カテゴリー「FC東京ユース」の84件の記事

2011年4月23日 (土)

先週はユースの試合を観てきましたので、雑感を!

多方面で既報のとおり、高円宮杯U-18サッカーリーグ2011 プレミアリーグ 第2節 FC東京U-18にとっての初戦は3-1での勝利!

大会形式の変更があったものの、諸事情により情報収集や推考できず、自分なりのプレミア・リーグ"観"のようなものを形成するには到っていない、というか今後もほぼ難しい状況だけど、見たまま、感じたままを書いていきたいと思います。

で、思ったことは、このリーグは、好事家の枠を超えて大きな存在になるポテンシャルがあるんじゃないか、と言うこと。

高校選手権のようにメジャー・レーベルにはならないまでも、ユースサポでない普通のサッカー好きの日常の話題になったりするくらいの。 その点、次の東京ダービーの前座に組まれるというのもひとつ大きなことだと思う。

ユースの試合にも大勢来るようになり、5、6年前は自分もそういう風に思われていた一員だったのだが、そんな自分から見ても、最近は本当に大勢来るようになった。 他方、以前は来ていたのに今は足を運んでいない人もいる。 そんな方々も、面白いですので、是非また一緒に見ましょう。

以下、簡単で恐縮ですが試合の感想です。

前半は、守備ではプレスに苦労し、攻撃では2トップと2列目以下の距離が遠く、攻撃に厚みを加えられなかったけど、左サイド7番岩木君のドリブル突破で対抗。

岩木君のドリブルは、フェイントやコースを変えるときにスピードが落ちないので、相手守備が飛び込めず、抜かれてしまう。 ちょっと香川みたいで小気味良い。

そんな展開で、浦和の繋ぎに対し、いかに焦れないかが鍵だったが、前半終了間際の時間帯に、プレスが後手を踏み、トップにボールが入ったところで5番小林くんが被ってしまい、相手をドンと倒してしまい、PK。 決められて0-1。

後半、代表帰りの15番野沢君を投入し、前半は3列目にいた9番冷岡君を前に上げた。 聞いたところによると、冷岡君は本職FWということで、前半はいかにもやりづらそうだったけど、これでいきいきした。

そして、まず岩木君の左サイドドリブル突破からの折り返しを野沢君が決めて同点。 このシーン、直前の笛がどちらのファウルだったのか、レッズ守備は混乱して後手を踏んでしまった。

さらに、岩木君と18番岩田君のワンツーから岩木君がグサッと決めて逆転。

その後も試合を優位に進め、相手GKの退場もあり、結局3-1で勝利!

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2011年2月12日 (土)

東京都クラブユースサッカーU-17選手権大会決勝 2月11日(祝)

遅まきながら、今年初ポスト。 滞っていたのはブログだけでなく、サッカー観戦自体、天皇杯決勝以来です。 (選手権やインカレも行けませんでした(涙)。)

その間、日本はアジアを制し、長友は世界一のクラブに移籍し、デビュー・・・。 チェゼーナに行ったのも、大昔のような気がします。

さて、西が丘で行われた、いわゆる新人戦と呼ばれるU-17選手権。 ヴェルディ相手に、苦しい戦いを強いられながら、2006年以来の優勝!

冷たい雪が降る中、熱い戦いが繰り広げられました!

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例年、春先はヴェルディに先行を許すことが多いですが、この試合でも、ヴェルディの選手達のコンパクトな守備、プレスを受けながらの打開力に、何度も唸らされました。 特に、左サイドのアタッカーの8番の選手の突破力、ボランチの10番の選手の視野や展開力に感心。

けど、東京も粘り強い守りと、読みの鋭いのボールカット、そしてカウンターで対抗! 何より、決定的な場面も身体を投げ出してゴールを死守したDF陣、決して甘いコースでなかったPKを見事止めたGK馬場君は、本当に殊勲でした。

そんな中、やはりU-18Jリーグ選抜に選ばれた橋本拳人君の、広いエリアをカバーし、ボールを絡め取る守備は絶品でした。

最終的に、2-1で勝利!

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今年もまとまりが感じられて、好印象なFC東京U-18。 去年獲れなかったタイトルに向け、頑張れ!

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2010年10月19日 (火)

年代「最高」を目指して 高円宮杯 三菱養和SCユースvsFC東京U-18 10月9日(土)、広島ユースvsFC東京U-18 10月11日(祝)

先々週の土曜は国立に高円宮杯準決勝の三菱養和戦を観に、体育の日は決勝の広島ユース戦を観に行ってきました。 トップ湘南戦・仙台戦の感想も書いてませんが、こちらの感想を先に書きます! なお、高円宮杯は初戦の富山第一戦@敷島と、16強の青森山田戦@西が丘も観ています。 (鳥めしも食べてます。 焼きまんじゅうは食べていませんが。。。)

ここ数年、数々のタイトルを手にしてきた倉又トーキョー。 けど、高円宮杯は未奪。 そういう意味でも、そして、ユース年代最強を決める大会という意味でも、是非手にしたいタイトル。

準決勝・三菱養和戦

キックオフ直後にファーストシュートを見舞うなど、序盤、勢いを見せる三菱養和。 今年3回目の対戦での初勝利を目指し、何よりタイトルに向けて、強い意欲を感じる。

けど、意欲では東京も負けてはいない。 決して受け身にならず、トップが躊躇なく寄せて相手を慌てさせ、二列目も巧みにパスコースを限定し、最終ラインも鋭い読みで縦パスをカットする。 守備からリズムを作り、攻撃に繋げる。 これぞ倉又トーキョーというサッカーで流れを引き寄せる。

そして、執拗に右サイドを狙い、徐々にハーフコートに近い状態に。 そして、左からのパスを受けたトップの秋岡くんがボールを真横のスペースに出し、それを縦に走りながら受けた武藤くんの代わりに出場の岩木くんがそのままの勢いでゴールラインに迫り、角度のないところから、GKのニアを襲うシュート! 先制!

その後も東京が勢いを保ち、流れを譲らぬままハーフタイム。

天気は雨が強くなったり、弱くなったりを繰り返し、ボールが流れ気味。 ただ、水溜りなどは出来ず、ピッチ状態は概ね良好そう。

後半も東京ペース。 

鋭いショートカウンターから秋岡くんが裏に抜け、相手DFよりも半身前に出たところでエリア内で交錯し、PK。 そして相手DFは二枚目のカードで退場。 PKを自身できっちり決めて2-0。 秋岡くんは大会得点王に並ぶ。

その直後、今後も素早いショートカウンターから、佐々木陽次くんが、左サイド45度付近から、相手GKの頭を越して落ちるシュート! 3-0。 普段ボランチなのが、この日はFWで出場した佐々木くんは、前半から「決めたい」という気持ちがプレーから溢れ出ていて、本当に嬉しそう。

けど、三菱養和も諦めない。 むしろ、それまでよりも縦の意識が速くなり、また、足元のテクニックを発揮し、危険さを増す。

そして、右サイドをドリブルから切れ込み、鋭い切り替えしからエリア内でファウルを得てPK。 1点返す。

その後も一人人数が少ないのを感じさせないプレーで追いすがるが、東京も浮き足立つことなく、確実な試合運びを見せ、3-1で勝利。

ここ3年くらい、再び全国の大会でJクラブの下部組織と互角以上の戦いを見せ、Jリーグにも選手を輩出し、何故か、全国大会でも相まみえる機会が多い地元の手強いライバルに勝った。 試合中の応援の被り方も愉快だった。 (ゴール裏の皆さん、雨の中お疲れ様でした! 三菱養和が広島や大分の歌を歌っていたのはどんな理由?)

決勝・広島ユース戦

決勝の相手は、クラブユース選手権大会で悔しい負け方をした広島ユース。 東西クラブユースの横綱対決。 準決勝では、静岡学園に粘りの逆転勝ち。 最近唯一負けた相手で、借りを返す絶好のチャンス。

本当に遠い埼玉スタジアム。 三鷹のうちからだと2時間前出発でもアウトだった。 (次回は3時間前出発に出ます。)

二日前とはうって変わり、暑さを感じるほどの天気の中、前半からハイプレスでペースを握る東京。 いや、自らペースを引き寄せるというより、相手にペースを握らせないことで、主導権の方が自分達の手に転がり込んでくる、と言った方が正確だろうか。 相手をあっという間に囲い込んで正確なパス回しを許さず、こぼれ球を拾っては、ショートカウンターを繰り出す。 その徹底ぶりこそ、倉又トーキョーの真骨頂。

幾度と無くゴールに迫り、シュートがバーをかすめ、あるいは直撃する。 そして、後方からのフィードに3列目から佐々木陽次くんが飛び出し、相手GKと1対1。 GKもかなり上手くコースを消していたが、絶妙のコースへ流し込む。 先制!

その後も東京ペースで進むものの、前半も残り僅か、プレスが若干緩まったか、広島がつなぐ。 左サイドから切り込み、センタリングをファーで合わせてゴール。 この試合において、ほぼ初めて自分達のペースでボール繋いだ広島が同点に追いつく。

後半。 ハーフタイム直前の流れを引き継ぐ。 そして、CKから逆転。 むぅ、残念。

広島の森山監督も、東京の倉又監督も「プレスが弱まった」と言った。 確かにその面はあっただろう。 けど、それ以上に、広島が、無理に動いてプレスの餌食になって、ペースをみすみす譲り渡すより、後方に控え、じっくり見極めてから動くように切り替えたように見えた。 負けていれば無理にでも攻めなければならないが、主導権を大事に保持する方向に切り替え、それを徹底できたという意味で、前半終了間際に同点にしたことは大きかったのだろう。

けど、ここからの東京の諦めない攻めに心が熱くなる。 相手が引こうが、逆に攻めようが、またこちらの疲れも関係なく、プレスをかけ、攻め立て、ゴールに迫る。 CKや、あとクリーンヒットさえすればゴールというシーンが連続する。 けど、広島も粘り、最後までゴールを許さない。

結局、1-2で終了し、東京は準優勝だった。 広島が、東京のプレスに対応する懐の広さを見せたのが勝因だろう。 けど、そうだとしても、純粋に勝負という面では、「たられば」になるが、結果がどちらに転んでもおかしくなかった試合だったと思う。

良くも悪くも荒削りでありながらスケールが大きかった前年や、各ポジションに魅惑のスペシャリストが揃った前々年に比べ、今年のFC東京U-18は、シーズン序盤から高い完成度を見せ、無敗を続けていた反面、圧倒的な存在感を欠き、伸び代は限られているのではないかと思われたが、ここに来て、粘りと安定感に磨きをかける形で、さらに伸びを見せていた。

春先、「彼は特別」とCHONO氏に教えてもらった「よっち」こと武藤くんは、華のあるプレーを見せていた。 また、中3から見ている廣木くんの落ち着いた守備力、江口くんの軽やかなプレー、松藤くんの前への果敢さ、後ろへの懐の深さに満ちた守備など、佐々木陽次くんの流れを読むプレーなど、成長を確認することが出来た。

爆発力やタレントなどは広島ユースや横浜F・Mユース、ヴェルディユースなどに譲るかもしれないが、最高峰に相応しいのはどちらか、という意味で、絶対に高円宮杯を獲りたかった。

高円宮杯決勝。 3年前に観た時は、流経大柏が点差以上に広島ユースを圧倒した。 一昨年、去年は大差が付いた。 今年は本当に良い試合だった!

狙うはJユースカップ優勝!

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2010年7月17日 (土)

小平へ! 深川へ! (深川編) 7月9日(日)

日曜日は深川へ、2010年プリンスリーグ関東の最終節・三菱養和戦を見に行きました!

既に3連覇を決めているとは言え、クラ選でも当たる養和相手に勝ちたい。 そして、1-0の美学的な勝利。

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押されても崩されない、圧倒できずとも勝ちきる、勝負強さはすごいものがありますね!

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30戦無敗。 掴んだタイトルも数々。 他方、惜しいところで逃したタイトルも数々。 その瞬間は、勝った瞬間の嬉しさや、負けた瞬間の悔しさがこみ上げますが、変遷を振り返ると、総合的に本当に強くなったと思います。 (いつもワンパターンで恐縮です。)

ここ2年はユースの試合をあまり見ることができず、強くなったということを頭でしか理解できていなかったのですが、遅まきながらようやく実感できたような気がします。

チームも浅利さんをユース担当の広報として置き、力を入れています。 若年層の強化は、チームの、そして大学や他チームも含め、広くサッカー界の強化に繋がる。

良い仕事をしていると思います。

トップも今日、勝つ!

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2010年7月13日 (火)

小平へ! 深川へ! (大混雑の小平編) 7月8日(土)

土曜日は小平に行ってきました。 いつもギリギリ(または遅刻)で行くことが多いところ、今回はかなり早めに行ったのですが、これが大正解でした。

新小金井街道を自転車で進むと、武蔵野苑沿いに開門待ちの人の列が!

長友・今野の凱旋、ポストワールドカップへの期待、青赤欠乏症・・・。 そして、長友を見る最後のチャンス?ということで、多くの人が小平に駆けつけたようでした。

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長友と今野登場!

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長友が挨拶。 移籍については決まったら報告すると。

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そして、今野に無茶振り!

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身体をくねらせて照れる今野。

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結局、今野はシャーはもちろん、「あつまれー」も拒否w

甲府との練習試合は、まぁ、中央大戦での11得点ということで期待値が高かったので、ややあれでしたが、新戦力もあり、怪我明けの選手もある中、歯車が完全に合っている訳ではないけど、それでもハッとするパス回しがあり、徐々にすり合わせて調子を上げていけばいいかな。

そして、長友サイン会の開始!

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凄い人数でした。 80mくらいの列が3重に。

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たぶん、1,000人というのは控えめな数字だったのでは? 甲府サポや他サポも結構いたり。

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大黒。 海外移籍とかあったけど、実力的には南アに立っててもおかしくない。 期待。 というか、やってもらわないと! やってくれるでしょう。

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モリゲ。

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梶山。 痛そうでなくて、ホッ。 (平山は撮り損ねた。)

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今ちゃん。

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その後、取材を受けてました。

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徳永。

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米本! 明るい表情で嬉しかった! 待ってるぜ!

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エジr・・・ いや、羽生。 ゴールを決めていました!

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ナオ! 怪我の状況は良いようです。 やっぱり凄い人気で、ずーっとファンサをしていました。

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重松。

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達也。 練習試合でのやる気が凄かった。 3本目では、一人レベルの違いを見せていた。

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塩田。 権田と高レベルの出場争い。 頼みます!

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草民と志有人くん。 志有人くんを見るのは初めて。 この日はボランチで、ボールにたくさん触り、出し入れしながらリズムを刻む。

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リカ。 1本目頭から出場。 移籍ネタはガセだったのか? 上手く、速くなっていた!

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大竹。 絞れて動きにキレが!

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赤嶺! 危機感はあるだろう。 再開後、ゴールラッシュを期待。 やれるはず。

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椋原! 北斗とポジション争い。

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ヨングン。

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ヨンドク。 若い・・・ 頑張れ!

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浅利さんは大人気!

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阿部伸。

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ニコニコの平出。

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高橋。

いよいよJ再開へ。 楽しみだ!

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2010年7月 6日 (火)

プリンス・リーグ3連覇! 横浜F・マリノスユースvsFC東京U-18 7月4日(日)

日曜日はニッパツにプリンスリーグを見てきました。 そして、プリンス・リーグ3連覇を目撃してしまいました。 いやはや、強くなった・・・。

今年ユースの試合を観るのは3試合目(あとの2試合はプリンス・リーグ第8節桐光学園戦、クラ選関東2次リーグ第5節ジェフ千葉U-18 戦)。

いかにも倉又さんのチームらしい、上手さと規律と献身に溢れた良いチーム。 加えて、今年はチームとしてのまとまりも凄い。 強いはずだ。

もっとも、日曜は人よりもボールを動かすサッカー。 決して放り込みという訳ではないものの、人数をかけるよりも早めに前に入れて勝負。 味方の後方からの攻撃参加を引き出すようなパスは少なめ。 暑さから、意図的にそうしたのだと思う。 ポゼッションはF・マリノスが上回ったけど、崩せず、結局ロングボール中心。 得点こそ、オウンゴールによる1点だけだったけど、チャンスは東京の方がずっと多かった。

そんな中でも、暑さの中元気いっぱい走り回った18番江口くん、上手さを見せた10番佐々木くん、渋い活躍を見せた12番山口くんは印象的。 まだ高校生なの?という廣木くん、堂々たる松藤くんを中心としたディフェンスも高レベル。

ユースに詳しい方から凄いと教えていただいた武藤くんは病み上がりとのことで、今後調子を取り戻すことを期待。

それにしても、プリンスリーグ3連覇・・・。 今年大学を卒業した常盤、村田、永露などの代はまだT1リーグ。 プリンス・リーグ昇格なるか、2chの東京スレがそわそわしていたのを思い出す。 クラ選関東2次リーグでも、隣の三ツ沢陸上競技場で、ハーフナー・マイクのいるF・マリノスユース相手に健闘するも、勝ちきれなかった。 (ところで、この代のことをググってたら、立教に行った樋口選手は今年関東2部の東京海上日動火災保険サッカー部に入り、駒沢に行った伊藤龍選手はジェフ・リザから小山泰志と同じ東京23FCに入ったんですね。)

プリンス・リーグに再昇格した直後も、F・マリノスや市船あたりは完全に格上だったのに、今やFC東京U-18の方がすっかり強豪として定着している。

声出し応援も定着し、臨機応変で良い感じ。

この4~5年の間、着実に強化を果たし、強豪であり続けることによって、瞬発的な力や技術的な上手さだけでなく、持続的な力、真の勝負強さを生んでいるだと思う。 そして、何度か書いているけど、それは先輩達が築き上げて、積み上げてきたものの上に乗っているんだと思う。 この好循環を、トップも確立できるか。

何度見ても優勝の瞬間は良いですね! 特に今年は、選手達の姿から、本当にまとまりが感じられ、代表のまとまりと相まってジーンと来た。 それだけに、カメラと携帯を車に置いてきてしまったのが悔やまれる!

そして、今年こそ高円宮杯を!

ひとつだけ、Campione♪の口火は、スタンドではなく、選手達自身に切らせてあげるべきでは? と思うのですが、いかがでしょうか?

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2009年12月30日 (水)

おめでとう! FC東京U-18 Jユースサンスタートニックカップ優勝

FC東京U-18、優勝おめでとう。

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強い気持ちで挑み、ハードワークをこなし、ひとつになって勝ち取った勝利。

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この年代で、自他共に認める最高峰のチーム(だったと思う。少なくとも周りは。)。 けど、ここまでタイトルを取れなかった。 そんな今年のFC東京U-18にとって、最後の大会に優勝し、フィナーレを飾れたことは本当に相応しいことだと思う。

そして決勝戦は両チームの奮闘があって、最後を飾るに相応しい素晴らしい試合内容だった。 広島もリスペクトせざるを得ない戦いぶりだった。

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毎度ながら東京の個人のキープ力、バイタル手前での短いパスワーク、スペースを突く大きな展開は、どれも正確かつ効果的で、見ていて「もっとこうすればいいのに!」と思うことがなく、本当にスカッとする。

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狭い局面でのやや強めパスも受け手がキチンとトラップして次に繋がるし、楔からサイド裏のスペースへ折り返すスルーパスも、味方の選手がギリギリ追いつける深い位置に出して即チャンスに繋がるし、かと思えば、リスクを承知で強引にチャレンジすることもあるし、サッカーの様々な要素が詰まっていて、楽 しさが凝縮されている。

守備でも、キーワードとなった前線からのプレスに加え、上がった裏を取られた時のスペースを埋める動きと、相手選手をケアする動き。 どれも効果的。

東京の中盤の寄せ・プレッシャーは、相手のボールを奪って自分でポゼッションするというより、相手のボールを弾き出すような感じ。 それは、フリーになったセカンドボールを運動量豊富な味方が拾ってくれるという確信から来ているものだろう。 同様のことは攻撃でもあって、フィードやロングパスを、たとえ収められなくてもとにかくディフレクトしようとしていた。 少しでも触れば、味方が拾う可能性が高まる。 緻密なプレーだけでなく、こういう細かな部分も含めて、東京は徹底されていた。

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後半、重松くんが左前線でボールをキープした時、相手に行く手を阻まれ、さらに複数の広島の選手が寄ってきた。 フリーの味方に戻すのかなと思ったら、その選択肢を保持しつつも、あくまでキープを選択。 状況によっては、特に昨今の流行に鑑みると「?」マークが付きかねないプレーだけど、そんなプレーもさもありなんと思わせる重松くんの存在感。

ユースを見ない人から「重松くんってどんな選手?」と聞かれると、「aoaka-noteさんとか、ユースに詳しい方々のブログを見て」と言うのと合わせて、一言だけ「最近の東京ではいないタイプの選手」と答えている。 それはプレースタイルがというよりも、いわゆる「10番」が似合うFWという意味で。 良い意味で唯我独尊、王様。

ユースでは、相手DFを抑えつつボールを楔を受け、ポストから素晴らしいパスを連発していたけど、トップのDFの強さ、高さ、えげつなさに対し、どこまでやれるか。 怪我もあるけど、自分の色を発揮して欲しい。

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梅内くんなども、春に見た時はヤンチャな感じで活きが良いの半面、狭いところでの正確性に苦労していた印象。 山崎くんも、相手が2人まではかわせても、3人来られると辛い感じだった。 それが、久々に見ると凄く成長していた。 新鮮な驚きの三田くんに加え、最もチームの流れを作り出していた年森くん(個人的には、強くした羽生のような良い意味で「空気」のような感じ)。

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Oganさんの記事を読んで気付いたのだが、今年の3年生は、ヴェルディグラウンドで深川vsむさしを戦った中3の代なんですね。 それがひとつのチームとなり、ガンバにリベンジを果たし先輩や倉又さんのリベンジも果たした。

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ユースにしろ、高校サッカーにしろ、毎年選手が入れ替わる宿命があって、どこか寂しさと感傷のあるドラマだけど、同時にひとつひとつの小さな物語が積み重なって、根底に流れる伝統みたいなものが生まれ、東京にもそれがあるんだと思う。

U-18に関しては倉又さんの手腕が色濃く反映されているけど、それだけでなく、深川やむさしの試合を見た時にも同じ香りを感じることがあるし、何よりトップとの繋がり、連続性を感じる瞬間がある(ポゼッションかショートカウンターとか、戦術的な意味ではなく)。

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そういう一つ一つの物を現場で、またはテレビを見て、またはいろんなブログやつぶやきを通して、そして人から話を伺って感じるとき、とてつもない喜びがある。

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2009年12月27日 (日)

FC東京U-18大一番!

今日のJユース杯・決勝に足を運べそうなので、取り急ぎ久々のエントリを!

今年はU-18の試合をあまり見られず、選手の特徴やチームの戦い方について詳しいことは分からないので、限られた情報の中で感じた流れのようなものについて書いてみたい。

最初に今年のチームを観たのは、プリンスリーグも折り返し点を過ぎた第7節。 その時感じたのは、大人びた試合運びが印象的で、今年はチームの完成が早いな、ということ。 当時ブログで、「まるで、去年の冬のチームがそのまま持ち上がったかのよう。」と書いている。 個々の能力が高いのはもちろん、チームとしての戦い方が、例年であれば冬のJユース杯の頃に達するレベルに早くも到達していたように感じた。 まぁ、阿部くん、廣木くんなどは去年から主力だったし、梅内くん、平出くんなども結構出場していた。 (重松くん、山口くんはこの試合怪我で欠場。) ただ、前年も、山浦くん、山村くん、岩渕くんなどは2年生の頃からたくさん試合に出てたし、経験値に大きな差があったとは考えにくい。 FWに怪我人が多いと聞いていたけど、それを割り引いてもチーム作りが順調に行っているのかな、と思った。

その次に見たのはクラ選関東大会2次予選の大宮戦。 今に続く重松くん、山口くんのツートップ。 特に印象的だったのがそのツートップの強烈なプレス。 プレスからリズムを作り、それが中盤以降の守備の安定、そして攻撃に繋がっていった。 このときも非常に成熟したチームに、そして強いチームに見えた。

プリンスリーグ関東も、最終戦ではF・マリノスにボールを持たれたものの、ゴール前での自由は許さず、結果的に完勝で連覇。 クラ選も勝ち進み、決勝でセレッソの相手の良さを消す戦い方の前に敗れたものの準優勝。 高円宮杯に向け大いに期待が膨らんだ。

ところが、高円宮杯1次ラウンドの浦和戦@NACK5で感じた違和感(ブログには書いてませんが観に行きました)。 端的に言って、前線からのプレスが消えていた。 9月の暑さの中だったので、前半はセーブしているのかなと思ったけど、後半に入ってもスイッチが入らず、逆転負け。 重松のイライラばかりが目に付いた。

その後、高体連のチーム相手に勝ち進むものの、準々決勝で磐田に敗れる。 このあたりは、ユースに詳しい方々がいろいろ書いてくださっているとおり、チームとしてのまとまりの問題、怪我など、様々な要因があったのだろう。

で、その後Jユースカップの試合は一試合も観れてないのだが、主力選手を代表に取られる中、控え組みの頑張りで勝ち抜いてきたことは、いろんな方たちが書いてくださっているとおり。 そして、代表組が戻り、穴を埋めた選手達と融合し、チームは再びいい状態にあり、三菱養和、名古屋、ガンバ相手にそれぞれ4-1、7-1、5-1と大勝で勝ち抜いてきている。

いろんなブログ、ネットメディア、エルゴラ等が共通して挙げているキーワードはプレス。 春~夏の調子の良い時期のプレスが復活し、さらにチームとしてのまとまりも上がってきているらしい。 (椋原や大竹も、インタビューでまとまりが大事と言ってたな。)

期待は大いに高まるが、決勝の相手は3年前と同じ相手で、こちらもまとまりの良さを誇る広島。 3年前は、試合を押し気味に進めながら、悔しい敗戦。 GK権田と相手が交錯するも、GKに対するファウルが認められず、アンラッキーな失点を喫してしまった。 森山監督のはしゃぎっぷりが、悔しさに輪をかけた。

3年前のこの大会以降、FC東京U-18はタイトル争いの常連になった。 期待されながら、まだ全国タイトルを取っていない今年。 最後に大きなことを成し遂げよう! 興奮してきたぞ!

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2009年8月 8日 (土)

「バモ展」に立ち寄ってきました! & 2009高円宮杯応援Tシャツ

Takamado09bn ← 去年に引き続き、こちらの企画に賛同します。

今年のTシャツは、ここ数年Jユースで最も安定した成績をあげているFC東京U-18に加え、U-15深川、U-15むさしも対象になるとのこと。

それぞれが高円宮杯で良い成績を上げることを願うのはもちろん、育成部の成果や若い選手達をサポートする気持ちを、こういった形でも伝えることができれば、と思う。

また、昨日、仕事帰りにバモ展に立ち寄ってきた。

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思わずニヤリとする瞬間。 とても居心地の良い空間。

東京サポには是非行って欲しいなぁ。 きっと、いろんな"自分"に出会えるから。

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  • バモ展
  • DAILIES Cafeのギャラリースペース (東京都三鷹市下連雀4-15-33 三鷹プラザ)
  • 2009年8月5日(水)~17日(金)
  • 11:00AM-10:00PM(最終日6:00PM)

今週末、また行きたいと思います。

バモ展にしろ、高円宮杯Tシャツにしろ、並では出来ないことを実行しちゃうのがすばらしい。

サポーターって、単なる消費者じゃないし、要求するだけの立場じゃない。 自ら価値を創造し、交流を産む。 そんな行動を支持したい。 (イケイケさんもね。)

もちろん、みんながこんなに行動力があったり、クリエイティブな能力がある訳じゃないけど、それぞれがサポーターライフ(とその基盤となる仕事や学校、家庭等の日常生活)を存分に充実させ、楽しむことがムーブメントを作り出し、やがて文化になるんじゃないかな。

And so my fellow Tokyo supporters, ask not what your club can do for you; ask what you can do for your club.

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2009年8月 3日 (月)

日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 決勝 FC東京U-18vsセレッソ大阪U-18 8月2日(日)

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涙で前も見えず? いや、撮影者(私)の腕がプアなだけ。

序盤、左に流れた重松くんにボールが出て、後方から内に切れ込んだ梅内くんに渡すと、中にいた山口潤くんに出てシュート! も上に外れた。 惜しかった。 準決勝・新潟戦に引き続き、これからこんなシーンがいっぱい見られると思った。 けど、見られなかった。

準決勝に比べ、裏に抜けようとする動き、味方を追い越す動きが少なかった。 セレッソの守備が良かったのか、疲れか、決勝だから慎重になってしまったのか、それらすべてか。

重松くんの怒涛のキープ、思い切ったFKこそ目立ったものの、チャンスは少ない。 山崎ナオのドリブルも相手の壁にぶつかって弾き返されることが多く、なにやら前日の草民を思い出す。

そして募る焦り、積み重なる消耗、僅かにずれる意図、少しずつ崩れる形、口をあけた不運、手元からすり抜ける勝利・・・。

悔しいことは間違いない。 そして、観戦者として消化が難しい試合だった。

セレッソは強かったと思う。 ウチを自由にさせなかったし、カウンターに切れ味もあった。 けど、どうやって勝とうとしているのかが見えなかった。 シュート本数はウチの16本に対し、たったの3本。 けど、東京に押されて防戦一方になっていた訳ではなかった。 もっと余裕があったし、もっと攻めることができたと思う。

もしオウンゴールがなかりせば、セレッソはどうやって勝つつもりだったのだろう? 準決勝に続いて再びPK戦? GKに自信があるから? まさか。 あれこれ考えているうちに、ある考えが頭に浮かぶ。

セレッソは勝とうしていたのではなく、ウチを負かそうとしていたのではないか?

ん?? 勝つことと相手を負かすことは同じではないの???

勝つことと、負けないことは違う。 負けないことは引き分けでも良しとすることであり、積極的に勝とうとすることとは明確に異なる。 けど、勝つことと、相手を負かすことは同じではないのか?

普通に考えれば同じことだろう。 どちらも相手より多くスコアを入れることであり、その結果として勝ち点3を得ること。 要件や効果において、勝つことと相手を負かすことは同じである。

しかし、ピッチ上で繰り広げられていたものを思い出すと、セレッソはサッカーで勝とうとするよりも、相手を打ち負かそうとしていたように思えてならない。 精神的にも、○○的にも(自粛)。

例えば、相手が三菱養和だったら、10回試合すれば6勝4敗~4勝6敗くらいかな、とか、ヴェルディだったら勝ち越せるかな、とか、なんとなくイメージできる。 けど、セレッソは、強いのか弱いのか、10回やって、負け越すのか、五分なのか、勝ち越せるのか、計り知れない。 別の競技と異種格闘技戦をやっているかのような不気味さを感じた。

と、ここまで書いて、(本当にたった今)読んだこの記事。 なるほど、「気持ち」、ね。 サッカーでは勝とうとせず、気持ちで勝とうとした。 疑問が氷解。 意外と簡単な答え。

よく分からないけど、なんかスッとした。 そして、セレッソに対して抱いていたモヤモヤした気持ちも、ちょっとだけ解消した。

セレッソ大阪、三ツ沢では言えなかったけど、今更ながらおめでとう。

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