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2010年4月19日 (月)

京都に勝つ方法教えてください FC東京vs京都 4月17日(土)

東京が最近浦和に勝てないのは、同じさいたま市の大宮とバランス取ってるから、なんて冗談はともかく、何故か京都に勝てない。

センターバック経験者を並べてブロックを形成してきっちり守る、ボールホルダーの後方・近くに必ずパスコースを用意し、リスクの担保を常に用意するという京都の戦い方は、観ていて楽しいかはさておき、Jの中堅~下位チームにおいて、広島のワイドでダイアゴナルなサッカーと並んで、ひとつの確立されたスタイルであるとは思う。 少なくとも、個人的には、観ていて楽しいかは本当にさておき、反町や三浦あたりのサッカーよりは遥かに認めている。

もっとも、実際の京都は、狙いはともかく、必ずしもそのスタイルを徹底できている訳ではなく、決して守備が磐石という訳ではないのも事実。 ちなみに、去年の京都は大宮に2戦2敗。 東京と三すくみの関係。 なんとか勝ちたかったのだが。

とにもかくにも、東京はまたしても京都に「はまった」。 勝てない相手であれば、あんなに「安い」失点を喫してはいけなかった。 川崎戦に続き、相手のクロスに森重が触れ、逸れたボールが相手に渡ってしまった。 それぞれ不運な形だが、きっちりクリアできない以上、CBが触るべきか、キーパーに任せるべきか、判断の精度を上げていかなければ同じようなことは今後も起きるだろう。

それ以上に、攻撃が特に前半は機能しなかった。 メンバー的に仕方ないのかもしれないが、相手のブロックの外縁をなぞるだけで、中に突っかける場面が少なすぎた。 後半、縦にいける北斗や長友を2列目に入れ、さらには重松を入れ、打開を図るまで、ほとんど何も起きる気配はなかった。

また、大宮戦に引き続きこの試合でも高さの足りなさを痛感。 先の森重のプレーもそうだけど、中盤でも顕著で、特に、仕方ないとは言え羽生。

そもそも羽生はむやみにボールに釣られず、スペースを埋め、味方が使うスペースを生み、選手の位置取りのバランスを測りながらプレーするのが持ち味。 けど、その結果、どうしてもこぼれ球への反応が遅れがちで、セカンドを拾えないことが多い。 鹿島戦の終盤、攻勢をかけていた時間帯でも、徳永ともども押し上げてこぼれ球を拾い、攻撃に厚みを加え、継続させることができなかった。 また、ナビスコ杯名古屋戦などでもそうだったけど、純粋に体格的な要因で相手に潰され、ファウルも貰えず、カウンターの餌食になることが多かった。

であれば、去年から同じことを書いているけど、そのバランス感覚をより生かせ、ナオにスペースを与えられる2列目でプレーする羽生を観たい。

そして、平山。 とうとう途中交代。 相手のマークを受けているとは言え、ヘッドでの競り合いに強い訳ではなく、なかなかボールを収めることもできず、点こそ取っていたけど、開幕からずっと去年の終盤の姿からは程遠いプレーだった。 赤嶺の方がボールが収まったし、味方に繋げていた。 (その赤嶺も徐々に調子は落ち気味の様子だが。) あのパワーがあるのだから、ディエゴのように遠くからでもシュートをどんどん打っていけば良いと思うのだけれど。

まぁ、良いときもあれば悪いときもあるわけだけど、だんだんと、勝ち点の取りこぼしは許されなくなりつつある。

また、新たな打開策が楽しみになってきた。

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