リーグ戦初勝利! 清水vsFC東京 2014年3月29日(土)
前節と今節。 前半と後半。 いろいろ打って変わって、3-1で勝利。
右・河野/左・武藤の基本ポジションは開幕当初よりも内に絞った感じ。 エドゥーを含むFWどうしやタマ、ヨネとの連携はまだまだ。 ただ、両SBの上がりを引き出し、攻撃参加やクロスは去年までに並みに増えた。
前半は、バタバタしているうちに先制を食らい、ヨネのパスミスやボールロストばかりが目立ったけど、終了間際によっちの思い切ったシュートは櫛引に弾かれたけど、河野がうまく流し込んで同点。 フォルランじゃないけど、やっぱり思い切ったシュートは大事。 打たなければ何も起こらない。
同点弾を決めた河野は、守備でも効いていた。 同じプレスでも、いつも寄せが同じスピードだと相手も予測できるけど、そうではなく、河野のプレスは相手のパスの受け手がボールを待つ間やトラップの瞬間に一気にスピードを上て寄せるから、相手もまずボール保持を優先するので、攻撃のスピードが緩む。 たとえボールを奪えなくても、河野のメリハリのあるプレスは効いていた。 去年までは、短い出場時間の中でアピールするため、無理で空回り気味なプレーが目立ったけど、今年やっと単に「うまい」プレーでも「凄い」プレーでもなく、「役立つ」プレーが出来ている。
後半、問題のPK。 よりによってコウスケがハンドを取られPKを献上。 数年前からどうも清水戦は、双方別に荒い訳でもないのに選手どうしの些細ないざこざが多いという印象がある。
森重はキャプテンとして、またその直前に長沢から若干ファウル気味のプレーを受けた当事者として当然異議を言い、それ自体は一般的なことで特別にしつこくもなかった。 ただ、その後、PK直前にでジーコの唾じゃないけど、妨害的な位置にいてイエロー(記録上はC3異議)を受け、累積で次節出場停止。 スタンドで思わず「バカっ!」と叫んでしまった。 もっとも、その効果か、権田の秘密の「根拠」(トーチュウ)のおかげか、大前のPKを権田がセーブし、勝ち越しを許さない。
数分後、良い位置で得たFKをこうすけが蹴り、森重が頭で決めた。 先のPKに絡んだ2人で勝ち越し。 何やら因縁めく。
さらに、交代で入った東がうまくボールを混戦から運びだし、受けたよっちが大きくクロス。 カウンター気味だったからか、はたまた中の平山に引き付けられたからか、後ろからドフリーで入ってきたヨネの放ったシュートが相手DFにも少し触れてゴール。 最後は平山大作戦もあって1-3で勝った。 あと吉本は良かった。
まぁ、森重のプレーはイエローに相当するもので、それが大前のPK失敗に影響したかは分からないというか、分かりようもない。 言えることは、森重は次節出場停止という代償を払い、大前はPKを失敗したという結果だけ。 前回に引き続き野球に例えれば、四死球の中で、決して敬遠とは言わないけど、厳しいインコース攻めで死球を与えてしまったようなもので、頭を狙ったビーンボールのごとく書き立てる某記事には強い違和感がある。
仮に負けていればサポーター世論がざわざわしかねないところ、ひとまず落ち着いたのは良かった。 チームとしても、引き続き厳しい状況は続くけど、今後の勢いに繋げるきっかけを得られた大きな1勝と思う。
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