カテゴリー「モブログ」の99件の記事

2010年9月 1日 (水)

行ってきました 神戸vsFC東京 8月28日(土)

行ってきました 神戸vsFC東京 8月28日(土)
行ってきました 神戸vsFC東京 8月28日(土)
行ってきました 神戸vsFC東京 8月28日(土)
週末は神戸に行ってました!

神戸も東京と変わらぬ暑さで、北野などの坂のある場所は敬遠。ハーバーランドや旧居留地でゆっくりし、90分の明石大橋手前までのクルーズを楽しみました。

海から見ると、山の近さがさらに目立ち、関東にはない地形・景観を実感しました。

また写真を載せます。

さて、試合はスコアレスドロー。組み立ててチャンスのひとつふたつ手前くらいまではいくものの、なかなかシュートを打ち切れず、決定機に出来ない。シュートが相手によく当たるのは、いかにフリーで打ててないか、タイミングが相手の予測どおりかと言うことだろう。

アタッキング・サードでの動きを整理する必要があるが、これまでの経験からも、急な改善は難しそうだ。

フリーで打ててないと言うことは、スペースを生かすサッカーが出来ていないと言うこと。

去年の良いときは、ナオがキレキレでわずかなスペースでも有効に使い、(本人の感覚的にはスペースを使うと言うより、イメージ通り動いたらそこにスペースがあった、と言う感じかもしれないが。)
また、ナオが切り開いたスペースを他の選手も使えていた。
何より、ナオや他の選手に動く間を与えるタメを平山が作っていた。
今はそのどれもが失われている。

勝ち点が降格圏と並んだ今、やり方を大幅に変える必要があるのか。それもひとつの方法だと思う。
ただ、別に戦術変えるとか変えないとか、誰をどのポジションで起用するかとか、どのくらい頑張ったかとかも重要なことだけど、どんなサッカーをやろうと、その手前で改善できることがたくさんあるのではないか。パスコースに顔を出すとか、スペースがあったらそこを突くとか、速く縦にボールを運ぶとか、確実にキープしてから次の動作に移るとか。
やれることをやるだけで、変わってくると思うのだか。
きないのは結果が出ないことによる焦りからか。悪循環。

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2010年4月14日 (水)

らしくない鹿島? FC東京vs鹿島 4月10日(土)

Jとしてレベルの高い、良い試合であったかはさておき、ハイライトの多い、観ていて楽しい試合だったとは思う。(両チームとも「勝てたのに!」と思う試合は、そう言う場合が多い。)3万を越えた試合でそう言う試合が出来て良かった。

重松が初の、松下が久々の先発。権田とヨングンも川崎戦後、特段トラブルはなかったようで?何より。

東京は激しいプレスを見せ、鹿島にリズムを作らせない。そんな流れの序盤、CKのこぼれ球を拾った?今野に、イ・ジョンスのスライディングがザックリ入り、PK。平山が決める。イ・ジョンスは完全にひっかけていたけど、果たして今野がボールをコントロールしていたかは微妙だったかもしれない。ともあれ、予想外にあっさり先制。

その後も積極的にプレスを仕掛ける東京。このあたりは、重松先発を活かした戦い方だったのと同時に、王者に対し、去年2分8敗だった上位、なかでも王者・鹿島相手に出し惜しみせず戦うと言う現れだったのだろう。終盤絶対足が止まるから、三枚カードを切ると思ったのだか。

鹿島で特徴的だったのは、左サイド。イ・ジョンスがサイドに張り出し、新井場も高めの位置を取り、今をときめく遠藤と三人で数的優位を作る。イ・ジョンスのエリアは中田がカバー。別に東京対策と言うことではなく、最近多い形だとか。こう言う奇手は、あまり鹿島っぽくないような?(審判に食って掛かるオリベイラと言うのも、あまりオリベイラっぽくないような。)

それに対し、東京はカバーが間に合わなかったり、埋められなかったスペースをドリブルで運ばれたり、綻びの端緒が見え隠れしていた。

やがて、懸念は現実のものに。スペースを320に運ばれ、フリーでシュート。権田が辛うじて跳ね返すものの、興梠に押し込まれて同点。

後半、鹿島に押される。特に、セカンドボールを拾う意識の共有に室の高さを感じさせられた。例えば、後方からのロングボールに対し、FWと相手DFの競り合いで劣性になること予め見越し、相手DFが跳ね返すであろうところを予測して、ボールを拾おうとするとか。(それに対し、並のチームではどの選手も一様にボールに近づいて行ってしまう。残念ながら、この日の東京にもその傾向が見られた。)

そんな東京だったけど、粘り強く対応し、徐々に互角に攻め合う展開に。

特にヨングンの裏へ味方を走らせるパス、そしてリカルジーニョのアタッキング・サードでのアイディアは可能性を感じさせた。(ただ、ヨングンは右足ももう少し使えるようにならないと、プレーが予測されやすいし、限定されて苦しいような。)

ムービングフットボールとは、繋げるところへ繋いだり、見えるスペースを使うだけではなく、見えないスペースやまだ生まれていないスペースを感じて使う、時には強引に相手を抜くとか、打開してから、新たな局面を産み出し、そこから新たな展開を図るなど、もっとリスクを負ってチャレンジすることも必要。

ただ、同じチャレンジでも、失敗してもやり直しが効くチャレンジと、失敗したら致命傷になるチャレンジとがあり、両者を見極めてリスクをコントロールすることが必要。そう言う点で、ボール回ししているうちに味方が高い位置に上がったところで、センターバックに戻したら相手にプレスを受けて危うく奪われそうになったとか、そう言うことになるくらいなら、前に放り込んでしまった方が良い。

そう言う点で、鹿島は質が高いな、と感じさせられた。

あれ?伊野波は?

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2010年4月 8日 (木)

2010年アウェイ多摩川クラシコ 4月4日(日)

パス回しは悪くないけど、どうにも煮え切らない試合。昨日の代表ではなく、アウェイ多摩川クラシコでの東京の話。

前半は、最近では一番パスが回っていて、良い出来だった。北斗が縦の力を出せるようになってきたり、ロングボールで、平山が落下地点の手前に入り、相手のマークを引き付けたところ、達也がボールを収める、なんて工夫も何度も見られた。

けど、惜しいチャンスもバーに嫌われたりしているうちに、一瞬で右サイドを破られ、さらにクロスに森重が頭で触り、逸れたボールがテセの真ん前に行く、と言うアンラッキーも重なり、失点。

後半、平山が消えだし、大竹も(あまり得意でない)守備に追われる時間が増え、頼みがルーキーと言うのでは、なかなか辛い。

結果論だけど、ヨングンはセンターバックよりサイドに入れて、長友を前に上げたら、などと考えてしまう。大勢に影響はなかったかもしれないが。

今の東京は、守備的なオプションがない、と言うと語弊があるけど、ポゼッションによって相手の攻撃機会を減らすことでリスクをコントロールすると言う考え方だから、調子が良くても悪くても、メンバーが変わっても、やること大きな枠内では同じ。

それによる良い部分ももちろんあるんだけど、過度の正確性が要求されるとか、相手が予測を立てやすいとか、メンバーや習熟度が如実に内容に反映されやすいとか、敢えて言えば弊害もある。(このあたりは2年前から繰り返し書いているとおり。)

悪くても理想を貫こうとする東京に対して、川崎も全然良くなかったけど、しつこく粘り強くやることは徹底されていたし、ほとんど目立たなかった稲本が大事なところ(だけ)にはいるとか、豪州帰りで疲れているところ、つまらないなりに出来ることをすると言うメリハリがあった。

ところで、試合後、権田とヨングンがやりあっていた。一般論としては、どんどんやり合って言いたいことを言い合え、と言いたいところだけれど、二人ともまだ若く、言葉の壁からコミュニケーションも十分取れない中では、スタッフや周りのケアやフォローも必要かな、とも思う。

心配なのは長友で、いかにも体調が悪そうでキレを欠いていた。心はボローニャと言うことではなく、腰が悪いと言うことのようだが。

さらに今野もカカトを痛め、かなり逆境状態な東京。今思えば、ムービングフットボールに続くサブフレーズの「心をひとつに」は的を射ていたと言うことだろうか。

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2010年4月 4日 (日)

東京ポジティブスパイラル ナビスコ杯 FC東京vs名古屋 3月31日(水)

左斜め45度から一直線にゴールを襲った重松のゴールを見て、二年前のホーム鹿島戦での大竹の決勝ゴールを思い出したのは私だけではないだろう。アシストしたのがその大竹と言うのも、何やら偶然とは思えない。

出し惜しみ感など微塵もない、爽快感すら覚えるプレス。ボールへの執着心が形に現れたかのような、相手とボールの間に強引かつ巧みに身体を入れ込む動作。ダイレクトかつストレートでありながら、一本調子には陥らない、効果的な動きの連続が生み出すのけれん味のないサッカー。

抜群な動き出しのスムーズさでPKを止めた権田や、安定感溢れるプレーでレギュラーを張る健太を含め、ユースで培ってきたことがトップで、しかもリーグ屈指のメンバーを擁する相手に再現できたことは、単にこの試合を引き分けに持ち込んだ以上に、今後の東京の好循環を暗示するような気がする。

試合は、梶山、米本の不在を感じつつも、徳永、羽生、北斗もかなり慣れてきた印象で、ムービングな時間帯が増えてきた。

ただ、前線や裏へ縦に出すタイミングを測りきれず、シュートやクロスを放つチャンスを掴みきれず、戻したり繋いだりするうちに、特に体格の劣る羽生のところでプレッシャーを受け、カウンターを喰らう場面が多かった。

名古屋はダニルソンがいつも良いポジショニングを見せ、カバーや潰しで目立っていた。(それにしても、吉村や小川や三都主がベンチとは、どれだけ層が厚いんだと思わざるを得ない。)

そしてケネディの長身FWらしからぬ裏への動きと器用さから先制点を許し、F・マリノス戦の再現のようなナオ→平山ラインで同点に追い付くものの(ナオに出した徳永のフィードが絶品だった)、セットプレーでの相手を押し下げる圧力(とハンド)から突き放される。やや性急さが目についたボランチ今野を中心に反撃するも敗色濃厚となったロスタイムに生まれた冒頭の場面。

重松の突進、パス、リターンのトラップ、シュートが良かったのは元より、大竹がスルスルッと、ワンツーが出来る位置に上がってきていたのが良かった。ボールを触らなければ持ち味を出せない(オフザボールの動きが物足りない)面があった大竹だけど、この場面ではスペースを見つけながら、その位置まで上がって来ていたことに成長を感じた。

次はクラシコ。共に万全ではないけど、新たな戦力と、新たなポジションでプレーする選手達の成長で、リーグ戦では2年ぶりのクラシコ勝利を飾れるだろう。

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2010年3月31日 (水)

貴重な本番環境でのトレーニング 大宮vsFC東京 3月28日(日)

貴重な本番環境でのトレーニング  大宮vsFC東京  3月28日(日)
貴重な本番環境でのトレーニング  大宮vsFC東京  3月28日(日)
貴重な本番環境でのトレーニング  大宮vsFC東京  3月28日(日)
まず、あの展開で切らさずにプレーした大宮の選手達をリスペクトしなければ。(ただし、村上(主審じゃなくてSBね)は、さすが前所属・川崎と納得しかけるほどエキサイトしていたが。)
カード自体は厳しめだけど、アリかなと言う感じで、むしろ基準の一貫性が問題だったかな、と。
おかげで、適度なプレッシャーを感じつつも余裕を持ってボールを保持し、様々なアイディアを試せ、期待の新人が自分の色を存分に発揮できる、と、失礼を承知で言えば、格好のトレーニングになった。(それでも得点が遠く、ファンにとっては途中までスコアレスドロー、はたまたカウンターやセットプレーから失点して敗戦、と言う最悪の事態まで頭をよぎる展開だったが。)

課題だったボランチは、徳永は11対11の時から周りがよく見えていたのか、縦横パスがよく通っていた。このあたり、城福監督の言うとおり、ボランチを孤立させないよう、北斗を内に寄せたのが良かったのかもしれない。

後半からボランチに入った今野は、展開、切り込み、シュートと思い切ったプレーぶりで、格の違いを見せつける。このあたり、フィールドを広くみるCBでのプレー経験が今野の成長を促したと思うのだが。(以前から展開力はあったけど、思いっきりの良さは主に奪取と突破で発揮されていた。)果たして、中盤が狭くなり、視界が限られる11対11だったとしても、同様のプレーを見せられるか。今後はどのポジションでもフィールドを掌握する姿が見たい。

逆に心配なのが長友で、プレーにいつものキレを欠き、試合後も腰を気にしていた。代表招集されたが、果たして体調はいかに。

平山、赤嶺、リカルジーニョは、それぞれ悪くはないけど、あの時点でチームに一番必要なものを提供できなかった。その要因にはいろいろあるだろうけど、打開の方法を突き詰める必要があると思う。

最後に重松について。名刺代わりに、激しいプレス、キレのある切り返し、強引な突破、狙い済ましたシュート、そしてデビューゴールと、派手な挨拶。
開幕前のとある集いのじゃんけん大会でいただいた重松の色紙には「試合出場ゴール」とある。有言実行。「持っている」男。
高2のプリンス開幕の頃、ユースに詳しい人から、怪我をしているけど凄いFWがいると教えられた。
さらに遡ること2年、伝説の深川vsむさし@ヴェルディグラウンドでの記憶はないが、チームとしての態勢整備を象徴するむさし一期生。
こんなにスケールの大きいFWをチームが産み出したことを喜びつつ、それに見合う実績を重ねなければ、と思う。リーグ戦も、ナビスコ杯も。
今日は、ナビスコ杯開幕@国立。相手はリベンジに燃えているであろう戦力充実の名古屋。
昨年のウィナーながらその立役者を欠く東京はウィナーのプライドを胸に戦う。

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2010年3月28日 (日)

遅くなりましたが FC東京vsC大阪 3月20日(土)

引っ越しなどでバタバタしていて、大宮戦当日になってしまいましたが(汗)、先週のセレッソ戦についてです。

ボランチ梶山米本(※)を欠き、ここまでムービングなサッカーを見せられない東京。この日も羽生、徳永と顔ぶれはかわらないものの、羽生が積極的に前から相手に突っ掛けていくのが印象的。
セレッソの中盤の守備が緩すぎることもあって、徳永もボールを持てていたものの、考える余裕があると却って複数の選択肢の間で迷いが生じ、その間にプレッシャーを受けてチャンスを潰したりミスをしてしまうと言う、特に徳にありがちなパターンに陥っていた。

セレッソは、相手が真ん中でボールを持つとシャドーも両サイドも開いてボランチの前がガラガラになり、相手がサイドでボールを持つと逆サイドが極端に絞ってガラガラと、およそバランスを欠くディフェンスだったものの、こちらも中盤の構成力を欠き、スペースを突けず、一点が遠かったのが残念。

平山は悪くないけど、去年の終盤のイメージで見ると、もっとボールを納めて繋いで欲しいと言う面はある。相手のマークも厳しさを増しているし、後ろが去年と違うと言うこともあるだろうけれども。振り向き様のシュートは凄かった!

ヨングンは、自分や回りの人の評価は、特に守備に関してはとても高い。一対一に強かったし、ヨネばりに相手のボールを掠めとるシーンもあった。他方、攻撃参加の回数は少なかったけれど、アーリークロスの質は良かった。今後サイドバックとしても期待できるけど、センターバックやボランチでも見たい。そして、セットプレーで攻撃参加して欲しいなぁ。

リカルジーニョは、速さと能力があることは分かった。まだまだ若いから、自分の良さをみせることで頭がいっぱいだろうけど、能力が高いのは来る前から分かっているから、どういうプレーをすれば、自分の能力が活かされ、チームの勝ちに貢献できるのか、じっくり理解させることが大事だろう。(ジュニーニョやマルキーニョスの効いている動きは参考になる。)
一時の磐田はともかく、Jリーグで優勝を争いを目指すなら、外国人選手を戦力化しなければ厳しいし、チームとしても継続的に外国人を戦力化するノウハウを蓄積していくひつがあると思う。

さて、ただいま大宮に向かっていますが、果たして個々の選手の進歩やチームとしての動き方の進化が見られるかが楽しみです。

(※)全治6ヶ月。じっくり治してね!そして米鶴の方々、お疲れさまでした。何もお手伝いできませんでしたが、感謝しています。

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2010年3月16日 (火)

勝てそうで勝てない少しも勝てそうになかった浦和戦 浦和vsFC東京 3月14日(日)

梶山、米本の不在を主に攻撃面で感じたF・マリノス戦に対し、主に守備面で感じた浦和戦。

今ちゃんと言えども、エジミウソンを一人で抑えるのは厳しいのに、ボランチと挟み込む連動も欠き、エジミウソンのボールの収めを起点とした攻撃に後手を踏み続けた。

後ろから追いかける守備からファウルで与PK。ほかにも田中の抜け出しを、間一髪椋原がボールを奪ったファインプレーがあったけど、逆に言えば、それだけ危ないシーンを作られていたと言うこと。(余談だが、闘莉王いなくなったし、達也と言えばうちの鈴木逹っちゃんだから、田中達也は田中と記載。)

エジミウソンは新潟でモニをぶっちぎった速さのイメージが強かったけど、タメを作って味方の上がりを引き出すし、入れ替わりに下がって巧みにマークを外すし、ポンテ以上に有機的な攻撃の鍵になっていた気がする。そこから再び顔を出してくる動きの質は、マルキーニョスやジュニーニョには及ばないけど。(余談だが、外国人もある程度長く使った方がフィットさせやすいし、力を引き出しやすい、毎年変わるのはそれだけ不利なんだな、と当たり前のことながら改めて認識。)

東京の守備が輪をかけて混乱したのがファウルの新基準。今年から手を使ったファウルを厳しく取るとのことで、F・マリノス戦でも徳永のドリブル突破のシーンで、従来ならファウルを貰ったと思った場面で攻撃側のファウルを取られることが何度かあった。日曜は、そんな新基準に浦和の方が順応していた。そして森重の退場。(余談だが、開幕戦で笛を吹きすぎとの指摘があったとか。その指摘自体は良いけど、新基準がどんなものなのか、分かりにくくした面もあったのではないか。)

ただ、主審は見えているところでは大方一貫した笛を吹いていたと思うけど、動きが少なくて、そもそも見えてないような場面が多く、何度も東京サポのフラストレーションを招いていた。見えてない最たる場面が、皮肉にも梶山が一人でバランスを崩した時にファウルを取ってくれたこと。(梶山は、痛そうなのに頑張っていた。じっくり治してね。ただ、新基準は、腰で相手を撥ね飛ばせる梶山には有利に働くと思う。)

他方、東京の攻撃。中盤で相手のプレスをまともに受け、有効な縦の展開を封じられた開幕戦の反省からか、序盤の徳永は、まず目の前の相手を交わして視界とスペースを確保してから次の手を考えていたと思う。ただ、空いている味方に繋ぐだけで、徐々に場当たり的な展開に陥っていく。(このあたり、浦和も大差なかったが。)

前線では平山も懸命にボールを納めようとしていたけど、複数の相手に囲まれ、打開しきれない。開幕戦の中澤はともかく、山田暢相手にはもう少しやって欲しかったが。(山田は何でも器用だな。)

また、FW達也が有効な攻撃の手になっていない。達也自身は裏への動きを見せても、ボールが出てこない。赤嶺が入った後の方が、平山ともども相手最終ラインを押し下げ、生まれた手前のスペースにナオが走り込むなど、危険な香りを放っていた。もっと言えば、赤嶺は平山よりもボール納めでも機能していた。(無論、それも平山がいるから相手マークが集中しないからだが。)最初から平山、赤嶺でいくのも見たい気がする。

とにかく中盤で本職や経験者を欠き、守備でも粘りと連動を欠いた浦和戦は、相性だの審判だのを抜きにして、勝てそうで勝てない試合だったと思う。

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2010年1月13日 (水)

高校選手権決勝 山梨学院vs青森山田 1月11日(祝)

どう書くか、悩む試合だった。

良い試合だったのは疑いようがない。序盤の山梨学院の攻勢。横に縦に斜めにピッチ広く行き交うボールと選手。そして碓井くんを中心に相手の急所を突くパスとドリブル。掛け値なしに見ていて楽しかった。

ただ、どうしてもJユース杯の決勝と比べると、「…」となってしまう。

一方は満員の国立。他方は(注目度が上がっているとは言え)ガラガラの長居。そして、敢えて言えば、レベルは、上手さ、戦術、ハードワーク、試合の流れに応じたプレーなど、すべての面で長居が上。

野暮なことは百も承知だが、両者が対戦すればどうなるか。

一昨年の大前がいた流経大柏と大竹や椋原の代のFC東京U-18だったら、どっちが勝つかわからないか、流経大柏がやや優位かなと思った
去年の広島皆実は、鹿児島城西>前橋育英を介した間接的な比較だが、岩渕や山浦、タマ達の代と良い勝負が出来た気がする(何の根拠もないが)。
けど、山梨学院と今年のFC東京U-18の試合を妄想すると、東京の圧勝しかイメージ出来ない。
まぁ、選手権の価値は青春の火を燃やすことにもあるので、上手さとか強化だけでないかもしれないが。

そこに横たわるギャップ。そんなことが頭を巡って、正直純粋に楽しみきれない自分がいた。

よく言われていることだが、全国的に指導のレベルが上がっている(あるいは均質化が進んでいる)。そんな中、差を分けるのは特別に優れた指導者と素質のある選手達。
まさに監督を韮崎から招聘し、選手をFC東京U-15むさしを中心にJクラブのJrユースから招いた山梨学院が取った方法。

そして、その舞台で勝負すれば、どうしてもJユースがヒエラルヒーで上にくる。プリンスリーグの結果で明らかなとおり。

他方で、高校も選手権に出てない選手を含め、様々な可能性に溢れているし(米本などその最たるもの。大学を経由した長友も。)、未知の楽しみがある。

何が言いたいかと言うと、Jユースにも実力に見合った注目が与えられると良いなと言うことと、ゼロックス杯の前に行われる高校選抜とJユース選抜の試合が楽しみだな、と言うこと。

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2010年1月 8日 (金)

新感覚☆代表戦!

・若手の招集
・テロ情報(?)で厳戒の現地
・TV中継なし
・現地入りしたライターによる生つぶやき
・超人気者が良い時間帯でツイッター降臨
・西川負傷、権田先発情報
・ウェブ中継情報求めての右往左往

アジア杯予選・イエメン戦は、いままでになく観戦モチベーションと観戦環境が反比例する状況だった。

最初はUSStreamで、途中からU-20日韓戦も見たjustin.tvで見ていたけど、前者は紙芝居状態(+実況はどんだけ吉田麻也が好きなんだ)で、後者は定期的に有料会員勧誘画面に切り替わるため、いずれも定期的なリロードが必要。

分からない部分は、みんなのつぶやきで補完。ツイッターのタイムライン上は、知っている人も知らない人も、こんな一体感はかつて感じたことはなかった。

そして平山。相手がどうだろうが、あまりにも華々しい結果。爆発するタイムライン。

今の時期にこのメンバーで試合することが妥当なのか、この試合が果たしてドイツに繋がるか分からない。悪質なタックルで負傷、J開幕に間に合わない山田はあまりにも気の毒。ただ、個人的に代表戦でこんなに盛り上がったのは、2002年日韓W杯、いや、フランスW杯予選以来だったかもしれない。

だからと言う訳ではないが、たまにこういう将来を見据えた試合があっても良いんじゃないかな。

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2009年8月 5日 (水)

放蕩息子の行方

ユータがヴェルディのテスト受けているとのこと。
なにはともあれ、ボールを蹴れる状態なのは良いこと。チャンスを掴むことが出来れば、と思う。
来年から25人制になり、Jの門戸は狭くなる。一度ドロップアウトした選手がもう一度居場所を見つけることは簡単なことではない。実績、実力がありながら、条件が折り合わず、所属先が見つからない例は、他にも珍しくない。

この間、断片的な情報が耳に入ってきた。
現在の状況について、いろいろな人の思惑があったとしても、最終的には自分の判断、責任である。千葉のせいにも、代理人のせいにも出来ない。
ましてや、一ファンには、黙って事態の推移を見守ることしかできない。このまま、競技者として第一線から消えてしまっても、受け入れるしかない。

けど、いや、だからこそ、ユータのプレーに魅せられた一ファンとして、FC東京U-18から入団した最初の選手として、その行く末を見守り、その幸運を強く願わずにはいられない。

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