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2010年1月30日 (土)

2010年FC東京新体制発表会に行って思ったことなど

先週の土曜は小平の新チーム指導、大国魂神社の必勝祈願、そして嘉悦大学での新体制発表会に参加してきました!

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今年も愛らしいドロンパ! 社長とハイタッチしながら入場。

さて、新体制報告会の内容についてはTwitter実況動画配信翌日のトーチュウの一面記事、月曜のエルゴラ、ナオ表紙のサカマガ、参加された方のブログなどで、皆さんご存知だと思います。 (月曜のエルゴラの「新・東京書簡」に私の後頭部が、サカダイには、P.25の集合写真の左の方に小さく写ってました(笑)。)

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ワードローブが増えているドロンパ。

アップが遅れたということもあるので、現地で気が付いた点や個人的に思うことについて書きたいと思います。

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並ぶカメラ。


3年連続の"Moving Football"で思ったこと

まず、スローガンは3年連続で"Moving Football"。 もはや城福サッカーの代名詞ですね。

昔の文献や記事を思い起こすと、東京(鈴木強化部長)には、ワイドでスピーディーなサッカーで人気を上げ、タイトルも獲った次のステップとして、パスサッカーがしたいという理想があったように思われます。 2006年には「磐田のようなサッカー」を目指してガーロ監督を招聘したものの、結果的に上手くいきませんでした。 そして、城福監督という「切り札」を切った訳です。 すべてが順調だった訳ではありませんでしたが、この2年間で、対戦相手として東京と戦った森重と松下が東京の印象について聞かれた時に「パスサッカー」と答えるまでに至ったのです。

これは、"Moving Football"という具体的な形でパスサッカーを実現した城福監督の功績であるのはもちろんですが、パスサッカーを諦めなかった強化部の執念が(随分回り道をしましたが)実ったとも言えると思います。

だから、今のサッカーを極め、リーグ・タイトルを獲り、アジアの頂点に立つまで、または、何らかの事情により、途中で路線変更しなければならなくなるまで、スローガンの文言が変わることがあっても、"Moving Football"が体現するパスサッカー自体は、チームとしての「是」であり、スローガンであり続けるのだと思います。

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新入団選手一人ひとりに社長がマフラーをかけていました。


「心をひとつに」で思ったこと

そうなると、短期的により大きな意味を持つのがサブスローガンです。

今年のサブスローガンは「心をひとつに」。 印象に残ったのはサッカーに関する部分です。 社長の言うとおり、代表に5人も召集され、さらに梶山も怪我という中で心をひとつにする必要があります。 それだけの主力がシーズン前に抜けているということが、果たしてどのような影響を与えるのかは分かりません。 もしかしたらあまり影響は無いのかもしれません。

言えることは、過去の事例に学び、良い準備と対応をしていくしかないということ。 そして、想定外のこと(開幕スタート失敗など)が起きたとしても、「心をひとつに」して、平静である必要がある、ということだと思います。

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一堂に並んだ選手達に三田さんがインタビュー

「CSM」や、一口1,000円で10万人集めることなどに関しては、説明の仕方や、HPの内容、課金方法、実数or延べ人 数など、思うところも、改善の余地もたくさんあると思いますが、肝心なことは 「少しでも多くの人を巻き込むこと(そして収入を増やすこと)」 なので、それに向けスタッフもサポも努力するだけだと思います。

「見ている人の心を動かせ」はなぜ消えた?

もうひとつは、一昨年の「ボールも・身体も・観ている人の心も」や去年の「見ている人の心を動かせ」から、若干方向性が変わったということです。 昨年までのサブスローガンは、見ている人の心を動かすサッカーが実現できていないからこそ、目標として明示したんだと思います。

それに対し、今年「心を動かす」という文言が消えたのは、サッカーの質に関しては、(その完成度や、90分間のうちどれだけの時間実現できているかは別としても)観客の心を動かすサッカーが出来るようになった、と判断したのではないかと思います。

このことは、城福監督の会見からも言えると思います。 城福監督は「2分8敗」と言うキーワードの中で、ある程度の相手に対しては狙ったサッカーができるようになった反面、上位陣に対しては出来なかった、と言いました。 つまり、出来るか・出来ないかという課題があるにせよ、少なくとも理想とする戦いの形は見えたということです。 また、「4位」と言うキーワードでは、理想の形についてより明確に狙いを語っていました。

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会見に臨む城福監督。このあと、会場はシーンとひとつひとつの説明に聞き入った。

思い起こすと、去年の今頃は「停滞は後退」という意気込みのもと、新たなチャレンジに取り組みました。 前年(2008年)、夏場に失速すると、城福監督はカボレを左サイドに置くという手を打ち、これはゴールに近づく現実的な対応でしたが、反面、予め流れを固定化するやり方であり、"Moving Football"に反する面もありました。 そこで、去年のキャンプでは、両SBを高く上げ、キープ力があり決定的なパスを出せる梶山をゴール近くの2列目に置くという、前年とは異なる形をトライしました。 しかし、開幕までに充分成熟させることができず、また、開幕戦で前がかりになったところをカウンターで破られ続け、以降、試合運び自体が慎重または不安定となり、シーズン序盤、良い試合を見せることは出来ませんでした。 (もちろん、去年のチャレンジがすべて無駄だった訳ではなく、徳永が一皮向けたことや、その後のCBの役割の明確化に繋がっていったと思いますが。)

それに対し今年は、繰り返しになりますが、上位相手に実現できていないとは言え、目指す姿が明確になっていると思います。 また、その姿に適した能力を持つ選手を獲得できたと思います。

全体を考え合わせると、代表への大量召集という不安点はあるとは言え、また、上位相手に、どう目指す姿を実現させるかという新たな課題があるとは言え、シーズンイン前の今の時期としては、過去になく優勝争いに近づいているということだと思います。 実際、選手、スタッフ、サポーターだけでなく、他サポやメディアも含め、期待が高まっているのを感じます。

シーズンインが本当に楽しみです。 経営的に苦しい部分もあると思うので、少しでもその力になれれば。

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選手の後ろにサポとして並びました!


サポーターの参加について

世間では、記者クラブの存廃などメディアを巡る状況が揺らいでいるようですが、そんな中、新たにサポーターの参加に門戸を開いたのはポジティブに評価できると思います。

個人的にも、チームの重要な舞台に直接身を置くことが出来て、とてつもなく嬉しかったです。 そして、少しでも多くの人に、同じ嬉しさを味わって欲しいと思います。

ただ、現実問題と して、会場のキャパシティや運営を考えると、希望者全員を呼ぶことは難しいと思われます。 例えば、1ペーニャあたりの人数を減らし、より幅広い対象から参加できるようにした方がいいか、と思いますが、どのようなやり方を選んでも、一長一短あり、すべての人に とって満足できるやり方を導き出すことはできないと思います。 少しでも公平感が上がる方策があればいいのですが。

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ドロンパをいじり続ける森重

ちなみに、私個人が参加させていただけたのはこちらの方のおかげです。 感謝いたします!

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おまけ。新米広報マン浅利!誰もが最初は雑用から。頑張れ!

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