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2014年3月の7件の記事

2014年3月31日 (月)

リーグ戦初勝利! 清水vsFC東京 2014年3月29日(土)

前節と今節。 前半と後半。 いろいろ打って変わって、3-1で勝利。

右・河野/左・武藤の基本ポジションは開幕当初よりも内に絞った感じ。 エドゥーを含むFWどうしやタマ、ヨネとの連携はまだまだ。 ただ、両SBの上がりを引き出し、攻撃参加やクロスは去年までに並みに増えた。

前半は、バタバタしているうちに先制を食らい、ヨネのパスミスやボールロストばかりが目立ったけど、終了間際によっちの思い切ったシュートは櫛引に弾かれたけど、河野がうまく流し込んで同点。 フォルランじゃないけど、やっぱり思い切ったシュートは大事。 打たなければ何も起こらない。

同点弾を決めた河野は、守備でも効いていた。 同じプレスでも、いつも寄せが同じスピードだと相手も予測できるけど、そうではなく、河野のプレスは相手のパスの受け手がボールを待つ間やトラップの瞬間に一気にスピードを上て寄せるから、相手もまずボール保持を優先するので、攻撃のスピードが緩む。 たとえボールを奪えなくても、河野のメリハリのあるプレスは効いていた。 去年までは、短い出場時間の中でアピールするため、無理で空回り気味なプレーが目立ったけど、今年やっと単に「うまい」プレーでも「凄い」プレーでもなく、「役立つ」プレーが出来ている。

後半、問題のPK。 よりによってコウスケがハンドを取られPKを献上。 数年前からどうも清水戦は、双方別に荒い訳でもないのに選手どうしの些細ないざこざが多いという印象がある。

森重はキャプテンとして、またその直前に長沢から若干ファウル気味のプレーを受けた当事者として当然異議を言い、それ自体は一般的なことで特別にしつこくもなかった。 ただ、その後、PK直前にでジーコの唾じゃないけど、妨害的な位置にいてイエロー(記録上はC3異議)を受け、累積で次節出場停止。 スタンドで思わず「バカっ!」と叫んでしまった。 もっとも、その効果か、権田の秘密の「根拠」(トーチュウ)のおかげか、大前のPKを権田がセーブし、勝ち越しを許さない。

数分後、良い位置で得たFKをこうすけが蹴り、森重が頭で決めた。 先のPKに絡んだ2人で勝ち越し。 何やら因縁めく。

さらに、交代で入った東がうまくボールを混戦から運びだし、受けたよっちが大きくクロス。 カウンター気味だったからか、はたまた中の平山に引き付けられたからか、後ろからドフリーで入ってきたヨネの放ったシュートが相手DFにも少し触れてゴール。 最後は平山大作戦もあって1-3で勝った。 あと吉本は良かった。

まぁ、森重のプレーはイエローに相当するもので、それが大前のPK失敗に影響したかは分からないというか、分かりようもない。 言えることは、森重は次節出場停止という代償を払い、大前はPKを失敗したという結果だけ。 前回に引き続き野球に例えれば、四死球の中で、決して敬遠とは言わないけど、厳しいインコース攻めで死球を与えてしまったようなもので、頭を狙ったビーンボールのごとく書き立てる某記事には強い違和感がある。

仮に負けていればサポーター世論がざわざわしかねないところ、ひとまず落ち着いたのは良かった。 チームとしても、引き続き厳しい状況は続くけど、今後の勢いに繋げるきっかけを得られた大きな1勝と思う。

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2014年3月25日 (火)

困ったね 多摩川クラシコ 2014年3月23日(日)

ブログを書くどころか、思い起こすだけでも辛い修行みたいな試合。

あまり悪口は書きたくないのだが、いいところなく相手に力負けで、勝負以前にミス連発で、試合以前に戦う姿勢が希薄で、サッカー以前に頭の悪いプレーのオンパレードで、おまけに怪我人やカードも多く、どこから落ち込めば良いのかも分からないくらい。

力負けの部分は、元々攻撃力のある川崎だから、ある程度仕方ない。 失点癖がなければずっと上にいただろう。 サッカーでは攻撃力が上回る相手との試合なんて日常茶飯事で、それでも耐えて一撃を狙うとか、戦うようがあるのだが。

ミスもよくあることで仕方ないけど、痛かったのが、先制に繋がるミスを犯したのがいつもなら周りを鼓舞する側の米本で、当の米本がすごく落ち込んでしまい、鼓舞する選手がいなくなって、坂道を転がり落ちるようになってしまった。 豆腐のメンタルと言えば、豆腐に失礼のような。

何より頭にきたというか、唖然としたのが前半ロスタイムのCK。 とにかくいつ笛がなるか分からないのでとにかく攻撃をやりきる場面なのに、何を思ったか、こうすけ→東のショートコーナーから、さらにタマに繋いで、潰されてカウンター食らって挙句の失点。 いや、たとえ失点しなかったとしてもあり得ないプレー。 混乱の極みというか、目にしたものが信じられなかった。 野球に例えれば、1点負けていて9回ノーアウト満塁スリーボールノーストライクからホームスチール失敗みたいなプレーだと思う。

後半も、相手CKからボールを奪ったのにクリアせずグズグズしている間に奪い返されて失点とか、信じられない場面が続き、グダグダのまま試合終了。 選手や監督が変わっても、スイッチが入らないまま終わってしまう試合が多い。 よそのクラブもこういうことがこんなにたくさんあるのだろうか?

個々の選手の感想を書き始めたけど、ネガティブになってしまうので、封印します。

今後、どうチームを作り上げるのか、ナビスコ杯鹿島戦ベースにするのか。 それはそれで楽しみなのだが、うまく行こうが行くまいが、戦う姿勢とか、プレー選択の頭の悪さの部分が引っかかったままなのが辛い。

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2014年3月21日 (金)

祝!ミステル東京初勝利♪ ナビスコ杯 FC東京vs鹿島 2014年3月19日(水)

後半から観戦。 前半の2得点は飛田給に向かう京王線内で、オンデマンドで確認。

河野の1点目はGKからわずか3人の繋ぎでゴール。 所要時間時間も僅かだった。 米本のラストパスが素晴らしかったが、相手がスペースを埋める前にボールを前に運ぶとああいうパスが通りやすくなる。 河野のトラップも若干大きかったけど、結果的にそれで相手DFを振り切れたし、米本のパスのタイミングが早く、スピードも速かったので、相手GKが前に詰める前に追い付けた。

宏介の 「そこ、空いてます弾」 も速い展開から。 平山が押し下げ、千真が横に広げた最終ライン手前のスペースに走りこんでいた宏介を河野が見逃さず、絶妙のラストパス。 宏介も完璧なシュート。

タマの3点目も素晴らしい流れだった。 タマの、アジリティでもトップスピードでもない、その中間の速さは特筆すべきで、得点シーンでも発揮された。 一人だけ違う時間が流れているようで、特に試合の終盤では効いてくる。 

米本、羽生のプレスが効いていた。 野沢も穴を塞いで、漏れてくるボールに対応していた。 鹿島はバイタルの外を横から横へと移動するだけという、東京の良くない時によく見られるシーンが続いた。

じっくり繋げることも大事だし、早く運べることも大事。 過去の否定ではなく、継承だけでもなく、状況に応じてどちらも使い分けられることで、幅が広がるリアリズム。

ところで、サッカーの文脈では、リアリズムと反対の意味でファンタジーとかアイディアリズム(理想主義)という言い方をされるが、過度な悲観もリアリズムとは相容れない。 鹿島への苦手意識もその類のものではないかと思う。 実際、イケイケで勝つことはある訳だし、少しずつでも払拭していきたい。

河野と吉本、野沢、松田らが活躍したけど、特に吉本の活躍は嬉しかった。 エア乾杯を継承するストーリーも泣ける。 2005年サハラ・カップ決勝2007年開幕戦(どちらも広島戦)で波乱含みのキャリアになったけど、吉本が大器なのは間違いない。 大器が晩成されていく様を目撃できるのは嬉しい。

2004年、2009年と5年周期で獲っているナビスコ・カップ。 今年もどうよ。

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2014年3月19日 (水)

簡単に 神戸vsFC東京 2014年3月15日(土)

ウィング→ホームズ→ノエビアで初の敗戦(たぶん)。 マルキーニョスとペドロ・ジュニオールにぶっちぎられて負けたのなら諦めもつくのだが、ミスからの失点で崩れたので、先週に引き続いてもったいないという印象が強い。

前半は抑え気味、後半からスイッチという作戦を、選手を消化しきれえいないというか、そんな選手を監督がまだ掌握できていないというか。 どちらも、時間が解決してくれる場合が多いのだが、他方、新しいやり方に特に苦労している徳永や千真あたりは調子も更に崩れないよう、また、チーム内(やゴール裏、SNS界隈)がむやみにギクシャクしないことが大事と思う。

得点シーンは良かったので、抑え気味の中にもああいう速くてフィニッシュを意識した展開をメリハリよく判断して織り交ぜることができれば、結果はついてくると思う。

試合前の神戸牛、試合後の明石焼き、翌日の京都観光は楽しかった。

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2014年3月16日 (日)

一週間遅れですが、祝!明治安田生命J3リーグ開幕! 長野vs福島 2014年3月9日(日)

先週・日曜は西が丘に行ってきた。 J3開幕戦の一つ、長野パルセイロvs福島ユナイテッド。 長野は地決@本城や去年の麻溝などで見たことあるけど、福島を見るのは初めてだったかな。

試合は、昨年度JFL優勝の長野が全般的に優位に試合を進め、1-0で勝利。 とは言え、福島も、湘南からレンタルの24番の選手や、小林康剛が入った後など、自分たちの時間もあり、大幅に劣っていた訳ではない。 上位は長野、鳥取、町田、相模原、金沢、琉球などで争われるだろうけど、

長野は専用スタジアム建設中で、地域リーグの時点で既に映画化というリアルなクラシコ相手もあるし、素晴らしい延び代を感じるチーム。 福島も天皇杯での活躍や復興とのシンクロの可能性など、難しさと同時に可能性がある。

総じてJの土台は固まって、裾野は広がった。 (むろん、楽観できる話ばかりでなく、ザスパクサツ群馬の債務超過、国際感覚・危機管理能力を問われる問題など、課題もあるのだが。。。) 地を固める努力の手は緩めてはならないが、同時に高さの積み上げにも目を向けなければならない。 ACLで結果を出したいし、例えば、F・マリノスは日産の財布を広州恒大、そしてサッカー以外の競技と争っているのだから。

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2014年3月 9日 (日)

初勝利ならず FC東京vs甲府 2014年3月8日(土)

幸先よくリードしたものの、守備のリズムが悪かった。 エドゥーが詰めても、後が連動しない。 プレスが噛み合わず、ボールを奪いきれず、相手に運ばれ、こちらのリズムが生まれない。 (米本不在の影響も大きいのだろうが。。。) ハーフタイム前の10~15分間などはむしろ甲府がボールを支配。 けど、こちらもブロックが出来ているので、決定的ピンチにまでは至らない。

両SB、特に徳永なんて暇そうで、スイッチが入らない・試合に入っていけない様子だった。 終盤の攻勢時はボールに触れる機会が多かったけど、クロスもドリブルもいまいち、いや、いま"さん"くらいだった。 対照的に、忙しい秀人は集中できているのか、一番良かった。 モリゲは、代表の疲れがあるような、他方で、余裕があるからか、攻め上がる場面も多かったものの、効果的でないばかりか、カウンターを食らいそうになったり、イエローをもらったり、もっと堅実にやった方がいいと思う。 昨日は加賀の方が安心できた。

開幕戦のブログでエドゥーに触れなかったけど、風格のあるFW。 さっそく得点を記録したのもよかった。 ただ、より活躍できるには、千真、武藤の早慶コンビがカギ。 相手のマークが分散するような工夫が必要だろう。 スリートップで得点を多く獲ったと言えば去年の川崎だけど、大久保があれだけ点を取れたのは、大久保自身の力、憲剛の存在もあるが、レナト、小林がいることも大きい。 千真は今のポジションにまだ馴染めないようで、なかなか絡めない。 武藤はチャンスメイクで素晴らしい能力を発揮しているけど、フィニッシュをもっと意識したい。

次節、初勝利しよう!

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2014年3月 2日 (日)

2014年シーズン開幕!(当ブログも再開?) 柏vsFC東京 2014年3月1日

フィッカデンティ新監督初戦@日立台。 雨が強くならなくて助かったです。 記憶・印象に残ったことを簡単に。

一番印象に残ったことは控えめだったSBの攻撃参加。 サイドのウィングが中にしぼった後に上がる感じで、ワンテンポ遅れるし、回数自体も限られる。 他方、後から上がることでフリーで受けられることが多く、攻撃の厚みにも繋がる。 相手カウンターに対するリスクマネジメントの面でも、決してマイナスだけではない。 原監督の時代からいろんなサッカーをしてきた東京だけど、サポも含め、サイド攻撃の効果を"質"よりも"回数"で計る傾向があったと思う。 そういう意味でこれはリアリティーへの"転換"と言えると思うし、個人的には好ましい。 徳永、コウスケが今後自分の良さをどう発揮するのか、松田、椋原も含めて楽しみ。

両ウィングの千真、よっちも守備をする。そして、結構やれる。 特によっちの動きは、増嶋ともう一人の間に切れ込んでぶち抜いたシーンなど凄かった。 ただ、あれだけチャンスに絡んだのだから、1点決めたかった。 もちろんルーキーが開幕スタメンであれだけチャンスに絡んだこと自体が凄いことは百も承知のうえで、千真のシュートをブロックしてしまったシーンを含め、動きの良さに結果が伴って欲しかった。 ものすごく評価しているからこそ、リアリティの面から辛めに評価。

秀人の両脇の東とタマは、特に守備の動きが慣れない感じで、突っ込んで潰すのか、流れてくる人に着くのか、スペースを埋めるのか、タマが秀人と横一列になってしまうなど、バタバタする場面が目立った。 ただ、整備されれば、攻撃へのスムーズな移行→フィニッシュへの絡みを含め、一番伸び代のあるポジションだと思う。

あと、秀人。 めちゃくちゃ重要なポジションを堅実に務めたと思う。 見た目の派手さより効果的なプレーが求められると思うので、そこを極めて勤め上げることができれば頼りになる代えのきかない選手になれるのではないか。

昨シーズン、得点リーグ3位、得失点差+14。 ポポじゃないけど内容は決して悪くなかったのに勝負弱く、結果が出なかったのは、スペクタクルが空回りしてフィクションに堕していたからだと思う。 ひとつひとつのプレーがすべて成功する前提(=フィクション)の綱渡りのようなサッカーでは、ひとつボタンを掛け違えるとその先も辻褄を合わせるための無理を重ねることになってしまう。 東京に足りないリアリティを埋めるためにイタリア人監督を招くのは、机上の空論では、むしろ真っ当で理に適った選択だと思う。 (実態は強化部長の人脈なのだろうけど。)

個人的に、今後の方向感を"リアリティー"と置いていて、それを諸々伺い知ることができたし、優勝候補の柏からアウェイで勝ち点1も取ることができたので、意義ある試合だったと思う。


さて、前回更新が1年前。 その時が約1年ぶりの更新だったということで、ほぼ2年ぶりの更新です。

公私の中でブログ更新の優先度を下げざるを得ず、ずるずるここまで来た訳ですが、他方、試合のことを書いておかないと後から振り返っても覚えてないというデメリットを感じていて、簡単でいいから記録しておきたいとまた思うようになりました。

とはいえ、時間をかけられないのは変わらないので、限られた時間の中で書けることだけ書くというスタンスで行きたいと思います。

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