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2010年3月の4件の記事

2010年3月31日 (水)

貴重な本番環境でのトレーニング 大宮vsFC東京 3月28日(日)

貴重な本番環境でのトレーニング  大宮vsFC東京  3月28日(日)
貴重な本番環境でのトレーニング  大宮vsFC東京  3月28日(日)
貴重な本番環境でのトレーニング  大宮vsFC東京  3月28日(日)
まず、あの展開で切らさずにプレーした大宮の選手達をリスペクトしなければ。(ただし、村上(主審じゃなくてSBね)は、さすが前所属・川崎と納得しかけるほどエキサイトしていたが。)
カード自体は厳しめだけど、アリかなと言う感じで、むしろ基準の一貫性が問題だったかな、と。
おかげで、適度なプレッシャーを感じつつも余裕を持ってボールを保持し、様々なアイディアを試せ、期待の新人が自分の色を存分に発揮できる、と、失礼を承知で言えば、格好のトレーニングになった。(それでも得点が遠く、ファンにとっては途中までスコアレスドロー、はたまたカウンターやセットプレーから失点して敗戦、と言う最悪の事態まで頭をよぎる展開だったが。)

課題だったボランチは、徳永は11対11の時から周りがよく見えていたのか、縦横パスがよく通っていた。このあたり、城福監督の言うとおり、ボランチを孤立させないよう、北斗を内に寄せたのが良かったのかもしれない。

後半からボランチに入った今野は、展開、切り込み、シュートと思い切ったプレーぶりで、格の違いを見せつける。このあたり、フィールドを広くみるCBでのプレー経験が今野の成長を促したと思うのだが。(以前から展開力はあったけど、思いっきりの良さは主に奪取と突破で発揮されていた。)果たして、中盤が狭くなり、視界が限られる11対11だったとしても、同様のプレーを見せられるか。今後はどのポジションでもフィールドを掌握する姿が見たい。

逆に心配なのが長友で、プレーにいつものキレを欠き、試合後も腰を気にしていた。代表招集されたが、果たして体調はいかに。

平山、赤嶺、リカルジーニョは、それぞれ悪くはないけど、あの時点でチームに一番必要なものを提供できなかった。その要因にはいろいろあるだろうけど、打開の方法を突き詰める必要があると思う。

最後に重松について。名刺代わりに、激しいプレス、キレのある切り返し、強引な突破、狙い済ましたシュート、そしてデビューゴールと、派手な挨拶。
開幕前のとある集いのじゃんけん大会でいただいた重松の色紙には「試合出場ゴール」とある。有言実行。「持っている」男。
高2のプリンス開幕の頃、ユースに詳しい人から、怪我をしているけど凄いFWがいると教えられた。
さらに遡ること2年、伝説の深川vsむさし@ヴェルディグラウンドでの記憶はないが、チームとしての態勢整備を象徴するむさし一期生。
こんなにスケールの大きいFWをチームが産み出したことを喜びつつ、それに見合う実績を重ねなければ、と思う。リーグ戦も、ナビスコ杯も。
今日は、ナビスコ杯開幕@国立。相手はリベンジに燃えているであろう戦力充実の名古屋。
昨年のウィナーながらその立役者を欠く東京はウィナーのプライドを胸に戦う。

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2010年3月28日 (日)

遅くなりましたが FC東京vsC大阪 3月20日(土)

引っ越しなどでバタバタしていて、大宮戦当日になってしまいましたが(汗)、先週のセレッソ戦についてです。

ボランチ梶山米本(※)を欠き、ここまでムービングなサッカーを見せられない東京。この日も羽生、徳永と顔ぶれはかわらないものの、羽生が積極的に前から相手に突っ掛けていくのが印象的。
セレッソの中盤の守備が緩すぎることもあって、徳永もボールを持てていたものの、考える余裕があると却って複数の選択肢の間で迷いが生じ、その間にプレッシャーを受けてチャンスを潰したりミスをしてしまうと言う、特に徳にありがちなパターンに陥っていた。

セレッソは、相手が真ん中でボールを持つとシャドーも両サイドも開いてボランチの前がガラガラになり、相手がサイドでボールを持つと逆サイドが極端に絞ってガラガラと、およそバランスを欠くディフェンスだったものの、こちらも中盤の構成力を欠き、スペースを突けず、一点が遠かったのが残念。

平山は悪くないけど、去年の終盤のイメージで見ると、もっとボールを納めて繋いで欲しいと言う面はある。相手のマークも厳しさを増しているし、後ろが去年と違うと言うこともあるだろうけれども。振り向き様のシュートは凄かった!

ヨングンは、自分や回りの人の評価は、特に守備に関してはとても高い。一対一に強かったし、ヨネばりに相手のボールを掠めとるシーンもあった。他方、攻撃参加の回数は少なかったけれど、アーリークロスの質は良かった。今後サイドバックとしても期待できるけど、センターバックやボランチでも見たい。そして、セットプレーで攻撃参加して欲しいなぁ。

リカルジーニョは、速さと能力があることは分かった。まだまだ若いから、自分の良さをみせることで頭がいっぱいだろうけど、能力が高いのは来る前から分かっているから、どういうプレーをすれば、自分の能力が活かされ、チームの勝ちに貢献できるのか、じっくり理解させることが大事だろう。(ジュニーニョやマルキーニョスの効いている動きは参考になる。)
一時の磐田はともかく、Jリーグで優勝を争いを目指すなら、外国人選手を戦力化しなければ厳しいし、チームとしても継続的に外国人を戦力化するノウハウを蓄積していくひつがあると思う。

さて、ただいま大宮に向かっていますが、果たして個々の選手の進歩やチームとしての動き方の進化が見られるかが楽しみです。

(※)全治6ヶ月。じっくり治してね!そして米鶴の方々、お疲れさまでした。何もお手伝いできませんでしたが、感謝しています。

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2010年3月16日 (火)

勝てそうで勝てない少しも勝てそうになかった浦和戦 浦和vsFC東京 3月14日(日)

梶山、米本の不在を主に攻撃面で感じたF・マリノス戦に対し、主に守備面で感じた浦和戦。

今ちゃんと言えども、エジミウソンを一人で抑えるのは厳しいのに、ボランチと挟み込む連動も欠き、エジミウソンのボールの収めを起点とした攻撃に後手を踏み続けた。

後ろから追いかける守備からファウルで与PK。ほかにも田中の抜け出しを、間一髪椋原がボールを奪ったファインプレーがあったけど、逆に言えば、それだけ危ないシーンを作られていたと言うこと。(余談だが、闘莉王いなくなったし、達也と言えばうちの鈴木逹っちゃんだから、田中達也は田中と記載。)

エジミウソンは新潟でモニをぶっちぎった速さのイメージが強かったけど、タメを作って味方の上がりを引き出すし、入れ替わりに下がって巧みにマークを外すし、ポンテ以上に有機的な攻撃の鍵になっていた気がする。そこから再び顔を出してくる動きの質は、マルキーニョスやジュニーニョには及ばないけど。(余談だが、外国人もある程度長く使った方がフィットさせやすいし、力を引き出しやすい、毎年変わるのはそれだけ不利なんだな、と当たり前のことながら改めて認識。)

東京の守備が輪をかけて混乱したのがファウルの新基準。今年から手を使ったファウルを厳しく取るとのことで、F・マリノス戦でも徳永のドリブル突破のシーンで、従来ならファウルを貰ったと思った場面で攻撃側のファウルを取られることが何度かあった。日曜は、そんな新基準に浦和の方が順応していた。そして森重の退場。(余談だが、開幕戦で笛を吹きすぎとの指摘があったとか。その指摘自体は良いけど、新基準がどんなものなのか、分かりにくくした面もあったのではないか。)

ただ、主審は見えているところでは大方一貫した笛を吹いていたと思うけど、動きが少なくて、そもそも見えてないような場面が多く、何度も東京サポのフラストレーションを招いていた。見えてない最たる場面が、皮肉にも梶山が一人でバランスを崩した時にファウルを取ってくれたこと。(梶山は、痛そうなのに頑張っていた。じっくり治してね。ただ、新基準は、腰で相手を撥ね飛ばせる梶山には有利に働くと思う。)

他方、東京の攻撃。中盤で相手のプレスをまともに受け、有効な縦の展開を封じられた開幕戦の反省からか、序盤の徳永は、まず目の前の相手を交わして視界とスペースを確保してから次の手を考えていたと思う。ただ、空いている味方に繋ぐだけで、徐々に場当たり的な展開に陥っていく。(このあたり、浦和も大差なかったが。)

前線では平山も懸命にボールを納めようとしていたけど、複数の相手に囲まれ、打開しきれない。開幕戦の中澤はともかく、山田暢相手にはもう少しやって欲しかったが。(山田は何でも器用だな。)

また、FW達也が有効な攻撃の手になっていない。達也自身は裏への動きを見せても、ボールが出てこない。赤嶺が入った後の方が、平山ともども相手最終ラインを押し下げ、生まれた手前のスペースにナオが走り込むなど、危険な香りを放っていた。もっと言えば、赤嶺は平山よりもボール納めでも機能していた。(無論、それも平山がいるから相手マークが集中しないからだが。)最初から平山、赤嶺でいくのも見たい気がする。

とにかく中盤で本職や経験者を欠き、守備でも粘りと連動を欠いた浦和戦は、相性だの審判だのを抜きにして、勝てそうで勝てない試合だったと思う。

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2010年3月 8日 (月)

久しぶりの開幕戦勝利! FC東京vs横浜F・マリノス 3月6日(土)

僅かに加速し、小椋のスライディングを千切るナオ。 微妙なスピードのさじ加減だけでこんなに甘美な気持ちにさせてくれる選手はそうはいない。

内では赤嶺がニアで相手DFを引き寄せ、ファーで平山がフリー。 縦のコースを消そうと必死に戻る相手DFの逆を突くかのように、その手前を平山の足元に横パスが通る。 ダイレクトでズドン。

決まった瞬間、平山はもちろん、それ以上にナオが喜びを爆発させていた。 いろいろな思いがあったに違いない。 自身の怪我からの復帰。 高い期待を抱いて臨んだシーズンの開幕戦勝利を決定付けるゴール。 苦戦を強いられた試合での勝ち点3。 大きな価値のあるゴール、そしてアシストだった。

優勝争い宣言とは裏腹に、チームの要となる両ボランチと前年チーム得点王の負傷離脱、守備陣の代表召集、新戦力の融合など、不安要素に事欠かなかった開幕戦。

そんな中でも後ろ向きにならず戦えた一つ目の理由は、やりたいサッカーがはっきりしていて、そのサッカーに自信を持てていることだろう。 去年からいた選手はもちろん、森重や松下にしても、東京の(城福監督の)サッカーに魅力を感じて移籍してきた選手。 そこにブレはない。

二つ目の理由は、一つ目とも関連するが、守備に絶対の自信があったことだろう。 始動時、守備について、監督からデータに基づく説得力のある説明があった。 自信が耐える力を与え、プレーの迷いを排除し、実力どおりの、あるいはそれ以上の力を発揮させたような気がする。 結果的に刷り込まれていたのかもしれない。 選手はもちろん、メディアやファンも。

三つ目は、報道にもあったが、チームの雰囲気が良いことだろう。 チーム内で健全な競争が機能している。 90分間ピッチに立った森重や松下はもちろん、ヨングンやリカルジーニョがベンチ入りし、結果的に梶山とナオに頼ることにはなったが、誰がピッチに立ってもおかしくない。 コンセプトがはっきりしていて、そこに向けて努力すれば良いという分かりやすさが、チーム内の風通しを良くしているのではないか。 昨日の試合後、シャーを終えた松下が物凄く嬉しそうに駆けていたのが印象的だった。

試合は苦しかった。 中盤で相手のプレスをまともに食らい、タメを作れず、セカンドを拾えず、波状攻撃を受けた。

明大前の某ペーニャのリーダーが、ムービング・フットボールvsフィーリング・フットボールと評したが、木村F・マリノスは才能豊かな選手達が伸び伸びとパスを交換し、ピッチを切り裂いていた。 反面、ディテールを欠き、自由に動ける中盤ではともかく、選手が密集するアタッキング・サードでは効果的な形を作れなかった。

他方、東京。 360度から相手が迫ってくるボランチというポジションで、徳永は、サイドとは異質の試練を受け続ける。 それに対し、現時点で彼の出来ることをしたと思うが、キープ力、展開力、なにより判断の速さなど、あらゆる面で少しずつ精度・スピードが落ち、効果的な攻撃を組み立てることは出来なかった。

2列目が東京での経験が浅い北斗と松下だったことも割引かなければならないだろう。 北斗と松下は、最終ラインからボールが出る際、サイドに開いてボランチがボールを受けるスペースを作ったり、楔を受けるFWと入れ替わって、裏に抜ける動きを見せていた。 ただ、開いた後にボールを受けに絞る動き、攻守の切り替えの反応など、動き直しの質はいまいちで、まだまだ修正が必要な状況。

後半、梶山、ナオ、赤嶺と次々にカードを切る城福東京。 梶山のキープ力や視野の広さ、ナオの機敏な動きともさすがで、どちらも決勝点を生むために不可欠だったと思うけど、一番効いたのは赤嶺だったと思う。 ボールの収め方、そこからの味方への繋ぎ、相手DFと身体を入れ替えてのドリブルなど、とても良い動きをしていた。 この日、平山も達也もロングボールの競り合いで苦戦し、攻撃が寸断されていたけど、赤嶺が入ったことで、平山へのプレッシャーも減り、攻撃の出口が増えた。 そして、決勝点のシーンでも、赤嶺がボールを収めたところから攻撃が始まった。

とても価値ある勝ち点3。 同時に、今後の戦いが決して楽ではないことを予期させる試合でもあった。 紙一重のJリーグ。 「優勝候補」とは言え、チームの核を欠くチームが楽に勝てるほど甘くは無い。

ただ、それでも試合を勝ち点に還元する術を、チームが会得しつつあるのは、シーズンを見据え、大きな成長と言えるだろう。

アジアは現実化しつつある。

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