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2012年4月の2件の記事

2012年4月 8日 (日)

真のアウェイ ACL 北京国安vsFC東京 4月4日(水) (TV観戦)

天皇杯チャンピオンとして臨む試合であり、アジアチャンピオン・クラブワールドカップへの道であり、一チームとしての真剣勝負であり、国を代表する戦いでもある。 それも単なる二国間ではない、日本と中国という二国の、しかも首都のクラブどうしの試合。

そして、これほどアウェイを感じさせる試合は、世界でも稀なんじゃないかなと思う。 プレミアでもUCLでも、ビッグクラブのビッグゲームになるほど観光客やセレブ観戦者が多いし。 南米とかならあるかな。

とにもかくにも、そんな大きな試合だったけど、新年度早々ということもあり、あいにく現地観戦はかなわず、TV観戦。

序盤、北京ペースが落ち着いたかな?と思ったところで、いきなり加賀の負傷。 交錯プレーによるものではなかったけど、厳しい試合を予感させる。

そして、秀人のPK献上。 相手のシミュレーションだったけど、手を伸ばしてしまった以上、言い訳はできない。 0-1。 秀人は、広島戦に引き続きややフワフワしていたな。

その後も、トップに収まって振り向きざまのシュートを許すなど、北京ペースで試合が続く。 東京も、らしいパス回しを時々見せるものの、決定機はなかなか作れなかった。

けど、前半終了間際、右サイドの混戦の中を繋いだあと、ナオがスペースの空いた中に切れ込み、走り込んだアーリアがダイレクトで決めて同点! いい時間帯だったし、慌てずしぶとく点を取れたのは去年の成果の証しだと思う。

イメージ通りそれなりに荒かった北京国安。 あからさまに脛を蹴ったり、足裏を見せたり、アフターで来るシーンもあった。 (特に6番はいやらしかったな。) ただし、荒いだけでない正当な厳しさもあって、終盤の押されている時間帯など、1対1、セカンドへの寄せなど、後手を踏んでいた。 いずれにせよ、乗り越えなければならない壁。

収穫は、蔚山も分けて得失点差でグループ1位を確保したこと、ヒョンスの目処が十分立ったこと。 そして、何より、こういう大きな国際試合に参加したことそのもの。

チームの歴史は新たな段階に達した。

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2012年4月 4日 (水)

いろんな意味で淡々と・・・ FC東京vs広島 3月31日(土)

苦手広島にまた負けてしまった。 (そう言えば、大宮、神戸は相性いいし、名古屋も悪くないな。)

広島は、監督が変わって、狙いがさらに明確になったというか、寿人というストロングポイントを研ぎ澄ませ、前面に押し出していた。 試合中も、それをいつどのように見せるのか、ある意味淡々と狙っていて、それ以外は守備に徹していた。 そして、ダイアゴナルな動きや、攻撃の厚さ・多彩さは意外なほど薄くなっていた。 点を取るために無駄な装飾は不要とばかりに、綺麗さっぱり切り捨てたかのように・・・。 結局、これしかやられようのない形を抑えきれなかったのが残念。

梶山、アーリアが不在で、草民がボランチで先発90分出場。 足技など、J1相手でも通用することはこの試合も証明したけど、具体的にチャンスに繋がるプレーという面で、確実性を上げつつ、もっと自分の色も出せたんじゃないかな、と思う。 草民の凄いところは、スペースがあってもなくても関係なく同じようにプレーできることだから、もっと相手のプレッシャーを受ける高い位置に顔を出す回数が多くてよかったし、禁断のドリブルも見せても良かったと思う。

秀人も悪くなかった。 ただ、欲を言えば、もっと確実性に比重を置いたプレーで良かったと思う。 まだまだ若いけど、先発11人を見渡して、また、草民とコンビを組んだボランチとして、秀人に求められたのは、ミスをしないことであり、敢えて言えば、周りが引き立つよう、自分を殺してでもある意味淡々とプレーすることだった気がする。 もはや、個々のプレーの善し悪しや成功・通用したかどうかに一喜一憂する段階を過ぎ、主力として、結果で評価される立場になったということ。 これは凄いことであり、厳しいことでもあると思うけど、自覚してやって欲しいと思う。

全体として、ポポもいろいろ工夫や打開をしようとしていたんだと思う。 ただ、メンバー構成の違いなどもあってか、それがあまりピッチに反映されず、見ている側にもあまり伝わらず、ある意味淡々と90分間過ぎてしまった。 ワンタッチ・ツータッチサッカーにも、もっと改善の余地がたくさんあることは承知している。 これはこれでもっと突き詰めていく必要があるとは思う。 ただ、結果を求めるという面では、場面や状況によってはキープすることも含め、打開が求められているのかもしれない。

平山も帰ってきた。 次はもっと長く。 北京で輝け。

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