳永にボールが出て、徳永は余裕のあるフェイントから落ち着いて左足に持ち替えてやさしいクロス・・・(あとで、逆サイドでも相似形のような右足からのクロスで相手オウンゴールを演出)。 頭で合わせたのは左サイドから再びゴール前に戻り、相手DFの僅かなギャップに顔を出した達也!

流れるような一連の動き。 けど、そのスムーズさは、決してオートマティズムによる機械的な予定調和ではない。 むしろ、各選手の独立した意思が重なり合って紡ぎ出される即興的な作品。 簡単に抑えられるものではない。

清水は中盤でのプレッシャーが弱かったですね。 梶山が自由にボールを運べていた。 無理に寄せても、圧倒的なキープ力で交わされるか、たくさんの選手がパスコースに顔を出し、散らされる。 特に、正確なサイドチェンジは凄い。

中盤で圧倒し、前線でのボールの収まりも東京が上回る。 赤嶺はボールを納めたり、裏に走り出したり、相手カウンターで守備が薄いと見るや、果敢に戻ってチェックしたり。 平山もサイドに流れてボールを引き出したり、散らしたり、フォアチェックを仕掛けたり。 平山と赤嶺がたくさん話し合っていろいろ修正している様子も良い。

CKから同点にされ、追加点は相手のオウンゴールによるものだったけど、内容的には完勝に見えた。 (ビデオを見直した訳じゃないけど、赤嶺のはオンサイドじゃないかな?)

怪我人が続出だけど、自分達の能力をよく引き出していると思う。 それは選手層の活用という意味もあるけど、加えて、個々の特徴を引き出すという面でも。 (その割を食わざるを得ないのがモニや佐原のような"正統派"のCB達だが。)

まさに総力戦。 タイトルに向けて全力で戦う用意は出来ている。

浅利の引退については改めて・・・。

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2009年10月24日 (土)

藤山 ~ Another Tough Reality to Swallow ~

藤山の契約を来季は更改しないことが発表されたことについて。

シーズン当初、来年から25人枠が導入されると思い込んでいて、内心、藤山や浅利は今年が最後かな、と覚悟していたのだが、その後、25人枠は誤報ということが分かり、今度は、来年もいるかな、と内心安堵したところでの発表。 発表時期を含め、正直、不意を突かれた感はあったけど、携帯サイトにその訳が書いてあった。

このブログでも何度か書いているけど、自分が東京サポになった恩人は藤山。 1999年~2002年頃、中立ファンとして東スタと等々力を中心に、関東のいろんなスタジアムを巡り、バックスタンドから試合を見ていた。 バクスタ住人にとって、最初に目に付く選手がホームチームの左SBだが、各チームの左SBで、一番に気に入ったのが藤山だった。 まぁ、比べる相手がヴェルディの杉山や川崎のベティあたりだから当然かもしれないけど、一番プレーが多彩で、見ていて面白かった。

その後、博実の元でCBとしても開花。 フォア・チェックの鋭さ、カバーエリアの広さ、巧みな身体の寄せで小ささを補い、2004年ナビスコ杯決勝では、ジャーン退場後のピンチに影のMVPと言われる活躍。 ボールを奪った後に相手にパスしてしまい、慌てて戻るところも含め、東京っぽい、まさにミスター東京。

そんなミスターも、SBのレベルが両代表を含めJ随一となり、CBにもパス能力が求められるようになった東京において、今年は出場機会が減り、何度か試合終盤の守備固めに登場したのみ。 そしてチームからは指導者としてのオファーがあり、他方、ボロボロになるまで現役へのこだわりを見せた藤山。 その方が将来指導者を目指す面でもプラスと考えているとのこと。

聞き及ぶところによると、藤山と浅利は大切にして欲しいというファンの声も多いらしい。 フロントも重々承知しているだろう。

いつか、また東京で藤山と再会できるだろう。 その時を楽しみに。

まず、今年共にタイトルを!

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2009年10月18日 (日)

A Tough Reality to Swallow 沈鬱の大勝 FC東京vs柏 10月17日(土)

勝ったのに、4-0の大勝だったのに、嬉しくない。 こんな経験は初めてだ。

今シーズン、幾多の鋭い飛び出しや切り込みを見せ、幾多の躍動的で美しいゴールを決めてきたナオ。 リーグ戦終盤、ナビスコ杯決勝、そして代表でも、幾多の素晴らしいプレーで、東京サポに誇りと喜びを感じさせてくれようとしていた矢先の負傷。 何より、ナオのキャリアにとって、この負傷がどう影響するのか。

横たわりながら顔を覆い、地面を叩くナオ。 そうさせるのは傷の痛みか、不安か、悔しさか。

そんな中、アップされたナオの日記

とにかく、軽症であってもそうじゃなかったとしても俺はすべてを受け入れる覚悟ができてます。

改めて、この選手をサポートできることを誇りに思うよ!

だからこそ、せめて怪我が軽いことを、少しでも早く後遺症なく復帰できることを、願うばかりです。

試合について。

前半の柏は、東京の最終ラインにはプレスせず、自由にボールを持たせる反面、ボールがセンターラインを越えると、スペースをぴっちり埋めて東京の中盤を複数で囲み、自由なパス回しを許さない。 他方、攻撃では、各選手があたかもポストプレーヤーのようにしっかりボールを収め、不用意なボールロストを避けようとする。 (要は遅い。)

柏は、高橋前監督に代わった後も残っていた「ノブリン臭」(ショートカウンター、攻守の素早い切り替え、鋭い切り込み)がすっかり消え失せていた。 もともと、フランサはともかく、メンバーに恵まれているとは決して言えない柏にとって、ハードワークは武器だった半面、去年も一昨年も連戦が続くと調子が落ちていった。

それに対し、高橋前監督はポゼッションを目指したものの上手くいかず。 (去年までの柏U-18は究極のポゼッションサッカーだったが。) 後を継いだネルシーニョは、まずポイントを作り、それに呼応して動く後ろやサイドの選手に繋げる戦い方。 華麗ではないけど、今のチーム状態や選手の能力で勝ち点を拾うためには現実的な戦い方なのだろう。 試合プランも、フランサも大津もいない中、前半は0-0で凌ぎ、後半にポポのスピードやFKに託そうとしていたのだろう。

こちらによると、ネルシーニョ就任後、9試合で8失点らしい。 他方、同じ9試合で無得点が4試合、1得点が3試合らしいけれど。 そして、見て楽しいという面では、状況が状況だけに仕方ないとは言え、ノブリン時代より大きく劣っているし・・・。 かと言って、ゴール裏がネタに走れる状況・気分でもないだろうし・・・。

前半、エルゴラのプレビューに書かれていた「柏の網」に苦労した東京だったけど、赤嶺やナオの動き出しに連動したロングボールやサイドチェンジからチャンスを生もうとする。 右サイドのナオに梶山からロングパスが通り、角度のないところからGKの頭上を狙ったシュートを放つも、菅野の好セーブに阻まれる。 このあたりのパス回しに拘らないプレー選択は、不調時にはあまり見られない。 ベンチのプランか、各選手の判断か、両方だと思うけど、いずれにしてもチームとしての戦い方が増えていることを喜びたい。 (他方、あれだけ超高精度のロングパスやサイドチェンジを通すのに、シュートが枠を捕らえられない梶山が不思議で仕方ない、と一緒に観戦していた方がおっしゃっていた。 同感。 まぁ、パスとシュートは力の入れ方とか、全然違うものなんだろうけれども、ゴール枠の右上の隅にナオがいるとイメージしたら、意外に入るかも!?)

そして、前半終了間際のロスタイム44分、梶山と羽生の連続縦パスから赤嶺がダイレクトでシュート! 一瞬で柏ゴールを破る。 相手のセットプレーの流れから、中盤が間延びした一瞬を見逃さず、自分達のやり方を実行する。 このあたりは強くなったなぁ、と感じる。

後半、1点のリードを許した柏は前線からプレスを仕掛け、能動的に攻撃を仕掛けようとするけれど、躍動しだしたのはむしろ東京。 生まれたスペースを使ってパスが回り始める。

そして55分、右サイド・椋原の切り込みから、赤嶺がゴールライン際を粘り、ゴールライン上のボールを拾って中を上がっていた羽生へ! これまで、何度もセルフ・ジャッジから痛い失点を喫してきていた東京だったけど、ここでは逆に集中力を維持してゴール。 (むしろ、私の方がCKかとセルフ・ジャッジしてました。 反省。)

44分、55分と来て、次の得点は66分か? と思っていたら、それよりも先の62分に羽生のパスを受けた平山がGKの脇を抜く重いシュート! マークに付いていたDFが触れない位置に出したファースト・トラップが良かったですね。

そして、ナオの前線への駆け上がりに合わせ、羽生がパス! 抜け出してループシュートが決まるも・・・。 試合展開、決め方も完璧な中、そんなすべてを吹き飛ばす悪夢のアクシデント・・・。

ここからは、FWがゴールを量産するしかないだろう。 そして、城福監督も発破をかけていたけど、控えの選手が奮起を!

リーグ戦、ナビスコ杯、ACL、優勝・・・。 目標は何も変わらない。

チームもサポも、ナオが復帰するまでの間にこれだけやれたんだ、と胸を張ってナオを迎え入れたい。

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2009年10月17日 (土)

ファンタジーサッカー 第29節

久々に遠藤を外してみました。 岡崎は連続ハットトリックに敬意を表して。

トップリーグ
fct-fan三鷹

出場選手    システム 3-5-2

FW
岡崎 慎司
岡崎 慎司
平山 相太
平山 相太
MF
マルシオ リシャルデス
マルシオ リシャルデス
梶山 陽平
梶山 陽平
中村 憲剛
中村 憲剛
今野 泰幸
今野 泰幸
石川 直宏
石川 直宏キャプテン
DF
岩下 敬輔
岩下 敬輔
徳永 悠平
徳永 悠平
市川 大祐
市川 大祐
GK
権田 修一
権田 修一
ベンチ入り選手
DF 椋原 健太 F東京 490万 0万 変動なし 1fp 1fp 0fp 1fp 0fp 0fp 3fp
MF 米本 拓司 F東京 4330万 +210万 アップ 3fp 0fp 0fp 1fp 0fp 3fp 7fp
FW 赤嶺 真吾 F東京 2270万 -250万 ダウン 0fp 0fp 0fp 1fp 0fp 0fp 1fp

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2009年10月14日 (水)

遅くなりましたが 天皇杯2回戦 FC東京vsカマタマーレ讃岐 10月11日(日)

遅くなりましたが、讃岐戦について簡単に。

讃岐サポもいっぱい来ていて、チラシを配ったり、グッズ販売があった。 カテゴリは違うけど、自チームをアピールしたい気持ちはよく分かるなぁ。 活動を認めた主催者(東京都サッカー協会)はGJ!だと思う。

試合は、皆様も書かれていますが、前後半でビルドアップの質の違い(梶山存在)を感じる試合だった。

ただ、その原因として、梶山が不在だったことに加え、CBコンビが今野とブルーノでなかったことも大きいと思う。

また、それ以前の、いかに相手にプレスをかけ、ボールを奪うか、という部分でも、前後半で違いがあったと思う。 それは、プレス・・・というほどではなく、もっと微妙な相手との間合いの取り方、相手に対する牽制の部分。 (試合を通じて東京の球際が緩かったのは確か。 それはそれで無理する必要ないし、良いと思う。)

端的に言えば大竹。 自分でボールを運ぶ時は相手マークをものともしない力強い突破を見せるものの、相手ボールの時のポジショニングが低すぎ、かつ絞りすぎ。 相手に、いつもサイドにパスコースを確保させた状態で、余裕を持ってプレーさせていた。 これでは良い形で攻撃に移れないし、そもそもチャンスが増えない。 また、マイボールの時も、パスを出したの動きに難がある。 なかなか攻撃を形作れないし、ポゼッションもできない。 このままでは、セットプレーとシュート力と混戦での能力を活かした試合終盤のスクランブル要員から抜け出せないなぁ、と。

他方、浅利。 あと一歩でシュートチャンス! なんてシーンが何度もあった。 これは前方の選手が動いて生まれる微妙なスペースを敏感に感じて顔を出している証拠。 ポジションこそ違えど、JFKサッカーに"ナオ的"な適応を見せている。 ゴールを見たい・・・。

結果的には、怪我なく終え、浦和と違って3回戦に進出できたのだから、良しとしなければ。

ついでに、その浦和の試合について。 Youtubeの映像しか見てませんが、松本山雅の得点には普通に興奮しました。 まぁ、浦和の負けに興奮した面も否定しませんが。

ただ、冷静に考えると、地域リーグ所属とは言え、J経験者を揃えた山雅がJ1相手にある程度健闘するのは、絶対あり得ないことではないのだろう。 (個人的には、大学のトップチームがJ2相手に勝つのは、選手の素質、2種時代の実績、現在の練習環境などを考えれば普通のことで、J2が大学よりも勝っているのは、わずかばかりの経験とプロとしての意地だけだと思う。)

確かにジャイアント・キリングはカップ戦の醍醐味で、欧州でも番狂わせはよくある。 けど、一般の人からすればそんなことは知ったことではない。 プロが大学生に負けた、浦和が4部に負けた、というテロップや活字を見て、Jリーグは大したことない、というイメージだけが残る。 そして、国内サッカーがますます軽んじられる・・・、ということをチェアマンは分かっているのだろうか。

他方、山雅にとってのこの勝利の価値は。 勢いやメンタル面の効果があると考えたいけど、山雅の最も重要な目標であるJFL昇格に向け、天皇杯での勝利は、たとえ日本一のビッグクラブに対する勝利だったとしても、(当然ながら)何の担保にもならない。 去年の山雅は天皇杯で湘南に勝ち、全社でNECトーキンとホンダロックに負け、繰上で出場した地域リーグ決勝大会でレノファ山口に負けている。

別の視点で、スポーツニュースやスポーツ新聞に"Epson"のマークが踊ったこと。 ぶっちゃけて言えば、北信越リーグの1シーズン分を遥かに上回る広告効果を上げたかもしれない。 そんなことを考えると、やっぱり山雅(の今後)にとって、浦和に勝ったことは良かったんだろう・・・。 (要は、すっきりしない訳で。)

で、これらから見えてくるのは、散々既出だけど、天皇杯、全社、地域リーグ決勝大会など、様々なルールの限界な訳で。

そして、1クラブの視点で見れば、強化・成績・経営・動員がバランスよく伸びていくのは、なんて難しいんだろう、と。

まぁ、そういう状況があるから、ユースや大学の試合、また、Jを目指さないチームのあり方などに、独自の魅力や価値を感じるのだけれど。

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2009年10月10日 (土)

アンセムは瀬戸の花嫁! カマタマーレ讃岐

明日は天皇杯初戦、カマタマーレ讃岐戦。

羽中田監督(車椅子の闘将)、胸スポンサー(「さぬきうどん」として、個人やうどん店、企業などから幅広く寄付を募る)、そしてなによりその名称が注目を浴びている。

そのカマタマーレの試合を一回見たことがある。 2006年の地域リーグ決勝大会・一次ラウンド(高知・春野)の初日のFC MI-Oびわこ草津戦と、二日目のFC岐阜戦

サポは岐阜よりも少なかったけど、熱かった。 アンセムは瀬戸の花嫁。

このときは力不足だったけど、その後も、ヴォルティス・セカンドと四国リーグの制覇を争っている。

今シーズンは、一昨日の最終戦でヴォルティス・セカンドに破れ、2位。 JFL昇格には、全国社会人サッカー選手権大会で決勝(場合によっては準決勝でも可)まで勝ち残り、地域リーグ決勝大会の出場権を得、さらに勝ち進まなければならない。 去年、松本山雅が湘南相手に劇的な勝利を挙げたけど、全社で、最も大切な(そして場合によってはチームの存続に関わる)地域リーグ決勝大会への出場権を獲得できなかった。 正直、天皇杯は優先順位が低いというか、思い出作りに近いものがあるのではないか?

他方、東京。 J1昇格後しばらく、天皇杯初戦は鬼門だった。 当時甲府に負けたり(ファンになる前だったけど、BS観戦)、横浜FCや戸田の弟のいる湘南に競り負けたり、Hondaに苦戦したり・・・。

今となっては良い思い出という面もあるけど、明日はやはりサクッと勝ちたい。 代表を突き上げる活躍を見たい。

明日は味スタに行く前に、吉祥寺で讃岐うどんを食べてから行ってもいいかもしれない。

明日も吉祥寺から味スタへはシャトルバスが出る

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2009年10月 7日 (水)

いっそがしい~♪ 名古屋vsFC東京 10月4日(日) (TV観戦)

遅くなりましたが、名古屋戦。 瑞穂には行けず、スポーツバーでTV観戦だったものの、大興奮!

全体としては、前線からのプレスの連動性が上がっていたのに軽く驚く。 達也が機先を制し、平山が寄せ、羽生やナオが絞り、両ボランチや両SBが塞ぐ。 スカパー解説の川本治氏も、途中、東京の守備が良いと連呼。 無論、水曜にACLを戦った名古屋の動きの鈍さを考慮しなければならないけど、ケネディの高さ、玉田のスピードに乗った動きという相手の武器をほとんど機能させず、ほとんど決定機を与えなかった。

けど、先制は名古屋。 CKからケネディがファーで合わせて折り返したところを吉田麻也に突き刺されてしまう。 磐田戦からCKで3失点。 このこと自体は問題だけど、達也がインタビューで、高さでやられることは覚悟していたと言っていたとおり、さほどショックは受けずに切り替えられたのは良かった。 事前のスカウティングの効果と言えるのではないか?

そして、パス回しからモニ(!)の正確なロングパスをナオが頭で平山に合わせ、拾った平山がドリブル突進。 羽生が左に開き、達也が中→右→中と動いて生まれた右のスペースに再び走りこむナオと、そこに絶妙なパスを出す平山。

ここからナオの芸術的な動き。 トラップ→後ろから飛び込んできた阿部翔平をやり過ごし、切り返して柔らかいシュート! 息を呑むほど滑らかな一連の動き。 少しでも動きが止まれば、相手にブロックされ、成立しなかっただろう。 最初のトラップの時点で、シュートまでのイメージがあったのだろう。 そのイメージこそが14得点の源であり、ナオが代表に相応しい選手であることの証拠。

そして逆転! 有機的な繋ぎで相手を左サイドに寄せたところ、逆サイドで飛び出した徳永に梶山から完璧なタイミングで完璧なサイドチェンジ出る。 そして徳永の鋭いセンタリングに達也がニアで軽く合わせ、ループ気味のシュートが決まる!

まず、梶山のサイドチェンジだけど、そもそも視野が広くなければ打てない。 また、あれだけ距離が長いと、足元のほんの僅かな狂いが、ボールが落下する頃には大きなズレになる。 また、パスが遅いと相手DFに寄せられ、速過ぎると味方が追いつけない。 まさに絶妙のロングパス。 今のJであれほどのパスを見られる機会は、そうはないと思う。

そして、徳永の躊躇のないマイナス気味のセンタリングも良かったし、ニアに走りこんだ達也も良かった。 調子が悪いチームというのは、クロスひとつを取っても、どこで合わせようとしているのか、ニアなのかファーなのか、プレーの意図が見えないことが多い。 けど、このシーンのように、出す側と合わせる側との意図が合っていることが嬉しい。

モニの怪我で佐原が登場。 ケネディに報復するのではないかと冷や冷やしたけど、イエローだけで済んだ。 続いて椋原、そして藤山の登場! 終盤、パワープレー気味の相手に押し込まれたけど、サイドをしっかり締めて試合の流れと時計をコントロール。 長友も、前半こそ攻撃参加を自重していたものの、抜群のスピードと運動量で広い背後のエリアをカバー。 昨年新人王を奪われた大学の先輩・小川を抑えた。 途中、右サイド前方のエリアで長友の大映しとなり、なんどここにいるの?と大いに沸く某スポーツバー。

とにもかくにも、勝ち点3を手に入れた。 ACL争いにも踏みとどまっていると言って良いだろう。 しかし、茂庭の怪我が左眼窟底骨折とは! せっかく調子が良いだけでなく、今年のサッカーにも対応しつつあるのに・・・。 どの程度長引くのか、ナビスコ杯決勝は?

怪我や累積警告がますます怖くなるシーズン終盤。 層の薄さが骨身に染みる。 (他方、名古屋はいつの間にかJでも屈指の選手層だなぁ。)

けど、チームはカボレ後の新たなバランスを見いだしつつある気がする。 さらに、監督も限られた選手層を最大限に活かそうとしている。 勝負は水物だけど、苦しい中でも、結果を残すための最低限の準備は整いつつあると思う。

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