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2011年7月の4件の記事

2011年7月26日 (火)

訳あって勝ってます FC東京vs熊本 7月24日(日)

金曜日、休みが取れたので小平行ってきた。

そこで目にしたのは、熊本を想定した指示を繰り出す大熊。 それも、単に長沢やファビオの高さに警戒、などという通り一遍な指示ではなく、後ろの誰が入れてくるか、どんなタイミングで入れてくるのかなど、グラウンドに出る前の座学で説明したと思われるかなり細かい内容。 根占やエジミウソンなんて名前も聞こえた。

いつも城福さんとの比較で恐縮だけど(それだけ城福さんをひとつの理想像として認識しているということで)、城福さんが誰でもどんな場面でも通用する原則を追い求める真理追究型だとすれば、今の大熊さんは、リアリスティックで状況対応型。 (それは、サッカーのスタイルと言うより、指導の方法や試合への臨み方という意味で。)

で、その成果と言えば、相手の高さを封じただけでなく、チームとして機能したプレス。 ボールの出所、最終ラインにもプレッシャーをかけ、相手に有効な手を打たせず、ミスを誘い、セカンドを拾った。 特に、セザーと羽生に、谷澤(または草民)の前線3枚が絡み、さらに、梶山や両SBが圧力をかける。 それでもこぼれてきたところは秀人に加え、CBも前から摘む。 相手にとっては疲れが溜まり、こちらは気持ちよく回せる展開になった。

全体として、余裕を持ってボールを保持できるから、サイドも相手の先手を打って上がっていける。 自信を持ってプレーできているから、思いきったプレーを選択でき、躊躇なくプレーをやりきれる。

個々の選手で言えば、相手との差を生じさせる選手は、両CBや徳永もいるが、筆頭は羽生だろう。 縦パスを引き出す飛び出しやスペースへ の顔出しなどの気の効いたプレーだけでなく、危険に的確に対応するプレス、本当に危ない場面での果敢なプレーなど、本当に味わい深い。

また、徳永のシュートにせよ、アタッキングサードでの落ち着きにせよ、北斗の中途半端に終わらない切れ込みにせよ、自信が根拠となって、元々持っていた能力を発揮できているということだと思う。

(余談だが、それに比べると、試合勘に劣る椋原などは、動き自体は決して悪くはないものの、結果を出したいという気持ちが、①無理な上がりや攻め急ぎを生 み、②味方と重なった状態やプレッシャーを受けた状態でプレーせざるを得ず、③難しい・成功率の低いプレーを余儀なくされる、という悪循環だと思う。  SBとして、自分が良い形を作ろうとするより、味方が作ってくれた良い形にいかに関わり、良いクロスやパスを出せるのか、ということを考えるべきだと思う。 椋原の出場直後、右サイドで草民がボールを奪われた場面は、椋原が草民を追い越すよりも、バックパスを受けられる位置にいた方が、攻撃を継続 でき、相手のカウンターもなかっただろう。)

今、選手達は見るからに自信を持ってプレーしている。 そのように、自分達の能力を引き出して結果を出すということは、昨年できなかったことであり、ひとつの成長、自立へのステップだと思う。 今後、逆境に遭ったときにも、同じように自分達の能力を引き出して結果を出せるかどうか、次の課題だろう。

今はただ、この楽しい流れを継続したい。

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2011年7月19日 (火)

遅れて来た本命 FC東京vs岐阜 7月17日(日)

鳥取戦後も書いたけど、最近の徳永が良い。 この日も得点だけでなく、パスを引き出すタイミングの良い上がり、切れ込んでのクロスやパスなど、なんでもござれ。 本人の動き自体は決して柔軟でないのにも関わらず、これだけやれるのはまさに遅れて来た大器。

今日、2番のレプユニを注文しました。

けど、タイトルの「遅れて来た本命」とは徳永ではなく、東京のこと。 この日も決定力を欠く場面も多かったけど、個の能力の差を見せ付けて、4-0で快勝。 千葉が湘南に破れ、徳島がヴェルディと、栃木が鳥栖とそれぞれ分けたため、今期初の首位へ。

今のメンバーも定着し、ようやく安定してきた。 アタッキングサードのパス回しも、怖さはまだまだだけど、スムーズさは増している。 特に、ワンツーが増え、少人数でも相手陣地深く侵入できるようになった。 また、徳永の得点シーンのように2列目、3列目からの飛び出す動きが増えた。 (それが、中途半端にプレスを仕掛ける岐阜相手に嵌った面もある。)

その最たる例が梶山のプレースタイルの変化。 従来はCBからのパスをまずしっかり収め、のらりくらりキープしながらロングパスで攻撃の起点になっていたけど、今シーズンは、プレー位置を高め、シュート意識が向上した。 最近はロングパスは影を潜め、CBやSBとパスを刻みながら、ユニットでキープし、スイッチがオンになると楔パスを入れるとともに、自ら猛然と上がり、高い位置でワンツーを受け、そこからさらにラストパスを仕掛ける。 シュートチャンスも増えた。 そして秀人も積極的に上がる機会を伺っている。

他方、3列目の梶山・秀人が攻め上がると、中盤にスペースが生まれ、カウンターが怖い。 大熊監督も、ハーフタイムの指示で「攻めている時の守備の枚数をしっかりとそろえること」と言っている。 そこで、3列目のカバーが出来る前目の選手となると、羽生、谷澤、草民が、ナオ、達也、大竹よりも向いている、ということになる。

昔から東京では、戸田やナオなどのウィングやSHがトップを、加地や長友などのSBがSHを追い越すシーンはよく見られたけど、2、3列目のポジションチェンジはあまりなかった。 けど、相手マークを受けにくいボランチがもっとゴール前に絡む必要があるし、そのためには、2列目がボランチをカバーする必要がある。 まぁ、ナオや達也、大竹がダメということではなく、今後、個々の選手の調子などで、どうなるかは分からないけど。

2点目の草民の切り替えしは凄かった。 あの場面では、猛然とスペースに走りこみ、ボールを引き出した羽生、その羽生の動き出しを見ていた徳永、羽生と連動したセザーも良かった。

セザー、谷澤はシュートをGKに当ててしまうことが多かったけど、キレは良かった。 ルーカスも、ガンバでパスサッカーを描いた一員。 うまく流れを作ってくれるだろう。

ほぼ完勝の中で気になったのは、やはり相手のカウンターの基点となるリスキーなプレーやミス。 例えば、前半の秀人は、ノールックでパスを出すのは良いのだが、味方にとって予測が難しく、受けられなかったり、慌てたり、ギクシャクしてしまった。 後半、今野や森重が上がった時のカバーは、秀人を中心によく出来ていたけど、CBの戻りが遅いなど、バランスが崩れたまま時間が過ぎ、危ないカウンターを受けることがあった。 相手の精度が高ければやられてもおかしくない場面。

そういうことをなくしていくことが、今後調子の波があったとしても、J2シーズンを本命として進めていけるかどうかの鍵になると思う。

さて、翌朝のなでしこW杯優勝。 彼女達が自分達の良い部分を発揮し、自ら手繰り寄せた偉大な、伝説的な結果。 自分が生きている間にこんなことが起きたのが信じられないけど、ピッチのプレーを見ると、十分現実として伝わってくる。 アメリカも凄かったし、それを破ったなでしこジャパンは本当に凄かった。

おめでとう! ありがとう!

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2011年7月17日 (日)

ロードに(ノロノロ)乗って 町田vs金沢 7月16日(土)

昨日は時間があったので、久々に町田の試合を観てきました。

ロードバイクに乗るのも久しぶり。 尾根幹道の上りを走りながら、気分はヴォクレール。

熱中症も当分の摂り過ぎも怖いので、スポーツドリンクを水で薄めて飲む。 鞄の中には、最大4本のペットボトル( ;´Д`)  暑かったぁ。

ゆっくり走ったので、到着はキックオフぎりぎり。 選手入場チャントがJourneyのFaithfullyだったのに驚いた。

階層後初の野津田はホームとアウェイが入れ替わり、バックには座席が。 これがJリーグと物議を醸した改装か。。。 うーん。 立派じゃなくても上げても良いじゃん、という気持ちと、とは言え、箱物というのは一応客観的な指標であって、リーグ側としても、それを物差しに使うのも、分からんでもないなぁ、という気持ちとが合い半ば。

試合は、勝ち点2下回っていた町田が2-0で金沢を下す。 タイセーも頑張っていた。

試合後、思いのほかたくさんの来ていた東京サポの方々と会えた!

帰りは、輪行得意のTOOさんに途中まで着いていく。 さらに分かれた後、flatstream_xさんのバイクに追い越される。

暑かったけど、楽しい夏の週末の一日でした!

さて、いざ味スタへ!

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2011年7月 6日 (水)

勝って兜の・・・(ry FC東京vs鳥取 7月2日(土)

鬼太郎、ルーカス、長友、花火と、今年1番の華やかさに溢れた試合。

こういう時になかなか勝てない東京だったが、今年はJ2。 素の実力差を示して3-0で勝った。

J2初年度の鳥取はもっと慎重な試合運びをするかな、と予測していたら、ツートップが前線からプレスをかけ、最終ラインも高く、コンパクトさを維持。 後半になってもなかなか出足が止まらない。 J2歴の長い他の多くのクラブと比べても意欲的なサッカーをやっていた。

まぁ、メンバー的にも、服部、美尾、吉野、戸川、ウメツァ、阿部祐大朗など、例えば岡山あたりと比べても経験豊富で豪華だし、勝ち点もそれなりに稼いでいる。 (そりゃ、スズケンも小澤も残れないよな。 その点、控えGK井上敦史は懐かしかった。)

5連勝ということで、セットプレーの改善や秀人の成長など、良い点が目立つけど、ここでは敢えて気になる点を書きたい。

まず、モリゲの縦パス。 水戸戦はまずまずだったけど、岡山戦、鳥取戦と、足元パスもフィードも、あまり繋がっていない気がする。 東京にとって怖いのはカウンター。 そのカウンターを防ぐポゼッションの肝だから、大事にしたい。

あと、特に左サイドの北斗に顕著だけど、SBの上がりが早過ぎること。 もちろん、スペースがあればそこを突くのは良いのだが、相手がガッチリ守っている時も同じようにしても、味方とポジションが被ったり、味方の蓋になったり、数的優位を作るどころか、ポジション的に死んでいるも同然になる。 むしろ、しっかりトライアングルを維持し、後ろにパスコースを保持しておいた方が、ポゼッションに繋がる。 そのあたりの判断の質を上げたい。

草民は相手に警戒され、なかなか相手の重心の逆を突くドリブルができない。 いかに自分の良さを発揮するのか、新たな壁を越えなければならない。

最後に良かった点をひとつ。 徳永の調子を見るバロメーターのひとつは、斜め後ろから相手のチェックを受けたときの対応。 自信がないときは止まってしまい、バックパスに逃げるが、自信があるときは構わず突き進む。 J2と言うこともあるのだろうけど、最近は積極的なプレーを見せることが多い。 さらに、トラップのときに軽いフェイントで相手の寄せを牽制して間合いを作ったり、なかなか洒落てきているじゃないか。

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