カテゴリー「J1」の76件の記事

2010年1月 2日 (土)

あけましておめでとうございます 天皇杯決勝 ガンバ大阪vs名古屋 1月1日(元日)

新年あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願い申し上げます。 ワールドカップイヤーですが、FC東京、東京サポ、サッカー関係者にとって良い年となることを願っています。

さて、昨年の観戦締めは西が丘での高校選手権・東久留米総合vs境。 今年の観戦初めは天皇杯決勝と、例年通りの年末年始を過ごしています。 そして、女子決勝のことを思い出したときにはもう間に合わない、というのも毎年恒例・・・。 ただ、例年と違うのは、いろんな情報をツイッターを通して得ている、ということです。

Rimg3262

ガンバゴール裏。

Rimg3264

名古屋ゴール裏。

この場にいた東京サポであれば、誰もがこれを思い出し、そして 「やっちゃったな」 と思ったに違いない。 (ツイッターで、「教訓:コレオグラフィで星を出してはいけない(川崎、名古屋)」と呟いたら、思いのほか多くのRTをいただき、サポティスタに載ってしまった。)

2010年最初の試合はとても面白い試合だった。

ガンバはいつもの4-4-2で、序盤から、これぞガンバサッカーというパス回し。 遠藤と橋本が時々前後入れ替わるのが心憎い。 ダイレクトに繋いであれよあれよという間にゴール前へ侵入し、ゴールを陥れたシーンは綺麗で圧巻だった。 1-0。

久々に生で見る安田は、スペースへの活きの良い飛び出しは健在だった。 かつてのように、強引に相手を抜こうとするよりも状況に応じたプレーをしていて、怖さは減ったけど、それなりに効いていたと思う。 ディフェンスでは、序盤、名古屋がかなり狙っていて、玉田やハユマに後手を踏み、侵入を許すことが多かったけれど、大過なく対応していた。

対する名古屋は、最近結果を出しているという4-1-2-3。 ケネディのワントップにマギヌンが左に、玉田が右に張り、その後ろに小川が左、中村直志が右、中盤の底は吉村。

こちらもボールが回る。 マギヌンが加地を引き付けながらサイドに寄り、小川が戻って生まれたスペースに吉村が入れ替わりで飛び出すシーンや、玉田が開いて作ったスペースにケネディが入って、スピードを落とさずボールを呼び込むプレーなど、かなり連動的なサッカーを見せていた。

ただ、ガンバと比べると、どうにも余裕がないというか、無理にやっている感じがある。 ケネディに集めるのがやや性急というか、可能性を充分生み出す前に勝負してしまっている感じが否めない。 (それでも決定機を作ることが出来るのは、ケネディの怖いところ。)

例えば、中村直志なんかも良い選手だけど、攻守の切り替えの遅さや、オフザボールの、特にパスを出した後の動きなどに物足りなさが目に付いてしまう。 右サイドで玉田をサポートしたり、ハユマのオーバーラップを引き出したあと、さらにもう一度フリーになろうとしたり、受ける準備をすれば、もっと効果的な攻撃を引き出すことができると思うのだが。 程度の差こそあれ、同じことは逆サイドの小川についても言える。

阿部は怪我の影響か、それともマギヌンに頭を抑えられたからか、攻撃参加は少なめ、オランダ移籍(予定)の吉田は、上手いがあのスピードの無さは果たして大丈夫なのだろうか。。。

それでも、ハードワークでガンバ相手に流れを呼び込んだ名古屋は、ピクシーイズムが浸透したというか、素直に見事だったと思う。 そして、ケネディが高さで逸らしたボールを直志が頭で押し込んで同点。 1-1。

その後も名古屋が攻勢に出て、ガンバは受けに回ってしまう。 ガンバにはたまにこういうことがある。 つまり、ボールがスムーズに回る分、惰性で攻撃が成り立ってしまうからか、いつの間にか相手に傾いた流れを引き戻せないまま、やられてしまうことがある。 東京も、そんなガンバの隙というか、エアポケットを、かつてノリオや今野が打ち破ったこともあった。 このあたりが、強いのに1度しかリーグタイトルに届いていない原因だろうか。 (逆に言えば、鹿島の強さはいつも同じペースで戦いながら、意識がほとんど途切れないところだろうか。)

そして、この日の名古屋も同じようにガンバの隙を突き破るかも?と思った瞬間もあったのだが、どちらにも転びうる試合の流れを決めたのは個の力だった。 二川の縦パス一本を受け、ペナルティエリアの外枠を軽やかに右から左へヒラリヒラリと進み、正面を向きなおして、左足で逆サイドネット目がけて一蹴。 ゴール! 2-1。

名古屋や中村、吉村に代えて、三都主と巻弟を投入。 左からマギヌン、ケネディ、巻、玉田の4トップ、中盤は三都主とブルザノビッチの二人のようなスクランブル態勢に。 けど、むしろガンバに中盤を完全に制圧され、放り込むこともままならず、逆にガンバの攻撃の直撃を受ける結果に。

いつもながら良い働きの明神に三都主が潰され、3対2で逆襲を食らい、二川→遠藤→二川と正剛を含む名古屋ディフェンスが翻弄され、3-1。

さらにロスタイム。 浮き球を遠藤が華麗に叩き込み、4-1。 そして試合終了。

天皇杯連覇を果たし、ガンバサッカーがまだまだ健在であることを示した。 ただ、前回ACLを制した頃と外国人FW以外のメンバーが変わっていないのが、果たしてどうなんだろう。 山崎も移籍組だし。 去年の天皇杯決勝の時はこんなことを書いた。

ガンバは主力もほぼ一定の年齢層に偏っているから、数年後、もし世代交代を間違えれば、去年の磐田のようにならないとも限らない。 まぁ、 資金力はあるし、ユースも強いし、他チームから良い選手(日本人、外国人)を引っ張ってくる鑑識眼も高いので、そうそう崩れたりはしないだろうけれども。

日本サッカーのために、まだまだ頑張って欲しいと思う。

他方、名古屋は、財政難に苦しむチームが多い中、闘莉王、金崎を獲得し、相対的に積極姿勢が目立つ。 ケネディ、闘莉王がいるセットプレーは脅威になろうだろう。 2008年の躍進から、ACLと両方闘った今年はやや停滞したが、Jリーグ一本に絞れる今年は果たしてどうなるか。

そして、リーグ戦4位の広島がACL出場権を手にした。 ACL改革で、東南アジアというのはなくなり、中国(済南)、韓国(浦項)と豪州(アデレード)へ。 選手層は薄いけど、果たして乗り切れるか。

他方、東京はもう一年準備を整えることができる。 去年のサッカーを継続するのか。 それとも、新しいベースを作るのか。 戦力補強はまだあるのか。 胸スポンサーは。 ドロンパ・グッズは。

種々、期待・不安を胸に、シーズン・オフに入る。

| | コメント (6) | トラックバック (0)
|

2009年7月 1日 (水)

川崎vsガンバ大阪 7月1日(水)

川崎vsガンバ大阪  7月1日(水)
川崎vsガンバ大阪  7月1日(水)
川崎vsガンバ大阪  7月1日(水)
久々の加地。間合いでキープ、コースで繋ぐ。上手い。けど、ボールタッチやコントロールの精度からブランクを感じてしまう。ルーカスはどうした?

到着は川崎の先制直後。川崎ペースのままハーフタイムに。

後半は打って変わってガンバペース。好き放題ボールを回す。けどなかなかゴール正面で前を向けない。いや、むしろ川崎ディフェンスが頑張ったというべきか。

川崎のセンターバックは伊藤と菊池で、足下・機動力重視なのは東京と同じ。彼らがマンマークとまではいかないが、ピッタリ相手フォワードに付き、自由を許さない。長身寺田はアンカーで壁になる。

それでもボールを支配するガンバ。相手を引き付け、パスコースを作り、スペースを活かし、味方を走らせ…
ひとつひとつの動きから意味が明瞭に感じ取れる。ただ、強引さがない。怖さがない。途中からカウンター一本に絞った川崎の守りをこじ開けられない。遠藤のPKが決まっていれば、攻め合いになったかもしれないが。(何故にコロコロじゃなかったのか…。)

終盤、右でサイドライン際をえぐり、アーリーを蹴り込み、クロスを入れ、ひたすらチャンスメイクをする佐々木。彼は間違いなく良い選手で、今日も精一杯良い働きをしていたけど、彼がラストパスを出さなきゃならない状態は、決してチームとしては良くはないんだと思う。

そして播戸。苦しんでますね。ある選手なように、5割の力でやった方が良いのでは…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2009年3月12日 (木)

二日連続でACL! TV観戦 3月11日(水)

昨日もTV観戦。 川崎は等々力だったのね。 行けばよかったかな。 いや、行って、勝利を喜ぶ川崎サポを見たら悔しくて応援する気が失せるから、TVで良かったかな。

まぁ、TVでは鹿島戦を中心に見ていたので、その川崎戦についてはさして語れることはないのだが。 力強さは相変わらずなのだが、それを感じる時間は短かった気がする。 トンマージはピンポイントの動きと潰しはそれなりに面白かったな。

鹿島は相変わらずの内弁慶ぶりを発揮。 けど、普通に水原が強かったと思う。 縦への速さだけでなく、トップスピードにおけるコントロールの質、何より速さへの意志・迷いの無さが感じられた。

月曜から、日経の夕刊に去年水原に在籍した安英学(アン・ヨンハッ)のインタビューが載っていた。 水原のチャ・ボングン監督は何よりスピードを重視し、ヨンハッもスピード不足から出場機会を得られなかった、ということだが、それも頷ける水原の試合運びだった。

つくづく鹿島はアジアと縁がない。 と思ったら、第1回A3の優勝が鹿島だったのを思い出した。 あの国立は寒かったなぁ。 サッカー観戦で一番寒かった試合。

で、そのA3は実質的に終了。 それとは別にパン・パシフィック杯が出来たが、過去の記事を見ていたら、「A3をやめてパン・パシフィックとでも銘打った大会」を作ってはどうか、と書いていた。 予想は滅多に当たらないが、この予想は当たった。

| | コメント (2) | トラックバック (0)
|

2009年3月11日 (水)

今年もACL! TV観戦 3月10日(火)

ACLも開幕。 明大前でTV観戦。

090310_20420001

ガンバは危なげなく、名古屋も逆転で緒戦を突破。

ガンバはこぼれ球を拾ってのミドルレンジのシュート、名古屋はセットプレーからヘッドと、同じ得点パターンが続いていた。

どちらも伸び伸びプレーして、実力を発揮していた印象。 悪戦苦闘で岡田が協会に苦言を呈していた頃や、ガンバがKリーグクラブに大敗していた頃は、そんなに昔のことではないのだが、隔世の感がある。

仮に東京が出場できたらどれだけやれたか。

まぁ、そんな想像よりも、Jで勝つことが大事なのだが。 ピクシーも、北京戦の前にヤマガタ戦があると言った。

そして、仮に出場できたとして、どれくらい会社休んで行けるかなぁ>アウェイ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2009年2月20日 (金)

パンパシ杯 LAvs大分2月18日(TV観戦)

去年はルーカスとベッカムがやりあったことで(?)有名になった(?)この大会。
ナビスコ杯優勝のご褒美ということで、今年は大分が出場。

去年はAリーグのチームが出ていた記憶があるが、今年はKにCと、実質的にA3の変形版に。(例えば、もし可能ならメキシコのチームが出たら面白いのだが。または、去年のトヨタカップに出たキトのようにエクアドルあたり…。)

大分の初戦の相手はアメリカサッカー界の重鎮、ブルース・アリーナ監督率いるLAギャラクシー。

会場は去年のホノルルのアロハスタジアムからLAのホームデポセンターに変更。アロハスタジアムは長らくNFLのプロボウル(オールスター)の開催地だが、プロボウルも移転が検討されているらしい。相当老朽化が進んでいるんだろうか?

ともあれ、リゾート地のアメフト兼用スタジアム(人工芝、ピッチも細長い)から、大都市の相手ホームスタジアム(しかもサッカー専用)に変わった訳で、雰囲気にも期待したのだが、TVから見る限り空席が目立ち、サポーターもいたが、いまいち特徴も掴めず、熱気もいまいちであった。ホームスタジアムを共有するシーバス(チバス)USAにヒスパニック層の人気を取られたからか、それとも単純に不況のせいか。

試合は自分の予想に反して大分が苦戦。

相手DFの人数をかけた執拗なチェックでウェズレイのところでタメが作れず、2列目以降がなかなか高い位置に顔を出せない。高松のポストも微妙にずれ、上手く繋げない。
中盤でも相手FWが勤勉に大分ボランチをチェック。エジミウソンは持ちすぎがやや目立ち、ホベルトはバックパスが目立つ。

それでも、大分らしいスペースに飛び出す動きに合わせての縦一本から何度かチャンスを作っていたのだが。

他方、LAは奪ってからボールをタラタラ動かして、相手の守備に綻びが生まれるのを待つ。

サイドにスペースが生まれやすいスリーバックの大分は、振り回され、追いかける守備に陥りがちに。

先制点は意外な形から。良い形を作った大分だったが、エジミウソン→ホベルト→藤田への連続バックパスから相手FWにボールをかっさわれ、1対1からズドン!西川がニアを抜かれるとは、凄い威力…。

この場面に限らず、この日の大分は消極的なプレーや意図の微妙なズレから相手に余計なチャンスを与えていたな。

後半も相手セットプレーの時に与えたPKからいきなり1点献上し、0-2。

けど、試合としてはここからの方が面白かった。

金崎がウェズレイから壁パスを貰って突っ込んで行ったり、家長が左サイドを何度も突破したり。特に家長の切れ味鋭いドリブルは十分以上に通用していたな。

けど、結局0-2でLAの勝利。

自分の知る限り、JのクラブがMLSのクラブに負けたのは初めて。(実際はそんなことはないのだろうが。)

数年前にもこのブログに書いたが、昔、サンワバンクカップで名古屋がDCユナイテッドに勝ったり、ツゥットが加入したばかりの浦和がLAに勝ったりなんてこともあったよう。

自分のルーツもあって、個人的にMLS、特にJとの比較におけるMLSに執着があるので、なかなか興味深く観れた試合だった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2009年1月23日 (金)

Jリーグと若手の出場機会 (追記)

追記

タイミング良くというか、この記事をアップした当日、Jリーグから若手育成プロジェクトの立ち上げが正式に公表された。

"J.LEAGUE Under age players Move up Project"(略称:JUMP)という名称だが、内容は試合出場機会を増やすプロジェクトらしい。 (名が体を全然表してないぞ。)

報道によると、試合数や期限付き移籍の仕組みを見直し、早ければ4月に提言を出すらしい。

期限付き移籍だけじゃなくて、サテライトとか、独自のリーグ戦とか、踏み込んでみてもいいと思うのだが。

プロジェクトのメンバーは博実、U-20代表やセレッソの監督を務めた西村氏、神戸の安達氏、暁星の監督、時の人筑波のヤッヒーなど・・・。

お願いします。 特に博実!

追記ここまで。

先週末、東京サポの方々と飲む機会がありました。 いろんな濃い話題が出たのですが、2009年は東京にとって勝負の年のようです。 もう一年じっくり力を蓄えるのが理想かな、と思うのですが、外部環境的に急ぐべき状況があるようです。 果たしてどうなるか・・・。

さて、なかなか書く時間が取れなかったのですが、個人的に気になっていたのがこちらこちらの記事(まとめてこちら)。 つまり、若手(高校やユース卒)の選手達に、いかに実戦経験を積ませるか、ということ。

おりしも増嶋が京都に、スズケンと小澤が鳥取に完全移籍することとなり、森村も水戸にレンタル移籍。 だから、若手選手たちにいかに実戦経験を積ませ、戦力としていくかはFC東京サポーター的にも気になるテーマ。

実際の問題として、内田篤人や安田理大のような事例もあるとは言え、大部分の高卒、ユース卒のJリーガーにとって、出場機会を確保するのは難しいことだ。 既存の選手達が高卒ルーキーにやすやすとポジションを奪われるはずもないだろう。

単純に実戦経験という意味で言えば、大学で切磋琢磨した方が経験を積めるというのは客観的な事実だろう。 流通経済大学なんて、関東大学リーグにJFL、関東リーグにも参加していて、様々な機会を確保している。 設備の面でもプロ以上の大学もいっぱいあるだろう。

プロなのだからアマの大学生に負けちゃいかん、という「あるべき論」も気持ちとして分からないでもないけど、プロ意識よりも母校愛や伝統、体育会の一体感の方がモチベーションや自覚、そして成長に繋がったとしても、不思議でもなんでもないだろう。

対してJのサテライト。 試合数が少ない以上に、新加入選手が馴染むための出場や、負傷後の調整での出場、本来のポジション以外での出場、人数合わせでの出場など、出場する目的や状況、本気度も様々。 チームとして戦う場ではないと言えるのではないか。 若手選手が実戦経験を積む場としてはあまりにも心許ない。

この問題はウチに限らず、Jリーグ全体にとっても、昔から抱えている悩み。 だから、リンク先のような動きは、遅きに失した感もある。

とは言え、サテライトの改革と言っても費用や手間がかかることだし、スケジュールはタイトだし、簡単な話ではないだろう。

北海道でのコンサドーレサテライト、大学、高校、ユースを巻き込んだ独自リーグなどの先行事例を検証しつつ、また、Jの現場、大学、高体連、ユースなどの声も聞きつつ、ナビスコ杯のU-23化などというトンデモ案はともかく、少しずつでいいから地に脚をつけた現実的な方策が示されていくこと期待します。

| | コメント (2) | トラックバック (0)
|

2009年1月 2日 (金)

明けましておめでとうございます+天皇杯決勝 ガンバ大阪vs柏 1月1日(元日)

一日遅れましたが、新年明けましておめでとうございます。

昨年も、いろいろな方々に大変お世話になり、かけがえのない出会いがありました。 一つ前のエントリの最後の箇所でも書きましたが、共に応援する(同じ席でということに限らず)仲間がいることは、本当に幸福なことだと思います。

今年も見たい試合を見て、行きたいところへ行って、食べたいものを食べて、その様子を出来るだけブログにアップしたいと思います。 が、なかなか余力もないことから、出来る範囲で続けていければと思います。

本年もよろしくお願いいたします。

---------------------------------------------

今年も元日は天皇杯・決勝に行ってきた。 ここ数年の習慣なので、ごく自然な成り行きなのだが、現地に行くと、東京がこの場にいたかもしれないのに・・・、との思いが過ぎり、悔しさが頭をもたげてしまう・・・。 2009年、東京は天皇杯・決勝進出をどこまで現実的な目標として射程に置くことができるのだろうか? まず、赤嶺の残留報道が事実だとすれば、とても前向きな出来事なのだが・・・。

Rimg0040

ACL連続出場を狙うガンバと石崎監督がラストの柏。 どちらもモチベーションは高い。 (ただし、個人的に、「○○監督と元日まで」というのは動機付けとしてどこまで有効か、疑問に思う部分はあるのだが。)

Rimg0043

序盤、ペースを握ったのは柏。 激しいプレスから持ち前の早くて速い攻めでガンバゴールに迫る。

"早くて速い"とは、攻守の切り替えが早く、ボールを運ぶ物理的なスピードも速いということ。 このあたりは、石崎監督が柏に来てからやってきたサッカーの良い部分をかなり再現出来ていたと思う。 特に、右サイドの太田、村上は何度も深い位置まで攻めあがっていた。 ただし、クロスの質は決定機を生むほどのものではなかった。

また、ボールサイドとは逆サイドから菅沼なり太田なりがフリーでゴール前に切れ込んでくる動き(好調時の柏でよく見られた動き。 相手からすると怖い。)もあまり見られず、前線でボールは自然とポポに集まる。 が、ガンバは内をしっかり固めており、なかなか決定的な形に持ち込めない。

さらに、攻撃に時間・手数がかかってしまうと、途端に何をやりたいのかさっぱり見えなくなり、正確性を欠くパスやクロスでボールを相手に明け渡すだけになってしまう柏。 このあたりはノブリンサッカーの限界だったのだろうか?

Rimg0045

倒れるどーもくん。

他方、ガンバ。 CWCや準々決勝、準決勝などとは異なり、ルーカスは2列目ではなくFWに入り、遠藤も3列目ではなく2列目に。

遠藤と橋本(特に遠藤)はとてもお疲れの様子。 寺田は動きにキレはあるものの、漂っている時間が多く、いざボールを持てば持ち過ぎて潰される場面が目立つ。 安田のドリブルは、ACLではともかく、Jではかなり警戒されていて、もはやさしたる効果をあげられなくなっているが、昨日はいつものキレすらなく、武器にはならなかった。 明神と加地が普段に近いパフォーマンスに見え、山崎もよく動いていたが、いずれにせよ、全体として連戦の疲れが見て取れる戦いぶり。

そんな中、徐々にルーカスにボールが収まるようになり、そこからボールが回るようになる。 けど、速さ、正確さ、ボールの足元への収まり具合等、どれも良いときの6割程度という感じで、ガンバもなかなか決定機を作り出せない。

後半、柏は準決勝のときと同様、頭からフランサを投入。 フランサが入った途端、速い(または性急な)だけだった柏の攻撃に"タメ"が生まれ、ガンバディフェンスの対応が難しくなる。 さらには、ヒールやらノールックやら、準決勝にも増してエンターテイメント性?の高い技を披露。 が、フィニッシャーというよりもチャンスメーカーとしての役割が多く、ゴール前で決定的な仕事は出来ず、58分に入ったチュンソンともども徐々に埋没していく。

Rimg0047

そうなるとボールを圧倒的にキープするガンバ。 しかし、運動量もスピードも足りない中では、ボールを運ぶこともままならず、無理にボールを入れても密集の中では思うにまかせず、決定機を作るには至らない。 結局、0-0のまま90分終了。

延長戦も引き続き同じ流れで、ガンバが圧倒的にボールをキープするも決められない。

延長後半からはついに播戸を投入。 ずっと惜しいところでゴールを決められずに来たストライカーに勝負を託す。

そして迎えた残り4分。 ゴール前の左サイドの折り返しからの混戦から2度、3度と放ったシュートが遂にゴールを揺らす。 播戸のゴールでガンバ先制。 そのまま1点を守りきって天皇杯とACL出場権を手にする。

スクリーンに映し出される中澤の涙が印象的だった。

Rimg0053

延長戦の末にガンバが辛うじて勝った形だったが、両者には基礎的な力に相当な差があるように感じた。

準決勝後のインタビューでチュンソンが 「うちは下手な選手が多い」という趣旨のことを言っていたけど、実際そのとおりで、例えばパスがズレてサイドラインを割ってしまう場面はほとんど柏だった。 まさにスピードとハードワークと魔術師の力で勝ってきたチーム。 (それでも毎年夏場に失速する。)

Rimg0055

そんな柏がACLに出ていたら・・・。 まぁ、監督も代わるし、どういうサッカーをするのかも分からないので確たることは何も言えない。 けど、過密日程に苦しみ、リーグ戦の戦いにも悪影響を及ぼしていたのは確実だろう。

Rimg0054

他方、去年過酷な日程を既に戦いながら、しかも二川、佐々木を欠き、外国人も実質的に2人いない中、宣言どおり日本一権威ある大会で優勝を果たすガンバは凄いなぁ、と素直に思う。

そんなガンバだけど、二川、佐々木や新外国人やアジア枠(チョジェジン?)を加えても、選手層は必ずしも厚くない。 今年も再びACLを戦うのは間違いなく良い経験だけど、諸刃の剣の部分もあると思う。 仮に遠藤が去年の鈴木啓太のようになってしまったら、ガンバにとっては当然ながら、代表にとっても痛いことなる。

Rimg0060

ワニナレナニワ

Rimg0063

西野が宙に舞う

Rimg0079

もっと言えば、ガンバは主力もほぼ一定の年齢層に偏っているから、数年後、もし世代交代を間違えれば、去年の磐田のようにならないとも限らない。 まぁ、 資金力はあるし、ユースも強いし、他チームから良い選手(日本人、外国人)を引っ張ってくる鑑識眼も高いので、そうそう崩れたりはしないだろうけれども。

しかして東京は・・・?

そんな視点も含め、2008年のFC東京を振り返る記事を途中まで書いたが、年末年始の忙しさ故、まとまるまでには至っていない。 なんとか正月休み中に書き終えたいと思っているのだが。

---------------------------------------------

けど、その前に今日は国学院久我山の試合を見に西が丘に行ってきます。

改めて今年もよろしくお願いいたします。

| | コメント (0) | トラックバック (1)
|

2008年12月15日 (月)

週末あれこれ まずはCWC アルアハリvsパチューカ 12月13日(土)

土曜はCWCパチューカvsアルアハリを観に行ってきた。

当初は、Jユース杯FC東京U-18vs京都サンガF.C.U-18を観に深川に行く予定だったが、先週、自宅のネットが落ちてしまい、点検・修理が土曜午前に来ることになった。

Jユース杯(1300KO@深川)は間に合わないと思ったので、CWCパチューカvsアルアハリ(1345KO@国立)に変更した次第。 未来を担うユースの試合と大陸チャンピオンどうしのクラブワールドカップを両天秤かけられるこの贅沢。 東京って凄いなぁ。

変更した判断は正解で、結局、修理が終わったのが1330頃。 急いで国立に向かい、前半20分くらいに国立着。 試合も凄く面白かった!

Cwc00

メインで観戦。 ご厚意に感謝!

前半20分~ハーフタイムまではアルアハリのカウンターが決まりまくっていた。

パチューカがボールをキープするものの前線で収められず、ボールを運べない。 高さに差があるので、放り込むこともままならない。 プレッシャーを受け、横パスをカットされればカウンターを浴びる。 しまいには、最終ラインもアルアハリFWのプレスを受けてバタバタする始末。

他方、アルアハリのカウンターはシンプルで縦に速くて無駄のなく、お手本のようなカウンターを見せる。

ボールを受けたトップが戻し、それを拾った2列目が裏や横に展開する。 または、トップと2列目が追い越しあいながら、ワンツーを繰り返す。 一連の動きが流れるようで正確。

まず、右から左に展開し、相手のオウンゴールを誘って、アルアハリが先制。

Cwc01

さらに、前半終了間際、中で受けた選手が右サイドに渡すと、右サイドからパチューカディフェンスを攻略。 裏に抜け出して中に折り返すと二人走りこんでゴール!

Cwc02

アルアハリの2-0リードで前半終了。

Cwc03

前半終了の笛が鳴り、戻る前に話し合う前に話し合うパチューカの選手達。 高円宮杯での桐光学園を思い出したな。

後半開始早々、ペナルティエリア手前の右側からのCKを直接決めて1点差。 決めたのは代わったばかりの選手で、身長170cm未満。

その後も、ボール回しの早さを上げ、前線の枚数を増やし、ボールの収まりどころを作ったパチューカがボールを支配。

そして、エリア外ほぼ正面で得たFKを直接決めて同点!

Cwc04

同点FKの瞬間。

Cwc05

Cwc06

めちゃくちゃ喜ぶパチューカの選手達。 本気で戦ってくれるのが嬉しいし、真剣勝負を目の前で見られるのは幸せですね。

その後もパチューカが猛攻を仕掛けたが、決勝点は決められず。 アルアハリも散発的にカウンターで惜しい場面を作るが、回数、質とも、前半には遠く及ばなかった。

そして延長戦。

前半、パチューカがボールを運び、ゴール前の混戦に右から飛び込んで来た選手が決めてパチューカが逆転。 後半には、カウンターからもう1点決めて試合を決める。

アルアハリの脚が止まるにつれて、対照的に際立ってくるパチューカの疲労下での規律の高さが印象的だった。

いやぁ、面白かった。 繰り返しになるが、こんな試合を生で見られるのは幸運だと思う。

試合後、場所を移し、入替戦をTV観戦。 (ありがとうございました!) 改めて書く機会があるか分からないが、2試合全体の印象として、いろんな意味で力の差は大きかったなぁ。 けど、仙台がよく粘ったなぁ、と。

昨日は初めて自転車レース(こちら→Tokyo エンデューロ)に出場してきました。

寒くて、びしょ濡れで過酷だったけど、楽しかった(´∀`)ノ 携帯でしか写真を撮れなかったけど、いずれ書きたいな。

CWCアデレードvsガンバは最後の方だけちょこっとTV観戦。 ロスタイムのピンチを防ぎきれて良かったですね~!

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2008年11月13日 (木)

おめでとうガンバ! 日曜は味スタ行ってました。

ACLは第一戦に引き続き大崎のフットニクで見た。 結構な数のガンバサポが盛り上がってた。 ガンバ、ルーカス、中澤、加地、おめでとう! そして、土曜日は勝ち点3をありがとう!

冗談はさておき、きちんとしたサッカーをきちんと遂行すれば、日本はアジアをほぼ勝ち抜けるレベルにあるということだと思う。 ガンバはきちんとボールを回せるベースがあるから、外国人ストライカーを中東に奪われ続けても強さを保ってきた。 (まぁ、国内から補充しているわけだが。) それに対して、クラブと単純比較はできないとは言え、代表の現状は歯がゆい。

それにしても、去年は浦和が悲壮感を漂わせながら劇的にもぎ取ったタイトルを、ガンバはいともたやすく淡々と手にしたように見えてしまう。 初戦で3点差を付けたこともあるけど、テレビ朝日の演出の差による錯覚もあるだろう。

そして、東京。 ACL出場が現実的な目標を超え、成し遂げるべきミッションとなった今、サポも高い意識を持って応援しなくては、と自分に言い聞かせる。

Ajisuta00

去る日曜日は味スタにヴェルディvs神戸を見に行ってしまった。

各方面で既報のとおり、神戸の完勝というか、ヴェルディが何も出来ずに負けた。

キックオフ当初は大黒が相手DFを追い掛け回していたけど、それが何に結びつくわけでもなく。 (大黒はどんな気持ちでガンバのACL優勝を見たのやら。) もう一人のFW平本を前半途中で引っ込め、船越を投入して放り込みを始めるが、さしたる効果もあげられない。 (シーズン序盤は船越の方が平山より良いプレーをしていたように見えたのだが、これも目の錯覚だろう!?)

Ajisuta01

最近のヴェルディの試合を見れてなかったけど、ディエゴに根幹を委ねているうちに、すっかり劣化していたようだ。 どれだけディエゴ依存症だったのかは分からないが、その依存度はフッキモルヒネの比較ではなかった模様。 大野が復帰するまでこのままか?

他方、連勝で波に乗る神戸。 先週も松本山雅相手に容赦ないサッカーをして、「手加減されなくて、却って良かった」 とすっきりした表情で話す山雅サポが印象的だった。

今週のサッカーマガジンのベストプレーヤー50人にも入っていた(原博実もプッシュ)右SB石櫃はいい選手ですね。 大きくて、身体能力を活かして伸び伸びプレーしている。 高い位地から落ちてくるロングクロスはなかなか怖い武器だ。

前線で動きながらボールを出し入れできる吉田孝行のFW起用もヒット(まぁ、元々FWだったが)。 彼が動いているうちに大久保やレアンドロやボッティ、石櫃なんかが上がってきて、厚みのある攻撃を引き出す。 そして、自ら先制点をゲット。 ベテランの良い味。

Ajisuta02

そして途中出場の規郎。 左ウィングバックというかサイドハーフでの起用。 と言っても、割と中に絞りがち。 2点目を決めたシュートもほぼゴール正面、やや左よりから決めたもの。 さすがの威力で土肥も反応しきれず。

Ajisuta03

神戸とは開幕戦ホームで対戦して3-3。 今年の手ごたえを感じた試合だった。 再来週の対戦が楽しみだ! 今度は勝つぞ!

それにしても、

今、この位置で戦えることを幸福に思う。 (一ヶ月前なら、ここまでで終わっていたが、今はさらに・・・) そして、是が非でもリーグ戦3連勝して、優勝とACL出場は運を天に任せる。 天皇杯も勝ち進んで、元日を国立で東京と共に迎える!

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2008年11月 2日 (日)

ホームズスタジアム神戸

ホームズスタジアム神戸

ホームズスタジアム神戸

ホームズスタジアム神戸

神戸で天皇杯4回戦神戸vs松本を観た。

3回戦で湘南を破ったものの、全社では僅かな差で地域リーグ決勝大会の出場権を逃し、来年のJFL昇格がなくなった松本。

対するは3週間後に同じ会場でウチと当たる神戸。

どんな感じか、マイル修行と相まって、神戸に行ってきた。

果たして、地力の差に加え、松本が前半にひとり退場したこともあって神戸が8-0で大勝。

先週、一週間後にナビスコ杯ウィナーになるチームを退けている神戸は非常に強く見えた。

寄せてサイドを意識させておいて中とか、引っ張っておいてその手前とか、スペースを連続してうまく使ってくる。やられた側からすると、そう来るのは分かっていたけど間に合わなかった、みたいな。点差が開いても、意外性こそないけど理詰めで効果的なサッカーを続けていた。

松本も先週の大分も、神戸のペースに合わせるとやられる。こういう相手にはプレスをかけて、したいサッカーを狂わせるのが有効じゃないかな。

松本サポはとてもいっぱい来ていて、大敗にも声を出し続けていた。今シーズンの日程も終わり、監督が個別に挨拶に来ていた。選手、スタッフ、サポの皆さん、大変お疲れ様でした!

さて、明日は法事で味スタには行けない。仙台ではユキヒコに宮沢まで出るかも?なんて記事を目にして、行きたくて仕方ないのだが残念です。

絶対勝って、待ってろ鳥取、そして元日決勝戦!

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

より以前の記事一覧