僕たち 私たちの代表 僕たち 私たちのナオ
東京サポにとっては、切ない想い(または怒り)が胸を過ぎる代表発表となった。
言うまでもなく、ナオ、徳永、平山が選ばれなかったこと。
いや、正確に書こう。 俺たちが世界に誇るナオが選ばれなかったこと。
選手生命を脅かす怪我にも負けず、五輪での失意にも負けず、成長の壁にも負けず、何度でも這い上がり、乗り越えてきた選手。
逆境も、環境の変化も、理不尽さも受け入れ、むしろ成長の糧とし、悩み、苦しみながら自らの幅を広げて適応し、花開かせてきた選手。
お洒落で、サーファーで、笑顔がかっこよくて、母親想いで、想いをインタビューやブログで率直に丁寧に伝えてきたファン想いのスピードスター。
そんなキャラクターだけでなく、何より観る者の心を躍らせるのはそのプレースタイル。 去年、あのポジションで、限られた出場試合数で15点取ったのは伊達ではない。 今年は何度もバーに嫌われているけど、一瞬の切れ味は23人の誰にも真似できない。
2005年のユベントス戦でも、右サイドから一瞬の加速でエリア内に飛び込み、以降、相手のDFはディレイまたは複数でナオに対応していた。
W杯という国どうしの総力戦において、戦力の劣る側が勝利するには奇襲が有効だと思う。 それも絶対的なスピードよりも、静から動への変化が。 そんな変化を付けるのにぴったりの選手がナオ、と、理屈でも考えていた。
城福監督も、一人でも多くの東京の選手に南アのピッチに立って欲しいと言っていた中、世界の晴れ舞台でナオが見れないのはとにかく残念だが、誰よりも悔しい思いをしているのはナオ本人であり、一ファンの想いは、ここにぶちまけるだけで封印したいと思う。
感傷も関係なく、本番は近づいている。 今野、長友をはじめ、選ばれた23人にはおめでとうと言うとともに、熱くかつ冷静に頑張って欲しい。
きっと気力も充実していることだろうけど、もし気持ちにブレが生じたり、集中が難しくなったら、ナオのブログを読んで、その想いと悔しさを想像すれば、甘さなど吹き飛ぶという気がするのは大げさだろうか。
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コメント
お久しぶりです。
自分もナオが選ばれなかったことが本当に悲しいです。
正直、もうW杯で代表を見る気が失せかけましたが、ナオのブログを読んで反省し、やっぱり応援しようと思い直しました。
彼は本当にすばらしい人間だと思います。
投稿: TSK | 2010年5月11日 (火) 11:29
TSK様
ご無沙汰しています。
ナオは、周りへの気遣いも、自分の管理も、選手としてはもちろん、一人間として凄いです。
応援できることを誇りに思います!
投稿: fct fan | 2010年5月11日 (火) 21:57
レサポです。kakaと申します。
直宏、残念でした。うちの達也も我々としては出したかったけど、直宏、前田、寿人、小笠原は絶対必要な選手だと思います。
彼の人となりは、存じませんが主戦に考えているであろう”岡崎”って選手は強い相手からは点の取れない子ですから。
そこで比較すると、DFを引き裂いていく直宏、シュートの上手な寿人、ポジショニングのいい前田、必要ですよね。
先日のAマッチもろくに時間の無い中、果敢に攻め上がった石川くんの姿は、私の脳裏に焼き付いております。
おじゃましました。
投稿: kaka | 2010年5月12日 (水) 23:46
kaka様
コメントありがとうございます。
田中達也も、方向を変えてもスピードの落ちないドリブル、神出鬼没さなど、強い相手に対する武器を持っている選手で、選ばれても納得だったのですが。
選考については、いろいろ考えてしまいますが、切り替えて代表を応援し、W杯を楽しんでいくしかないですね!
投稿: fct fan | 2010年5月15日 (土) 12:13