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2009年10月 7日 (水)

いっそがしい~♪ 名古屋vsFC東京 10月4日(日) (TV観戦)

遅くなりましたが、名古屋戦。 瑞穂には行けず、スポーツバーでTV観戦だったものの、大興奮!

全体としては、前線からのプレスの連動性が上がっていたのに軽く驚く。 達也が機先を制し、平山が寄せ、羽生やナオが絞り、両ボランチや両SBが塞ぐ。 スカパー解説の川本治氏も、途中、東京の守備が良いと連呼。 無論、水曜にACLを戦った名古屋の動きの鈍さを考慮しなければならないけど、ケネディの高さ、玉田のスピードに乗った動きという相手の武器をほとんど機能させず、ほとんど決定機を与えなかった。

けど、先制は名古屋。 CKからケネディがファーで合わせて折り返したところを吉田麻也に突き刺されてしまう。 磐田戦からCKで3失点。 このこと自体は問題だけど、達也がインタビューで、高さでやられることは覚悟していたと言っていたとおり、さほどショックは受けずに切り替えられたのは良かった。 事前のスカウティングの効果と言えるのではないか?

そして、パス回しからモニ(!)の正確なロングパスをナオが頭で平山に合わせ、拾った平山がドリブル突進。 羽生が左に開き、達也が中→右→中と動いて生まれた右のスペースに再び走りこむナオと、そこに絶妙なパスを出す平山。

ここからナオの芸術的な動き。 トラップ→後ろから飛び込んできた阿部翔平をやり過ごし、切り返して柔らかいシュート! 息を呑むほど滑らかな一連の動き。 少しでも動きが止まれば、相手にブロックされ、成立しなかっただろう。 最初のトラップの時点で、シュートまでのイメージがあったのだろう。 そのイメージこそが14得点の源であり、ナオが代表に相応しい選手であることの証拠。

そして逆転! 有機的な繋ぎで相手を左サイドに寄せたところ、逆サイドで飛び出した徳永に梶山から完璧なタイミングで完璧なサイドチェンジ出る。 そして徳永の鋭いセンタリングに達也がニアで軽く合わせ、ループ気味のシュートが決まる!

まず、梶山のサイドチェンジだけど、そもそも視野が広くなければ打てない。 また、あれだけ距離が長いと、足元のほんの僅かな狂いが、ボールが落下する頃には大きなズレになる。 また、パスが遅いと相手DFに寄せられ、速過ぎると味方が追いつけない。 まさに絶妙のロングパス。 今のJであれほどのパスを見られる機会は、そうはないと思う。

そして、徳永の躊躇のないマイナス気味のセンタリングも良かったし、ニアに走りこんだ達也も良かった。 調子が悪いチームというのは、クロスひとつを取っても、どこで合わせようとしているのか、ニアなのかファーなのか、プレーの意図が見えないことが多い。 けど、このシーンのように、出す側と合わせる側との意図が合っていることが嬉しい。

モニの怪我で佐原が登場。 ケネディに報復するのではないかと冷や冷やしたけど、イエローだけで済んだ。 続いて椋原、そして藤山の登場! 終盤、パワープレー気味の相手に押し込まれたけど、サイドをしっかり締めて試合の流れと時計をコントロール。 長友も、前半こそ攻撃参加を自重していたものの、抜群のスピードと運動量で広い背後のエリアをカバー。 昨年新人王を奪われた大学の先輩・小川を抑えた。 途中、右サイド前方のエリアで長友の大映しとなり、なんどここにいるの?と大いに沸く某スポーツバー。

とにもかくにも、勝ち点3を手に入れた。 ACL争いにも踏みとどまっていると言って良いだろう。 しかし、茂庭の怪我が左眼窟底骨折とは! せっかく調子が良いだけでなく、今年のサッカーにも対応しつつあるのに・・・。 どの程度長引くのか、ナビスコ杯決勝は?

怪我や累積警告がますます怖くなるシーズン終盤。 層の薄さが骨身に染みる。 (他方、名古屋はいつの間にかJでも屈指の選手層だなぁ。)

けど、チームはカボレ後の新たなバランスを見いだしつつある気がする。 さらに、監督も限られた選手層を最大限に活かそうとしている。 勝負は水物だけど、苦しい中でも、結果を残すための最低限の準備は整いつつあると思う。

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