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2011年8月22日 (月)

ここから先が監督の腕の見せどころ 栃木SCvsFC東京 8月21日(日)

木曜の夜は東京サポ系の餃子飲み会、土曜は我が家に仲間を招いて皮から手作りの餃子パーティー、当日も朝から行列して餃子屋を3軒ハシゴ。 食べた餃子は都合100を超えるだろう。 これだけ万全を期しても勝てないのか。。。 (←関係ない。)

冗談はさておき、相手の狙いにまんまとはまって、負けてしまった栃木戦。 一失点はミスをかっさらわれカウンター。 失点シーンでやられたのは秀人だったけど、直前に梶山も同じようにやられていた。 二失点目も、スローインから一気の速攻。 それ以外ではやられようのない形で失点し、実際やられそうな薫りも無かった。

負け惜しみになるのだが、栃木というか松田監督は、もっと能動的なサッカーをやるだろうと思っていて、また、それだけの力があると思っていたのだが、蓋を開けてみれば、最近の他のクラブと同じ戦い方で、プレス(およびプレスバック)からの速攻だった。

まぁ、ロボやサミアは、今野や森繁に対し、ボールをキープできないまでも、球際で粘り、東京に簡単に繋げさせず、クリアに追い込んでいた。 それで東京のリズムが崩れた面があったと思う。 けど、他クラブとの違いは、一言で言えばやることが意思統一されて、やりきったかどうかだけ。 うちと当たったときの北九州や昨日の栃木はそれができていた。 それで結果を出すのがJ2なのだろう。 (ついでに、G裏やバックよりもメインの野次が凄いのも北九州と一緒だった。 J2の傾向?という訳ではないだろうけど。。。)

あと、困ったときにはパウリーニョが預け先になって、中盤に落ち着きとタメを与えていた。 まぁ、昔のセレッソのファビアーノファビーニョの誤りです(ファビーニョは攻めでも凄かったけど)や、シャムスカ大分のエジミウソン・ホベルトみたいなもので、いなくなると・・・諸刃の剣なのだが。

東京の攻めは、セザーがいなくルーカスということで、ロングボールがやや多めだったものの(まさかここで平山・高松用のパターンが見られるとは)、いずれにせよゴール前には運べ、そこから先で渋滞が多いという意味では同じ。 ペナルティエリア付近でもワンツーなどで相手DFの逆を突こうとするのは良いのだが、勝負がシュートよりも、パスに偏重し過ぎ。 決定機を作ろうとするあまり、むしろ手数が増え、結果的に石橋を叩くような慎重な攻めとなってしまい、怖さを欠いた。 終了間際に1点返しただけで敗戦。

相手GKやDFの堅守にも阻まれたが、ここ数試合そういうシーンが続いている。 無論、J2のGKのレベルが上がっているのもあるだろう。 けど、シュートが相手GKに当たってしまうのは、GKに予測されているところやGKが反応できるところに撃っているからという面もある。 実際、相手DFラインや味方がゴチャゴチャしているところから撃っても、GKが待ち構えていた、ということが多い。 また、押し込み過ぎて、かえってシュートコースが限定されてしまうことも多い。

崩すことももちろん大事で、精度を上げていかなきゃいけない。 加えて、相手DFを拡げた後、相手DFが絞りきる前にDFの間を突く、相手DFを一方のサイドに引き付けた、逆サイドに戻りきる前に仕留めにいく。 場面に応じてそういう攻撃ももっと見たい。

多彩になってきた攻撃パターンを整理して、生かしていくこと。 そして、守備→攻撃の組み立てで、相手のプレスバックに対応すること。 明確になってきた課題にどう対処するか。

シーズン序盤の不調時、自分的には問題は監督より選手にあると思っていた。 監督の指示やチームの戦術がどうであれ、選手としてやらなきゃいけないことができていないと感じていたから。 けど、今この時点では、ここからがまさに監督やスタッフの腕の見せ所だと思う。 果たして。

最後に、梶山はかつての課題だった運動量を克服し、今やむしろよく走る選手になっている。 今シーズンは得点に絡むことを意識して、相手DF裏やゴール前にもよく顔を出している。 けど、ゴール前にいてもシュートを撃たなければ怖くないし、撃っても相手DFに当たってばかりでは意味がない。 次は上がりのタイ ミングや質を上げていかなければいけない。 また、中盤でも緩いパスを相手選手に狙われるシーンが目立つけど、逆に、相手選手の足が止まっているのに、やたらに強いパスで味方のトラップが乱れることもある。 梶山の抜群の上手さが味方にとって分かりやすい・やさしいプレーに生かされる時、梶山が海外に移籍できる時だと思う。

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コメント

ロボまで守備をしてたということですね。
だから、うっとおしいわりに怖くなかったのか。
松田さんは、そういう監督ですよ。

投稿: 江戸川そしお | 2011年8月22日 (月) 18:05

江戸川そしお様
コメントありがとうございます。
ロボは球際に強く、粘ってましたね。攻撃でそんなに活躍していませんでしたが、確実に東京の起点を妨害していました。
松田は神戸のときの印象が強かったですね。

投稿: fct fan | 2011年8月26日 (金) 21:29

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