昨日は夢の島に行ってきた。
涼しかった前日から一転、暑い日曜日だったが、キックオフの頃には陽も傾き、海風にフラッグ(横浜FCのがやたら小さかった)もそよぐ、まずまずのコンディション。
サテ、ネタはいっぱいあったのだが、何から書こう・・・。
最近、サテライトも「豪華なメンバー」が当然になってきた。 層は厚くなってきているのだ。 昨日は横浜FCもキング・カズに山口、玉乃が先発。 途中から内田智也にアツまで登場し、東京以上に豪華。 これでタダ。
しかし、名前の立派さと試合内容とは比例しない。 サテライトを見始めて4年目にして、やっとサテに内容を求めてはいけないことがやっと分かってきた。 出場している選手のカテゴリー、コンディション、目的、意識等がそれぞれ違うのだから、噛み合う試合が見られないのは、むしろ当然なのだろう。
この日の東京のDFラインなんて最たるもの。 左から茂庭、八田、エバウド、吉本と本職CBが4人ずらっと並んだ。
見た目には迫力あるけど、明らかに機動力を欠き、実戦向きではない。 これはあくまで八田とエバウドのテストであり、茂庭にとってはコンディション調整の、吉本は試合勘維持の場だろう。
エバウドはフィードが正確だし、リーチの大きさで相手ボールを奪うのも上手い。 けど、スピードが足りず、相変わらず前にフラフラ上がっていって、なかなか戻ってこない。 まさに諸刃の剣。 ちょっと使うには勇気がいるなぁ。 って、以前(この時やこの時)と変わらぬ状況。
前方に疾走するエバウド
FKを蹴るエバウド
茂庭、吉本は足元の不安を露呈していたけど、もともとこんなものでしょう。 坪井だって足元はかなり不安(親友のレッズサポ談)。 それでも通用するのがCBというポジション。
八田は。。。 無難にやっているときは問題ないんだけど、サクッと抜かれちゃうことがあるからなぁ。 チーム全体としてしっかりプレスがかかっている状態なら最低限の役割は問題なく果たせるだろうけど、今の東京のようにCBにかかる負担が大きいチームだと辛いのでは? (実は茂庭も同じなのだが。)
GKはユースの田畑田端(ご指摘ありがとうございます)くん。 後半、1対1を連続で止める場面があり、喝采を受けていた。 アツの枠を捉えるミドルも止めていた。
ピンボケだけど、浜野さんと握手する田畑くん。
阿部伸行はどうした? 廣永くん、U-17ハイチ戦勝利おめでとう!
MFはボランチが栗澤と池上、左に規郎、右にナオ、トップ下が森村。 ワントップが小澤。
栗澤は運動量豊富で頑張ってはいた。 池上も局面に応じて鋭い動きを見せてはいた。 森村もクレバーさを発揮してはいた。 けど、みんな攻撃に繋がる効果的なプレーができない。 これは誰が悪いというより、全体の連動の欠如だろう。
どの選手も、ボールを持ってルックアップしてパスコースを探す時間が異様に長い。 周りの選手も動いてはいるのだが、動き出しが遅いから、フリーになれず、パスを受けられない。 この辺はある程度、約束化・自動化するしかないと思うのだが。 かつてはサイドの動き出しがあった。 けど、それが読まれるようになってから、新たなオートマチズムは何もない。
ナオはこの日一番キレていた。 スピードで相手を抜き去ったり、内に切れ込んでシュートを放ったり。 けど、一人で踊っている感じなんだよなぁ。 チームとしてどうナオを生かすのか。 ナオはどう活かされたいのか。 この試合でどうこう言うより、長年のトップの課題。
規郎は大した見所ないまま後半早々に交代。 けど、昨日はあくまで調整の場でしょう。
怪我から復帰した小澤は、春頃の体が重い感じから去年の弾む感じがだいぶ戻ってきた。 まだ、はち切れんばかり、とまではいかないけど、走り回って、惜しいシュートを何度か放っていた。 表情も明るかったと思う。
この日一番良かったのは規郎に代わって入ったユース大竹くん。 同点ゴールを生んだプレーがすばらしい。 森村→小澤からの素早いダイレクトパスを受けると、鋭い切り込みでDFの裏を取り、GKの鼻先ギリギリまで進んでボールを内に折り返す。 あとはナオが押し込むだけだった。 トップではなかなか見られない「ごっつぁんゴール」。
こういうプレーをする選手がトップでは梶山くらいしかいない。 ただし、梶山の場合、停止状態からトップスピードまで時間がかかるから、相手の裏を取れず、大抵、折り返しをDFの足に当ててしまう。
ルーカスはこういう場面で内に切れ込んでシュートするけど、成功率が低い。 規郎は左を封じられると融通が利かない。 ナオは力でサイドに押しやられて料理されてしまう。 馬場はワンツーから裏で受けようとするけど、成功率が低い。。。
後半途中から小山も出場。 相変わらずフェイントを散りばめた気の利いたプレーをしていたけど、動きにキレが足りなかった。 土曜の梶山のように相手のプレスを正面から受けてボールを失い、2失点目の起点になってしまった。
足を攣った森村に代わり、ユース井澤くんも登場。 堅実なプレーを見せていた。
もともと内容を欠く試合だったが、終盤、ますますネタ試合と化してくる。
横浜は内田がイエロー2枚で退場して1人少なくなり、交代枠を使い切ったあとに怪我人が出て2人少なくなり、栗澤のヘディングで同点に追いついた後には玉乃が(暴言で?)2枚目のイエローを貰って3人少なくなってしまった。
試合後の挨拶で8人しかいない横浜FC (ピンボケで失礼)
試合後、挨拶→ダウンする選手達
ロスタイム、東京は3人多い優位を活かせず、結局、2-2のまま、ネタは豊富だったが内容に乏しい試合は終了した。
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