« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »

2010年10月の4件の記事

2010年10月31日 (日)

スクランブル!東京! 東京vs新潟 10月23日(土)、清水vsFC東京(TV観戦) 30日(土)

多くの東京サポと同じく、東京の勝ち点に胃がジリジリする日々。 まぁ、おかげで生きていることを強く実感できているというか。

前節・新潟戦では、相手のキックが甘かったとは言え、終了間際のPKを止めて勝ち点を確保。 そして、いよいよ米本復帰というアゲ↑要素で迎えた清水戦。 体調・天候等を勘案し、TV観戦。 台風の中、現地に行かれた方々、お疲れ様でした! (私信:ムトウさん、前言を翻してごめんなさい!)

TV画面を通じても、その広いカバーエリア、淀みない寄せ、そして狙った照準を確実に仕留める能力に惚れ惚れ。 米本が容易に代替できない白眉の宝であることを認識。

相手との間合いを、自由を許さないよう空け過ぎず、かと言って振り切られないよう詰め過ぎず、一定の距離を確保しつつ、タイミングを計って一気にボールに寄せて確実に摘み取っていく動き。

マイボールが不確実な状態では、無理に繋ごうとせず、自分の身体を相手とボールの間に入れ、確実にファウルを貰う判断力。 (2点目直前の守備など。 これまで、相手のプレッシャーを受けながら無理に繋ごうとしてボールを失い、カウンターを食らう場面をたくさん見てきただけに、米本の適切さ・クレバーさが一層際立つ。)

まだ、狭いエリアでの細かいパスにはミスが目立ったものの、他方、攻撃に繋げる正確な中長距離パスは凄かった。 二点目のきっかけも、米本の左から右へのサイドチェンジだったけど、相手選手に挟まれたエリアへの難しいパスだったと思う。

そこから椋原が右サイドを縦を突き、中央を上がっていた梶山を経由し、横の揺さぶりでがら空きになっていた左の平山へ。 ダイレクトで鋭いグラウンダークロスに相手GKもDFも反応できず、大黒がゴール。 東京で久々に観る無理のない綺麗なゴールだった。

米本だけでなく、梶山も調子を戻している。 特に新潟戦はキープにパスに無双に近い状態で、ゴールを狙う意識も高まり、単に上手さだけでなく、怖い選手に脱皮しつつある気がする。 (まぁ、ゴール意識は従来から持っていたけど、膝の調子がそれを許さなかったのかもしれないが。)

平山も、湘南戦くらいから明らかに調子が上がっていて、高い位置でボールをキープできている。 平山自身の調子だけでなく、大黒が前線に張っているので、比較的相手のプレッシャーが低い位置でボールを受けられることも大きいと思う。 平山は前を向いた時の方が怖いし、前線では大黒と動きが被ってしまうことが多いので、少し低い位置でボールに絡ませるのは一つのやり方だと思う。 (無論、理想的には、前線で相手に囲まれた状態でそれができればいいけど、それが出来る選手はそうはいない。)

全体として、攻撃のスピードが上がっていて、チャンスは増えていると思う。 中盤からボールを持ち上がる時、ナオがFWの位置に入ることが多く、それが攻撃の厚みに繋がる場合と、味方どうしでスペースで食い合い、こぼれ球を拾う人が少なくなる場合と、一長一短があるので、整理が必要だと思う。 また、攻撃に人数をかけるのは効果的なことだけど、リスクをかけることでもあるので、少ない人数でも、ワンツーで抜け出すとか、攻撃のバリエーションを多彩にしたい。

一試合一試合がトーナメントの戦い。 椋原や北斗なども本当に良い経験をしていると思う。

新潟戦の終盤、椋原の松下への横パスがカットされた場面で、椋原が取り返そうと危険な場所でファウルをしてしまった。 失点には繋がらなかったけど、危険さを身を持って体験することが、個々の選手にとって貴重な経験になる。

終盤に逆転されることは、あくまで個々の選手の問題であろう。 昔の出来事を引き合いに出し、組織として経験が生きていないというのは、実態の無いものに対して怒っていることに過ぎない。 個々の選手が経験を蓄積し、個々の場面でそれを活かすことリアルの対策であり、組織論を問題にするのであれば、個々の場面でお互いに気付き・気付かせ合う文化を作ることであり、答えはあくまで現場にあるはずだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月23日 (土)

セオリー 仙台vsFC東京 10月16日(土)

胸を押しつぶされるような逆転による敗戦から間もなく一週間。 ホットラインも観て、ようやく振り返れるようになった。

と言っても、網羅的なレビューではなく、書きたいことだけつらつらと。 自分的な考えの整理で、前向きな内容ではないので、あらかじめご了承願います。

この数ヶ月、東京の試合を観ながら気になったことを携帯にメモしていた。 思いついたままで、順不同。 問題がこれらに尽きるとか、常に当てはまるなどと言うつもりはないし、たまたま目に付いただけで、ここに挙げている以外の問題もあるだろう。

  • 1.相手セットプレーでマイボールになったら速攻する
  • 2.クロスは薄い方から厚い方へ
  • 3.相手がトラップして、動けないうちに詰める
  • 4.相手が慌てている時に一気に加勢する
  • 5.相手の攻勢を受けているときにマイボールになったらすぐ切るか確実に安全なところまで運ぶ
  • 6.キープ力のある人を無理に追い越さず、味方がパスを出しやすいポジションを取る

1.は常日頃思っていること。 相手のCKをGKがセーブしたり、味方がキープした瞬間というのは、相手の守備も戻りきれてなく、絶好のカウンターチャンスなのだが、何故か活かそうとしないことが気になっていた。 まるで、相手が戻るのを待ってから攻めるかのように。 羽生だけが、交代出場直後、相手セットプレー後のカウンターで飛び出し、チャンスを演出した。 (もっとも、後の似た場面で、味方が着いて来れないまま一人攻め急いだ形になり、パスミス。 同点FKの起点となってしまった。 果敢な飛び出しが仇に。。。)

2.と6.は重なる部分があるかもしれない。 例えば、リカがサイドでドリブルを始めたら、ある程度はキープできるので、状況にもよるけど、北斗はいつも追い越さなくてもいいと思う。 むしろ、相手マークを避け、バックパスを受けたり、こぼれ球に反応できるポジションを保持するのも選択肢だろう。

3.も、動いている相手を追い掛け回すのもいいが、足元パスを受けるために動けなかったり、強いパスをトラップしなければならない相手に寄せる方が、少ない労力で多くの効果をあげられる。 終盤、東京の選手は足が止まっている面もあったけど、このセオリーを守っていれば、あそこまでズルズル全体が下がらずに済んだのではないだろうか。 プレスをかけるならできるだけ効率的にかけたい。

4.は、平山のゴールがまさにそうだった。 形は崩れていたが、早めに入れたのが功を奏した。 逆に、仙台は5.に反し、無理に繋ごうとして失点。 逆に、仙台の1点目も、北斗が一瞬マイボールにしそうになったのをもう一度失って、波状攻撃を受けてしまった。

こういうのは、監督が誰であろうが、やるサッカーがポゼッション、放り込み、カウンターであろうが、共通のセオリーだと思う。 (で、羽生はさすがよく分かっている。)

また、去年の良い頃のように、ボール回しも守備も相手の先手・先手を取れているうちは、顕在化しない問題だ。

解決を図るのは選手達だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月19日 (火)

年代「最高」を目指して 高円宮杯 三菱養和SCユースvsFC東京U-18 10月9日(土)、広島ユースvsFC東京U-18 10月11日(祝)

先々週の土曜は国立に高円宮杯準決勝の三菱養和戦を観に、体育の日は決勝の広島ユース戦を観に行ってきました。 トップ湘南戦・仙台戦の感想も書いてませんが、こちらの感想を先に書きます! なお、高円宮杯は初戦の富山第一戦@敷島と、16強の青森山田戦@西が丘も観ています。 (鳥めしも食べてます。 焼きまんじゅうは食べていませんが。。。)

ここ数年、数々のタイトルを手にしてきた倉又トーキョー。 けど、高円宮杯は未奪。 そういう意味でも、そして、ユース年代最強を決める大会という意味でも、是非手にしたいタイトル。

準決勝・三菱養和戦

キックオフ直後にファーストシュートを見舞うなど、序盤、勢いを見せる三菱養和。 今年3回目の対戦での初勝利を目指し、何よりタイトルに向けて、強い意欲を感じる。

けど、意欲では東京も負けてはいない。 決して受け身にならず、トップが躊躇なく寄せて相手を慌てさせ、二列目も巧みにパスコースを限定し、最終ラインも鋭い読みで縦パスをカットする。 守備からリズムを作り、攻撃に繋げる。 これぞ倉又トーキョーというサッカーで流れを引き寄せる。

そして、執拗に右サイドを狙い、徐々にハーフコートに近い状態に。 そして、左からのパスを受けたトップの秋岡くんがボールを真横のスペースに出し、それを縦に走りながら受けた武藤くんの代わりに出場の岩木くんがそのままの勢いでゴールラインに迫り、角度のないところから、GKのニアを襲うシュート! 先制!

その後も東京が勢いを保ち、流れを譲らぬままハーフタイム。

天気は雨が強くなったり、弱くなったりを繰り返し、ボールが流れ気味。 ただ、水溜りなどは出来ず、ピッチ状態は概ね良好そう。

後半も東京ペース。 

鋭いショートカウンターから秋岡くんが裏に抜け、相手DFよりも半身前に出たところでエリア内で交錯し、PK。 そして相手DFは二枚目のカードで退場。 PKを自身できっちり決めて2-0。 秋岡くんは大会得点王に並ぶ。

その直後、今後も素早いショートカウンターから、佐々木陽次くんが、左サイド45度付近から、相手GKの頭を越して落ちるシュート! 3-0。 普段ボランチなのが、この日はFWで出場した佐々木くんは、前半から「決めたい」という気持ちがプレーから溢れ出ていて、本当に嬉しそう。

けど、三菱養和も諦めない。 むしろ、それまでよりも縦の意識が速くなり、また、足元のテクニックを発揮し、危険さを増す。

そして、右サイドをドリブルから切れ込み、鋭い切り替えしからエリア内でファウルを得てPK。 1点返す。

その後も一人人数が少ないのを感じさせないプレーで追いすがるが、東京も浮き足立つことなく、確実な試合運びを見せ、3-1で勝利。

ここ3年くらい、再び全国の大会でJクラブの下部組織と互角以上の戦いを見せ、Jリーグにも選手を輩出し、何故か、全国大会でも相まみえる機会が多い地元の手強いライバルに勝った。 試合中の応援の被り方も愉快だった。 (ゴール裏の皆さん、雨の中お疲れ様でした! 三菱養和が広島や大分の歌を歌っていたのはどんな理由?)

決勝・広島ユース戦

決勝の相手は、クラブユース選手権大会で悔しい負け方をした広島ユース。 東西クラブユースの横綱対決。 準決勝では、静岡学園に粘りの逆転勝ち。 最近唯一負けた相手で、借りを返す絶好のチャンス。

本当に遠い埼玉スタジアム。 三鷹のうちからだと2時間前出発でもアウトだった。 (次回は3時間前出発に出ます。)

二日前とはうって変わり、暑さを感じるほどの天気の中、前半からハイプレスでペースを握る東京。 いや、自らペースを引き寄せるというより、相手にペースを握らせないことで、主導権の方が自分達の手に転がり込んでくる、と言った方が正確だろうか。 相手をあっという間に囲い込んで正確なパス回しを許さず、こぼれ球を拾っては、ショートカウンターを繰り出す。 その徹底ぶりこそ、倉又トーキョーの真骨頂。

幾度と無くゴールに迫り、シュートがバーをかすめ、あるいは直撃する。 そして、後方からのフィードに3列目から佐々木陽次くんが飛び出し、相手GKと1対1。 GKもかなり上手くコースを消していたが、絶妙のコースへ流し込む。 先制!

その後も東京ペースで進むものの、前半も残り僅か、プレスが若干緩まったか、広島がつなぐ。 左サイドから切り込み、センタリングをファーで合わせてゴール。 この試合において、ほぼ初めて自分達のペースでボール繋いだ広島が同点に追いつく。

後半。 ハーフタイム直前の流れを引き継ぐ。 そして、CKから逆転。 むぅ、残念。

広島の森山監督も、東京の倉又監督も「プレスが弱まった」と言った。 確かにその面はあっただろう。 けど、それ以上に、広島が、無理に動いてプレスの餌食になって、ペースをみすみす譲り渡すより、後方に控え、じっくり見極めてから動くように切り替えたように見えた。 負けていれば無理にでも攻めなければならないが、主導権を大事に保持する方向に切り替え、それを徹底できたという意味で、前半終了間際に同点にしたことは大きかったのだろう。

けど、ここからの東京の諦めない攻めに心が熱くなる。 相手が引こうが、逆に攻めようが、またこちらの疲れも関係なく、プレスをかけ、攻め立て、ゴールに迫る。 CKや、あとクリーンヒットさえすればゴールというシーンが連続する。 けど、広島も粘り、最後までゴールを許さない。

結局、1-2で終了し、東京は準優勝だった。 広島が、東京のプレスに対応する懐の広さを見せたのが勝因だろう。 けど、そうだとしても、純粋に勝負という面では、「たられば」になるが、結果がどちらに転んでもおかしくなかった試合だったと思う。

良くも悪くも荒削りでありながらスケールが大きかった前年や、各ポジションに魅惑のスペシャリストが揃った前々年に比べ、今年のFC東京U-18は、シーズン序盤から高い完成度を見せ、無敗を続けていた反面、圧倒的な存在感を欠き、伸び代は限られているのではないかと思われたが、ここに来て、粘りと安定感に磨きをかける形で、さらに伸びを見せていた。

春先、「彼は特別」とCHONO氏に教えてもらった「よっち」こと武藤くんは、華のあるプレーを見せていた。 また、中3から見ている廣木くんの落ち着いた守備力、江口くんの軽やかなプレー、松藤くんの前への果敢さ、後ろへの懐の深さに満ちた守備など、佐々木陽次くんの流れを読むプレーなど、成長を確認することが出来た。

爆発力やタレントなどは広島ユースや横浜F・Mユース、ヴェルディユースなどに譲るかもしれないが、最高峰に相応しいのはどちらか、という意味で、絶対に高円宮杯を獲りたかった。

高円宮杯決勝。 3年前に観た時は、流経大柏が点差以上に広島ユースを圧倒した。 一昨年、去年は大差が付いた。 今年は本当に良い試合だった!

狙うはJユースカップ優勝!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月 2日 (土)

頑張れ! FC東京! FC東京vs大宮 9月26日(日)

忙しくて、また体力も落ちて、ブログアップはおろか、PCに向かう時間もなかなか取れません。

さて、大熊監督の初戦はNTT関東、もとい大宮に0-1の敗戦。

「切り札」と呼ばれた男を切る、まさに身を切るような大きな代償を払ったのだから、すぐに成果が欲しい、と気が急いてしまうのだが、そうはならず。 残留争いのど真ん中での苦戦が続く。

前半から押し気味に試合を進め、チャンスは多かった。 ボールを早めに前に入れ、またはサイドを突き、ノッキングの少ない展開。 ただ、裏を突いたり、薄いところを狙うなどの意図も乏しく、過渡期にあることを感じさせられた。

平山に早めに当てていた。 それはいいのだが、平山は(イメージと異なり)頭よりも足元が上手いから、ロングボールよりも、グラウンダーのくさびが効いていたと思う。

ただ、いずれにせよ、これまでと同様、1対1での勝負が少なく、腰が引けている感じが気になる。 特に、大宮が、ラファエルの幻のゴール以降、粘りが数段上がったのに対し、東京の選手の淡白さが目立った。 決してサボっているとか、頑張ってない、ということではないのだが・・・。

立て直せると思っているうちにどんどん勝ち点を落とし、気が付いたら・・・、の状況。 落ちた時の広島なども、こんな感じだったのだろうか。

杉山茂樹などは、監督交代にかこつけて、東京にケチを付けていたが、その内容が、一般のレッズファンやフロンターレファンの方が余程チクリした嫌味を言うと思うくらい、文化的にも、地理的にも浅い、何も勉強していない上京者レベルで呆れる。

監督候補が市場にふんだんに供給される欧州の基準、しかも一般論を、人材が圧倒的に限られたJ、まして、チーム立ち上げに関わった人たちが(良い悪いは別として)フロントでも現場でも、中枢や外延でバリバリに働いている東京に当てはめるなんて、町工場に、キャリア官僚OBを顧問で迎えろと言ってるような、チンプンカンプンないちゃもんだ。 (博実がうちにいたことだって凄いことだ。) この世界では、まだ出羽の守が食っていけるのか。

とにかく今は応援するしかない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »