カテゴリー「旅(国内)」の123件の記事

2011年9月 3日 (土)

難しい対応 富山vsFC東京 8月28日(日)

良い試合ができなかった原因として、まず、FWのタイプの違いをチームとして消化しきれていないことがある。 けど、それ以上に両ボランチの絶不調さが大きいと思う。

秀人は栃木戦の失点が尾を引いているのか、自信なさげに置きにいくパスを狙われていた。 また、時間差で攻めあがっていく回数も減っていた。

梶山はボールが収まらず、パスが味方と合わず、不調時でも維持していた運動量も少なかった。 2列目の昔のウィンガータイプじゃない、出すことよりもむしろ前線で貰うことを意識しているということもあるんだろうけど、最近はすっかり展開のレンジが狭く、ロングパスが見られなくなった。

その分、ロングボールは今野や森重から出るのだが、今野の精度は物凄く上がっているものの、繋ぐことを優先し、回数が少なく、裏を取れるチャンスに素早く出ることも稀だ。 森重のは(一般的なイメージと異なり)確率が非常に低い。

ボランチがそんな状況だと、全体に連鎖する。 両SBが思い切って勝負を仕掛けるシーンが減り、バックパスか、ゆっくり上がった挙句、相手に囲まれてボールを失うことが増える。 羽生や草民も、相手に詰めるときにも後ろの味方のポジションを気にしていて、プレスに迫力が生まれない。 相手はプレッシャーフリーでよいパス出し、後ろも苦しくなる。 そんなことが積み重なってペースを掴めない。

やはり、セザーからルーカスに変わったことによる戦い方の違いが影響しているし、ナオも、まったくチームにも試合にも入ってこれていない。 (正直、今の状態で出すのは・・・。)

ルーカスは(平山と同じで)、ハイボールを競り合わせるよりも、前を向いてボールを持った方が怖い。 むしろ、(小さいけど)坂田の方がポスト役として上手くボールを収めていて、ポジションを入れ替えてマイボールにするのも上手い。 前・坂田、後・ルーカスとすれば、ちょっとガンバっぽくなるかも?

難しいのは、セザーが間もなく帰ってくるときに、どこまで修正するのか、または修正しないのか。 昇格争いの佳境を迎えるのに、試行錯誤するのは、正直厳しい。

何より、海外移籍を封印したと報道された梶山の調子が悪いままでは、多彩に揃えた前線の駒も本来の威力を発揮できない。 森重を前に上げるという手も、今野が代表の状況では打てない。 上里などをどう組み込んでいくのか。。。

監督やスタッフとしてもどう手を打てば良いのかが難しい、なかなか苦しい状況だと思うけど、マインドを前向きに設定できれば、また自力で勢いをつけられると思うのだが。

富山はこの時以来2回目。 路面電車で移動しやすいコンパクトシティでなかなか楽しかったです。

そして、翌日通り抜けた立山アルペンルートの景観は素晴らしかった!

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2011年6月16日 (木)

遠征はこうじゃなくっちゃ! 熊本vsFC東京 6月12日(日)

雨に降られ、ビショビショになりながら、こんなに至福な時はない、という遠征。

まずもって、食べ物がうまい! 土曜、空路福岡入りし、天神でとんこつラーメンをごちそうさま。

空港近くのレベスタに舞い戻り、たくさんの東京サポと一緒に重松vs茂庭を観戦。 (まぁ、たとえ重松や茂庭がいなくとも、この試合を観に行く東京サポはいっぱいいらっしゃるでしょうが。 いつぞやの大分遠征のとき、当事J2だった福岡の試合や、はては長崎の柿泊のV・ファーレンの試合にまで東京サポがいたことがあった。)

試合後、九州新幹線にて熊本へ移動。 そして馬刺しを堪能! 翌日曜は大雨に降られつつ、熊本城を散策。 楽しかった!

そして、いよいよ旅のメインディッシュである、東京の試合。

結論から言えば、ピンチもあったけど、順当な結果かな、というところ。

熊本は高木監督のチームらしく、手堅く、規律の取れたチーム。 他方、飛び道具・破壊力と言う面では、前線と二列目の190cm級コンビはいるものの、例えばオーロイやラフィーニャと比べると小粒。 手堅く勝ち点を稼いでいくチームと見受けられた。

そういうチームに、えてして足元をすくわれる(上から目線で恐縮ですが)のは、ありがちだけど、東京は東京なりに、手堅く勝ち点3を獲ったというところ。

その最たるものは梶山。 前節までの、トリッキーだけど一か八か博打的なパスは鳴りを潜め、非常に堅実にプレーしていたと思う。 それでもミスはあったけど、何でわざわざそんな難しいことを!? というプレーは見受けられなかった。

セザーのゴールで幸先よく先制したものの、羽生の交代後、プレスがかかりづらくなり、後追いディフェンスに陥った。 交代後の時間帯はまさしく鬼門。 一歩間違えればやられていてもおかしくなかった。 いかにやられる時間帯を減らしていくかが課題。

課題と言えば、他方、先制後の時間帯や、終了間際の時間帯を凌ぎきったのは成果。

言えることは、東京としては別に高度な戦術や連動、オートマティズムなどを追及しなくとも、素の戦力できっちりやれば勝ち点を稼げるはず。 となると、問題は集中力やモチベーション、一体感、やる気、そして自信。 そいう部分をサポーターとしても盛り立てていきたい。

試合後、当日入りの方々と共に、再び肥後の幸に舌鼓を打つ。 遠征はこうじゃなくっちゃ!

グルメであれ、ハシゴであれ、鉄道であれ、(いささか寒い)おちゃらけであれ、存分に楽しむことこそ東京サポのアイデンティティであり、たとえJ2に落ちて傍目には不幸であろうとも、何ら恥じるなどなく、東京サポであると堂々主張していける。

鹿島サポは鹿島サポ、浦和サポは浦和サポ、ガンバサポはガンバサポなりの誇り、自信があるだろうけど、どんな境遇であろうと、惨めにならず楽しみ尽くすという意味で、自己満足かもしれないけど、東京サポであることは唯一無二であると思う。

そんなコミュニティを形成してくれている、仲間の東京サポに感謝!

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2010年9月 1日 (水)

行ってきました 神戸vsFC東京 8月28日(土)

行ってきました 神戸vsFC東京 8月28日(土)
行ってきました 神戸vsFC東京 8月28日(土)
行ってきました 神戸vsFC東京 8月28日(土)
週末は神戸に行ってました!

神戸も東京と変わらぬ暑さで、北野などの坂のある場所は敬遠。ハーバーランドや旧居留地でゆっくりし、90分の明石大橋手前までのクルーズを楽しみました。

海から見ると、山の近さがさらに目立ち、関東にはない地形・景観を実感しました。

また写真を載せます。

さて、試合はスコアレスドロー。組み立ててチャンスのひとつふたつ手前くらいまではいくものの、なかなかシュートを打ち切れず、決定機に出来ない。シュートが相手によく当たるのは、いかにフリーで打ててないか、タイミングが相手の予測どおりかと言うことだろう。

アタッキング・サードでの動きを整理する必要があるが、これまでの経験からも、急な改善は難しそうだ。

フリーで打ててないと言うことは、スペースを生かすサッカーが出来ていないと言うこと。

去年の良いときは、ナオがキレキレでわずかなスペースでも有効に使い、(本人の感覚的にはスペースを使うと言うより、イメージ通り動いたらそこにスペースがあった、と言う感じかもしれないが。)
また、ナオが切り開いたスペースを他の選手も使えていた。
何より、ナオや他の選手に動く間を与えるタメを平山が作っていた。
今はそのどれもが失われている。

勝ち点が降格圏と並んだ今、やり方を大幅に変える必要があるのか。それもひとつの方法だと思う。
ただ、別に戦術変えるとか変えないとか、誰をどのポジションで起用するかとか、どのくらい頑張ったかとかも重要なことだけど、どんなサッカーをやろうと、その手前で改善できることがたくさんあるのではないか。パスコースに顔を出すとか、スペースがあったらそこを突くとか、速く縦にボールを運ぶとか、確実にキープしてから次の動作に移るとか。
やれることをやるだけで、変わってくると思うのだか。
きないのは結果が出ないことによる焦りからか。悪循環。

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2010年8月 8日 (日)

試合運びと勝負強さ 新潟vsFC東京 7月31日(土)

泊りがけの遠征はほぼ一年ぶりでした。 お造り、寿司、タレかつ、ヘギそば、茶豆・・・。 佐渡での金山探索、砂金採りなど・・・ 存分に楽しみました!美味しい料理については、こちらをご覧ください(笑)。

結果は出てないものの、内容は悪くはないと思う、などと言う段階はとうに過ぎているはずで、残留争いではなく、ポストW杯の主役にならなければならなかった。この落差は大きいけど、嘆いても仕方ない。

梶山、今野の両ボランチで攻め立てた後半は果たして光明か。城福監督が磐田戦後に語った今野評には全く同意で、去年のセンターバックへのコンバート直前は特に顕著だったけど、他方、今野には自ら運んだり、後ろからフリーで飛び込んでいく感覚、さらにはシュートの感覚には優れているので、うまく活かしたい。

そんな後半、攻めに夢中になり、やられるとすればカウンターだろうな、と誰もが思っていたと思うが、案の定やられる。このあたりは監督ではなく、選手の課題だろう。

監督も、前半は達也でエリアを広げ、リスクを回避しつつ相手を走らせ、後半、梶山で細かい展開に持ち込もうという意図が感じられたが、結果的に意図?どおりには行かず、細かく繋ぐサッカーになり、相手のプレスをモロに受けてしまい、それが失点の遠因になってしまった。(試合後の梶山と権田の件にも。)

高橋が弱いバックパスをかっさわれてゴール返上されたこと自体は、平松八田も(吉本もあったか?)通過してきた儀礼的な出来事で、仕方ない。スピード、プレスに慣れていき、次のチャンスにリベンジするだけ。

中断前から、「良いサッカーとか悪いサッカー」とは異なる次元で、「試合運びの巧拙」が課題として浮かび上がっている。試合は90分間の結果。特定の時間でどれだけ試合を優位に進めても、90分を通じた結果で上回らなければならない。

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2009年9月15日 (火)

勝ち点は正直 京都vsFC東京 9月12日(土)

2泊3日の薩摩半島観光を楽しみ、月曜の夜に帰って来た。 ほぼ情報遮断状態の間、1位・2位対決が雨天中止になったり、大分のスポンサーが撤退したり、いろいろあったようだけど、高円宮杯を戦うFC東京U-18。 番狂わせ(と敢えて書く)で初戦を落とし、次の相手は途中から見た先週のNACK5での試合でも好印象だった米子北ということで、少しだけ不安だったのだが、勝って本当に良かった。 駒場で応援された方々、お疲れ様でした!

さて、試合開始直前に到着した鹿児島。 風もあって想定していたよりかなり涼しく感じたものの、その風が撒き散らす灰と、試合終了とともに堰が割ったかのように降ってきた土砂降りには参った。 そして、試合結果にも。。。

京都と東京。 どっちがより魅力的で面白いサッカーをやっていたかと言えば、贔屓目抜きで東京だろう。 ただ、勝負はまた別の話だった。

序盤梶山(米本?)が弾き飛ばされてそのまま真ん中を運ばれ、いきなり失点。 その後も歯車が合わなかったけど、京都のプレスが中盤でもサイドでもゆるゆるなのをいいことに、徐々にボールを支配。 自由にボールを回し出し、サイドに切れ込み、チャンスの一歩手前までは行く。 けど、最後のところで崩せない。 じっくり攻めるべき場面と、はっきりしたプレーで終わらせるべき場面の判断が、まだまだよくない。

自由にボールを回すことが出来て、選択肢が増えるということは良いこと・・・のはずだけど、選択肢が増えた分、迷いも増えている今の東京。 テンポよく攻めているのだが、無駄にタメて、味方が攻めあがった後に、奪われて裏を取られることが多い。 後半、今ちゃんも何度も上がるなど、チーム全体が前がかりで攻撃に夢中になっていった感じ。 その割には攻めきれないままボールを奪われ、逆襲を食らうシーンも増える。 気づいていたかどうかは分からないが、リスクが高まっていった挙句の失点だった。

京都にとって攻められることは想定済みで、まさに注文どおり。 CBだらけの布陣で真ん中をガッチリ守り、攻めはカウンター中心。 Jスポーツの中継で見ていても、どの相手でもだいたい同じ。 志が低いようにも感じるけど、その割り切り方、極め方は凄い。 スタイルにまで昇華し、それなりに勝ち点を稼ぎ、強豪からも勝ち星を稼いでいるのだから、敗れた側がとやかく言うまい。 山形も守備ありきだけど、実力的にそうせざるを得ない面が大きいのに対し、京都(にもそういう面もあるだろうけど)は、より積極的にそういうサッカーを選択している気がする。 さらにそこに変化を加えることができる柳沢やディエゴの存在。 個人的には、去年の大分よりクリーンで、カウンターもスムーズな分、嫌いではない。

特に李正秀はいい選手ですね。 平山はボールを収めることは出来ていたけど、そこから前を向こうとしても、身体を入れ替えさせてもらえず、裏を取れなかった。

とにかく、これまで同点が多い両チームだったけど、どっちが良いサッカーをしているかはさておき、強さという意味では同じくらいだったということで、負けても全然不思議ではなかったということか。

カボレに代わる先発は赤嶺。 平山との関係(平山が引っ張ったスペースへの入り方など)や、縦のボールの受け方に今までよりも工夫は見られたものの、ゴール前で決定的な仕事をするには至らず、前半で達也と交代。 赤嶺は感覚派だと思うから、短い時間でリズムを掴むのはなかなか難しいだろうと思う。 また、相手の壁の手前よりも、もっとゴールに近いところで仕事をさせたい。 そういう意味で、達也の(味方も振り切るほどの)縦の速さに合わせて飛び込んでいけるのは平山よりも赤嶺だから、赤嶺を残すという選択肢もあったと思うのだが。 (平山も外せないので、交代は羽生か?) 翌日の西日本新聞でも取り上げられていた赤嶺、頑張れ!

二人目の交代は北斗だったけど、全然試合に入ってこれなかった。 盛んに細かい動き出しを見せていたものの、具体的にどういう形で受けたいのか、ベンチからどんなプレーを要求されて投入されたのか、見ていてもさっぱり分からなかった。 北斗もボールを刻み続けてリズムを掴むタイプだと思うから、ボールを受ける2列目よりもボランチの方が向いていると思うけど、今だったら梶山・米本を差し置いて出場は出来ないだろう。 現状でオプションとしては厳しい気がする。

試合後の歌について。 多くの人と同様、耳にしたとき、なんで?と思った。 ただ、好意的に捉えるとすれば、期待を胸にはるばる鹿児島まで飛んだ挙句負けて凹んだあの時、ポジティブな要素を思い出そうとして、咄嗟に頭に浮かんだのがあの歌だったから歌っちゃった、ということでは? 気持ちは分からなくもない。 今後もリーグ戦が続くという状況を踏まえれば適切な選曲でなかったけど、あまり目くじら立てるのもどうかという気がする。

むしろ、個人的にどうかと思ったのは増嶋いじりの方。 いじるな、ということではなく、質の問題。 (子供っぽいし、かっこ悪い。)

さて、次節はホームでガンバ戦だけど、平山が累積欠場。 厳しい戦いが続くけど、表現の仕方に稚拙な面があったとしても、選手もスタッフもサポーターも少しでも上に行きたい気持ちは一緒のはずだから、いま一度集中して、試合に臨みたい。

楽しかった観光については、改めて。

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2009年8月21日 (金)

自由を持て余す 山形vsFC東京 8月19日(水)

う~ん。 低い位置でのマイボールのリスタートで味方どうしの意図が合わず、ボールを奪われ、守備の態勢が整わないまま長谷川にフリーで頭で合わせられる。 自業自得としか言いようの無い失点。 横浜戦での健太と達也にしろ、普段慣れないメンバーどうしの意図が合わないことが多いな。 焦る気持ちはあるだろうけど、そんな時こそ、基本をしっかりやる必要があるのだが。 ただ、うっかりミスというものの完全な排除は不可能だから、セットプレー時は声を掛け合うとか、少しでも減らす努力を地道に続けるしかないのだろうけれども。

試合を通じてボールをキープしていたけど、いくら山形の守備意識が極めて高かったとは言え、ブロックの縁の外側を順番に回すシーンが多く、支配率の割にチャンスは少なかった。 放り込んで平山に競わせたり、ボールをカボレに追いかけさせたり、パスを回す以外のこともしていたけど、平山は昨日も頑張っていたものの、相手の警戒度も上がったせいか、また、調子もやや落ち気味なのか、一時期に比べキープ力が落ちているように見えた。 (コーラ断ちしてみる?)

カボレは、本来は、助っ人として、もっと相手を交わすとか、身体を入れ替えてゴールを向くとか、技術でもセンスでも、もっと上のスーパーなプレーを期待したいのだが(ホントにセンスないよね・・・)、まずはシュートを枠に蹴る部分とか、味方への球出しの正確性だとか、基本的な部分をもっとやって欲しい。

シュートの本数は多かったけど、崩してないから、プレッシャーを受けながらや、無理な体勢から放つばかりで、危険ではない。 自分としては、崩せないのなら、もっと外からでもミドルを打って欲しいのだけれども。

ただし、切り替えしやドリブルでシュートコースを作ったとしても、大抵の場合、足を振り上げてボールを蹴った時にはそのシュートコースは塞がれている。 そうなると余程完璧なシュートでなければ入らない。 逆にシュートコースは絶えず生まれたり消えたりするものであり、一見ないように見えても、ナオのようにどんどん打って欲しいのだが。

そういう意味で、田邉について、横浜戦後、フィニッシュのイメージを持ってプレーしろと書いていたけど、付け加えれば、(シュートであれ、パスであれ)フィニッシュをもっと手前に置いてプレーすべきだろう。 今のままでは通用しない。

シュートコースと同様、スペースも絶えず生まれたり消えたり、揺らいでいるもの。 選手はそれを感じて動いていなければならないのだが、全体として、パス を出したら出しっぱなしだったり、サイドに2枚もベタッと張り続けてお互いのスペースを消しあっていたり、スペースを使う意識も、生み出す意識も足りな かった。 選手の動きの質がとても落ちている。 これでは崩せないのも当然。

達也はオフ・ザ・ボール時、特に守備時のポジショニングがとても残念だった。 味方と被りまくり、プレスもかけられず。 一緒に観戦していた人達とも、あいつは何をしたいんだ? とザワザワしてしまった。

梶山は調子は普通だったけど、パスがニアサイドに偏りすぎで、効果的な散らしは見られなかった。 あと、やっぱりシュートをもう少しどうにかして欲しい。 いつも同じことを書いている気がするが、経験則上、梶山は連戦の時の方が動きがいい気がする。。。

東京の(目指している)サッカーに"原則"はあっても"縛り"はない。 個の能力と集団の連動とを最大限に生かそうとする、ある意味理想のサッカーだけど、"縛り"がない(=自由)があるが故に、問題も発生していると思う。 (最近の)梶山や羽生あたりは確実に決めようとし過ぎてチャンスを逸してしまっていたり、草民あたりはイメージに自分の能力が追いつかなくて(または相手に凌駕されてしまって)やろとすることが出来ない。 チームとしても、繋いで崩したいのか、もっと手っ取り早く点を取りたいのか、意図が合わないシーンが目立った。

他方、山形は相手がどこであろうが、"勝つにはこれしかない!"と、信じることをとことんやって、結果は、まな板の上の鯛の如く、運に任せている幹事。 決して自信に溢れているわけではないけど、やること・出来ることははっきりしていたと思う。 自由を持て余していた東京とは対照的だった。

昇格が決定した時から、楽しみにしていた山形遠征が平日だなんて・・・。 東京サポがっかり。 早めに休暇を取得する。 翌日出社の予定だった車での遠征(結果的に、翌日も休みを取りましたが)。 車での遠征はこれまで新潟が最長で、片道350kmを超えるのはこれが初めて。

朝4時代に出発!

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途中、青赤バイクに遭遇。

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まずは山寺へ! 青赤だらけでした!

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山寺駅

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内部

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ホーム

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くちびる美人コンテスト

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立石寺入り口

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ドロンパ参上!

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本堂

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松尾芭蕉の碑でドロンパが一句

山寺で 青赤いっぱい 嬉しいな (季語がない!)

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木々の中を進む。

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駅を見下ろす。

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日本は綺麗だな。

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もちろん食い気も。

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力コンニャクと言うらしい。 いわゆる玉コンニャクとの違いは?

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ずんだソフト!

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さっきのバイクもいました!

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山形駅近くの和風肉料理佐五郎という店へ!

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ステーキ丼!

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そしてステーキ! 厚くて上品で美味い!

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旧山形県庁 文翔館へ!

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大正時代に建てられた重厚かつ美しい建物。

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内部では山形の歴史を知ることができる。

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札幌時計台の時計の次に古いという時計。 全館中の時計が連動していたらしい。

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山形市に別れを告げ、NDスタジアムの横を通過し、天童へ!

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将棋の街。 将棋会館のお膝元、千駄ヶ谷駅のホームにも将棋の駒があるね。 将棋ダービー?

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「FC東京 ようこそ天童へ!!」 というのぼり

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街は青赤がいっぱい

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天童駅では駒の配付! ゲットはできなかった。

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道の駅天童温泉!

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ドロンパも足湯を初体験。

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山形県総合運動公園へ!

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べにばなスポーツパーク改め、NDスタジアムへ。 3年ぶり3回目かな?

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活気溢れる屋台村!

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まずはどんどん焼

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割り箸に巻きつけるお好み焼きかな?

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駄菓子っぽくて好きw

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肉そばも美味い

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カレーパンは煮あなご、焼あなご、深川飯に・・・

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裏メニューのいなご! 私は買いませんでしたが、買った人に見せてもらいました!

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ゆるキャラもいっぱい

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選挙のキャラ

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ハーフタイムにズボンが破けてすっぽんぽんになっていた。

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だんだん人が増えてきて、どこも行列!

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NDスタジアムにドロンパ参上!

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アボリジニ出演!

全体として、もてなしの心に溢れる山形でした。 以前に来た時と比べ、モンテディオが県の財産として認知されているようです。

来年も来て勝つぞ!

試合後、4時間強かかけて帰りました~。 勝っていればなぁ!

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2009年7月 9日 (木)

形を整え、形に囚われないサッカーをする 神戸vsFC東京 7月4日(土)

たとえチームの調子が良くとも、心配・不安が尽きないのはサッカーファンの性。

FW茂木。 プロ入り初ゴールを2002年に東京相手に記録。 最近調子が良いなんて聞くと、またやられてしまうのではないか、と頭をよぎる。

復帰した大久保。 なんだかんだ言っても動きの質が高く、怖い選手。 高校の後輩達の前でキレキレのプレーを見せつけたりしないだろうか?

そして、監督交代劇。 士気の高さを伝える報道や、嫌な予感を指摘する東京系ブログ。 何より、かつて自分たち自身が同様の状況で素晴らしい試合をした。 神戸にも理屈を超えた力が湧き上がってくるのでは・・・?

そもそも、バクスター、松田両監督時代の神戸は良いサッカーをしていた。 "堅守速攻"だけでなく、繋ぎとスペースの意識の高い連動的なサッカーを していた。 それを神戸が再現すれば、容易に勝てる相手ではなくなる。 (松田監督時代は"堅守速攻"、カイオ・ジュニオール時代は"ポゼッション"とい う切り分けには違和感がある。)

試合前、

相手がどんな状態であっても関係ない。 こちらとしてやるべきことをやって勝つのみ。 そんな試合を期待している。 きっと出来る。

と書いたのは、不安を打ち消す必死の気持ちから。

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試合。 神戸は決して悪くなかった。 選手もサポーターも気持ちを出して戦っていた。 けど、そんな相手を内容でも結果でも上回ることができ、一勝以上の嬉しさが湧き上がってくる・・・。

東京は、城福監督が去年使っていたフレーズ「電流を切らさない」サッカーが出来ていたと思う。 繋ぐことが目的になるのではなく、プレーの先々を意識しながら動いて、いい形でボールを受け・渡す。 それを綿々と続けていく。 いい形を作れなければ、戻してやり直すことも躊躇しない。

CBにボール扱いに秀でた選手を配し、ボールと空間と時間をコントロールするサッカー。 サイドとか、中央とか、カウンターとか、形に囚われず、その瞬間またはその先の瞬間でベストのプ レーを選択する。 あとは、その中で、いかにもっと点を奪うか。 ディテールを突き詰め、練度を高めれば、ますます良くなっていく予感に溢れてい るが・・・。

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勝負を決める個の力。

今更だけど、長友は最後までやりきるプレーが改めて気持ちいい。 相手との駆けっこ勝負で決して負けない。

ナオに注目が集まっているけど、今野も凄いことになっている。 ピッチ狭しと走り回り、ゾーンを埋め、相手を潰し、漏れを拭き取り、生きたボールを味方に繋げ続ける。 普通のCBとして、普通以上のクオリティの働きをしている。

またも決めてしまったナオ。 散々語られているが、大き目のトラップはシュートまでの動きをイメージしたもの。 頭も動きも冴え渡っている。 まさに平常心。

得点シーン以外にも、宮本のスライディングをヒラリかわして平山に送ったラストパス。 ゴールマウスを捕らえる振り向きざまの回し蹴りボレー。 冷静さな中でイメージが溢れ出てくる。

そして、米本。 気持ちがプレーに、全身に現れていた。 神戸の選手たち以上に感じた。 勢い余ってイエローを貰い、その後も手を緩めずにプレー。 カードが気になったからか、久々に90分間持たなかった。 けど、ブーイングを浴びてのプレーは、伸び代を広げる貴重な経験だったと思う。

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米本シャー

2アシストの羽生は、ようやく東京で"らしさ"を発揮できる環境を得たか。 自分で決める選手じゃないし、体格がある選手でもない。 他の選手とボールとスペースとの間で生きる存在はチームが機能しなければなかなか輝けない。 城福監督も、今日のエルゴラ(ナオの記事)で同趣旨のことを言っていた。

平山、カボレ、梶山、徳永、ブルーノ、権田を含め、それぞれが責任感のあるプレーを見せた。 浄もボランチ控え一番手としてのクレバーなプレーを披露。

今後、怪我、カードの累積などで、メンバーが変わることもあるだろうけど、どれだけチームとして力を蓄えることができるか。 赤嶺、祐介、達也、草民、怪我から復帰の大竹、椋原、佐原・・・。

不安は、すぐ近くで生観戦していた三木谷オーナーが目を付け、札束で引っ張られないか・・・?

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2009年7月 5日 (日)

相手が悪かったよ 神戸 (写真追補)

監督交代第一線目という重要な試合。 試合前に報道される神戸の意気込みは相当なものだった。 実際、神戸は、選手もサポも最後まで気持ちを切らさず、よく戦ったと思う。 (昨日はメインで観戦したので、試合の様子も、両ゴール裏もよく見えた。) ただ、相手が悪かったよ。

ここ数試合の東京は、中盤でも最終ラインでも前線でも、どこでもパスを回すことができる。 相手のプレスを受けたら、単純に長いボールを出し、相手を"いなす"柔軟性も持ち合わせている。 平山が確実に起点となり、カボレが裏に抜ける。 そして、10年目にして"覚醒"したシューティングスター(Shooting Star→こちら)がいる。

かと言って、攻撃一辺倒に陥るだけではない。 良い形を作れなければ無理せず、やり直すこともできる。 サイドも深追いして裏を空けるのは厳選した場面だけで、リスク・コントロールが出来ている。 これまで散々痛い目に遭っているから、試合の流れが悪い時間、相手が力を入れてくる時間にこそ集中を増すことができる。 相当強いと思う。

だから、神戸は気持ちを切らすべきではない。 次も、監督交代時に抱いたであろう決意と集中力を胸に戦うべきだ。 2006年の東京の経験から言って、2、3試合はカンフル剤となるから。。。

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羽田空港で。

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姫路城で。 こちらの方にお会いしました!

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試合後、三ノ宮のアイリッシュ・パブ(エイヴァリーズ)でツール・ド・フランスを見ながら。 頑張れ! 新城、別府!

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ランス・アームストロングとコンタドール

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新城

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別府

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2009年5月27日 (水)

いろいろあった日、そして試合 第15回多摩川クラシコ 5月24日(日)

私も空軍の一員として前日から大島入りし、多摩川クラシコエアツアーを迎撃してきました! その模様は「青赤散歩みち」が完璧にまとめているので、こちらで付け加えることは特にありません(笑)。 なので、作戦会議の様子を簡単に・・・。

そちらに書かれていたとおり、川崎のツアーが発表された翌日には、ほぼすべてが決まっていました。 「行っちゃう?」 なんて他愛もない会話から、あれよあれよといううちに話が進み、12時間後にはほとんどの手配が済んでいました。

鳥取砂丘でのキャンプにしろ、仙台での芋煮にしろ、毎回、某ペーニャの人達の実行力には驚くばかりですが、今回は特に・・・(笑)。

私も、その店のまぁ常連ということもあり、是非一口乗らせていただくことにしました。 (以前から、調布空港に降り立って味スタに行きたい!と思っていたけど、ハシゴ観戦とか、手配の遅れとかで実現できていなかったこともあり・・・。)

この間、川崎側にバレると迎撃ではなくなるので、やりとりはすべてmixiの公開範囲を限定したコミュで。 おかげで、じっくり作戦を練ることが出来ました。 (私は、ほとんどROM専門でしたが・・・。)

まず、大島に前日入りし、港で川崎のツアーの機先を制そう!というところから始まりました。 けど、ここで問題発生。 主要メンバーの一人が用事のため、前日の大島入りが不可能に。 そこで、あれこれ調べた結果、川崎のツアーが使う船は竹芝桟橋から出航し、川崎サポは横浜の大桟橋から乗り込むことが判明。 竹芝桟橋から乗り込み、大桟橋で出迎える組を作っちゃおうということになりました。 これが通称"海軍"で総勢4名。 4名が予定通り、川崎ツアーを出迎え、うち2名は横浜で下船。 2名は川崎のツアーと一緒に大島へ行くことになりました。

他方、大島に前日入りしたのは自分を含め5人で、調布飛行場から行ったので、通称"空軍"。 大島での楽しい様子は、青赤散歩みちに書いてあったとおりです。

翌日の川崎ツアーとは異なり、天気にも恵まれ、三原山の火口がとても綺麗に見えました。 また、某ペーニャにはキャンプやバーベキューの達人が多く、安価で美味しい食事を楽しめました。 ネットで見つけた宿も激安のうえに食器やバーベキュー用品や無線LANなど設備も揃っていて、とても良かったです。 イルカ迎撃という当初の目的を忘れそうになるほど、楽しかった大島滞在。 まさに「大島よいとこ一泊してけ」です。

とは言え、主目的を忘れるわけにはいきません。 空軍メンバーは朝3:30~4:00に順次起床。 準備を整え、岡田港へ。 何がおきているのか分からない様子の釣り客を横目に、川崎ツアーを二度目の出迎え、空軍と海軍が合流。

そして、宿でまったりした後、川崎ツアーの一本前の便で帰ってきました。 青赤散歩みちにも書いてあったとおり、味スタのコンコースではフロントの人達が大弾幕を掲げてくれて(見えた瞬間、大感激! ありがとうございました!)、調布空港では、逆に川崎サポの出迎えを受けました(こちらもありがとうございました!)。

最後に、調布空港で迎えるのは"陸軍"。 陸海空が合流し、当日来てくれた人もいて、両チームのサポが入り乱れ、和気藹々。 三度、川崎ツアーを出迎えました。

肝心の試合で負けてしまい、残念でしたが、 いろいろ、とても思い出深い週末になりました。

最後に言いたいことは、この一言です。

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試合は・・・。

前半10分過ぎから後半に2点目を取るまでは、今シーズンで一番良かったんじゃないですかね? ポゼッションでもシュートの本数でも、チャンスを作る質でも川崎を圧倒してた。 (J's GOALの川崎視点レポは、もう少しちゃんと試合を観て欲しいね。)

なんと言っても、最後列、そして中盤の底にいる梶山。 3人からビルドアップできるのが大きい。 無理なく、リスクを管理しながらポゼッションサッカーを実現できている。 城福さんがやりたいのはこういうサッカーなんだな、というのが良く分かった。 そこから前のディテールに難があるのは確かだけど、今は試合を重ねるごとに良くなってきている。 メンバーが変わっても同じだった。

PKは、ファウルはエリア外だったという意見もあるし、もしかしたらそれが正しいのかもしれないけど、ファウル状態になってから倒れるまで、どの地点でファウルを取るかは、毎回毎回とても微妙。 こっちがファウルされた時も、「あ、ここで取っ(てくれ)たんだ」とか、「え、なんでそっちで取るの?」なんてことはしょっちゅう。 今回、仮に位置に問題があったとしても、広い意味でしょうがないかな、と思う。 (東京の試合に限らず、ファウルを受けても、粘って頑張るほど最後まで笛を吹いてもらえなかったり、その間に形成が逆転して、逆に不利な笛を吹かれたりすることが多く、昔から腑に落ちないのだが。)

同点にされた時の梶山のファウルも、もしかしたらファウルじゃないのかもしれないけど、1点返され、一人少なくなり、こちらが一番混乱し、相手が一番勢いに乗っている時間帯に、あんなに低い位置でプレッシャーを受けたなら、とっとと蹴り出すべきだったと思う。 3年前に憂太→戸田で決めたゴールのちょうど逆を見る感じだった。

3点取られた10分間の混乱。 その後、達也をトップにするまでの10分間の打つ手のない状態。 計20分間のエアポケット。 ベンチからの指示、ピッチ上の判断。 このチームの一番の弱点が極端な形で出てしまい、他の70分間は良かったのに、90分トータルで負けてしまった。

良さも悪さも、顕著な形で現れた試合。 いろいろあった試合。

とても楽しく、そしてとても悔しかった。

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2009年5月19日 (火)

ニヤリ( ̄ー ̄) 横浜F・マリノスvsFC東京 5月16日(土)

僕らは10節まではJリーグ最多失点だったので、次の10節はJリーグ最小失点になろうという合言葉でやっている。それは守備的にやろうということではなくて、自分たちでボールを保持する時間を長くしてフィニッシュまでいくというのが一番の方法だと思っている。

試合後の城福監督のインタビューを読んで、思わず「ニヤリ」。

あくまでポゼッション。 攻撃だけでなく、守備でも答えはポゼッション。 これこそグアムからシーズン当初からやろうとしてきたこと。 ぶれてないし、へこたれてない。

ここまでなかなか実現できていない。 綱渡りのようなキープが却ってリスクを高め、守備が破綻することも多い。 選手の入れ替えや、配置換え、放り込み・・・。 回り道も多い。 これからも苦労が絶えることはないだろう。

それでも、道を引き返すのではなく、極めることで答えを導き出そうとする。 この男はなんて一途で頑固なんだ! その意気や、良し。

さて、国見高校同窓会@日産スタジアム。 (あと、国見→早稲田が3人。 横浜F・MYも4人!)

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こんなところでドロンパ!

さて、最近の横浜と言えば、ルーキー渡邉千真がしっかりワントップの仕事を果たしながら、後ろから狩野(山瀬)と坂田のツーシャドーが鋭い動きで相手ディフェンスを混乱に陥れるのが怖い。 伝統的にゾーンで守る東京としては、ビッグアーチで高萩を捕まえ切れなかったように、SBとCBとボランチの合間を突くように影から飛び出してくる動きが苦手。

けど、蓋を開けてみたら、土曜はほとんど危なげなく勝ててしまった。

俊輔シフトの影響だろうか、横浜の攻撃はとにかくモタモタしていた。 横への繋ぎは一見スムーズだったけど、3バックの時よりもサイドの初期位置が低いせいか、上がりが遅く、それを待つ僅かな間に、東京ディフェンスはブロックを整えることができた。

ボールを縦に鋭く運べる山瀬も位置が低く、ゴールの近くでほとんどプレー出来なかった。 渡邉千真、狩野、坂田の関係も曖昧で、お互いにスペースを食い合い、有機的なプレーは見られなかった。 ポゼッションを標榜する東京をキープ率で上回っていたけど、有効打は少なかった。

そんな横浜に対し、東京はブルーノが弾き返し、今野がカバー。 米本が絡め取り、梶山が追い詰める。 長友が身体を張り、徳永も落ち着いて対処できていた。

例えば、徳永はスリートップのマークで内に絞ることが多く、右サイドに広大なスペースを空け、何度も兵藤や小宮山の侵入を許していた。 けど、後からのんびり出て行って簡単にほぼ抑えていた。 最近の徳永は以前より安心感があるな(笑)。

また、去年のアウェイ三ツ沢で、「10番の差で負けた」 と言われた梶山は、それを意識してか(?)、積極的な守備で山瀬から数回ボールを掠め取っていた。 そして、外への展開に、縦へのドリブルにと、いつもどおり東京の攻撃の中心になっていた。

梶山が怪我で交代した後は北斗が仕事をした。 アタッキング・サードに入るとスピードが落ちて時間がかかってしまうそれまでの東京の攻撃からは打って変わり、ダイレクトプレーや、シンプルだけど数手先を考えたプレーを連発。 試合のリズムをガラッと変えてしまった。 横浜ディフェンスに混乱を誘発し、何よりも、東京に勢いをもたらした。

広島戦でも、京都戦でも、ボールはスムーズに回わるようになっていた東京。 この日も圧倒的にペースを握るものの、繋いだ後どうするの? どうやって仕掛けて点を取るの? という部分を形に出来ず、近いようで遠いゴール。 そんな東京にとって、北斗のプレーは攻撃にバリエーションを加える貴重なピースとなり得ると思う。 無論、タメを作り、じっくり味方を待つべきシチュエーションでは

他方、倒れた梶山。 どうやら結構重いらしい。 梶山のキープ力や展開力は誰も代替できない。 そして、失敗を恐れず仕掛け・打開を図る責任感も。 チャレンジの結果、ミスが目立つことも多いけど、それは、みんなが無難なプレーに終始し、梶山に頼ってきた結果であって、梶山だけが責められるべきものではないと思う。

だから、梶山の不在は、他の選手たちが梶山に頼らず、どれだけ能動的にプレーできるかを試すことになるだろう。 ルックアップするたびに梶山を探すことが無くなり、攻撃がスピードアップするのではないか。

他方、梶山にとっては、自分達のサッカーを客観的に見る貴重な機会になると思う。 お大事に!

国見五人衆の一人、平山も頑張ってた。 競り合い(まだちょっとタイミングが早いけど)、ボールキープ、ドリブル、赤嶺との関係。 能力を発揮し、見ていてストレスを感じることが少なかった。 中澤相手にあれだけやれるのは凄いと思う。

平山の筑波の先輩・鈴木達也も徐々に調子を取り戻していると思う。 キープとリリースの判断、クリアとキープの判断。 良かったですね。 これからも頑張れ。

最後に、ロスタイム5分は、「○×レフリー」コールに対する、審判の仕返しか? あのコールは余程の大事件でもない限り、いらないよ。

さて、これまで何年もの間、日産スタジアムとは、自分にとって、試合を観て帰るだけの場所だった。 (例外は、ハ○公前を●ャックした2004年(?)の遠足。 あと、ルーカスの無事を祈りながら帰った夜。)

けど、土曜は中華街で四川料理を堪能しましたよ~!

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