Kyuリーグの思い出 FC東京vsFC KAGOSHIMA 天皇杯 10月8日(土)
2007、8年くらいまでのKyuリーグはとても華やかだった。 ホンダ・ロックがJFLに上がっ(て戻ってき)たり、NTT西日本熊本→アルエット→ロッソが徐々に力を付けていったり、かりゆしが強化したと思ったら縮小を宣言したり、V・ファーレンや琉球が登場したり。 日刊スポーツの記事がやたら充実していたり、九州の地方紙が合同で運営するサイトまであった(2008年から更新されてないけど、今も見られる)。 一時期の北信越以上に群雄割拠なリーグだった。
Kyuリーグチームが地域リーグ決勝大会に出場したのを除くと、Kyuリーグの試合を見たのは2回だけで、いずれもV・ファーレン絡み。 何度も紹介している島原での長崎ダービーと、柿泊でのニューウェーブ戦。
そんなKyuリーグで、2000年代前半に沖縄かりゆしとトップを争っていたのがヴォルカ鹿児島。 にわかにKyuリーグの情報を追っていた当時の印象では、ロッソよりも兄貴分。 ニューウェーブなんて格下。 V・ファーレンや琉球に至っては駆け出しという印象。 東京サポ的には諏訪園や男前田の印象もあったし。
けど、ロッソ、ホンダ・ロック、ニューウェーブ、琉球、V・ファーレンなどがJFLに昇格するのを見送り、気がついたら全国リーグに参加するクラブのない県は九州・沖縄では鹿児島だけになっていた。 そして、FC KAGOSHIMA。。。
東京との対戦が決まるまで、存在すら知らなかった。 ヴォルカが変わった?と思ったら、大隅NIFSの器(=Kyuリーグへの参加資格)だけを引き継いで、中身は全く別モノとして生まれたクラブらしい。 (かつてのアルエット→ロッソのように。)
ツイッターでは、FC KAGOSHIMAの選手たちがマイクロバスで鹿児島を出発した、なんて情報を見た。 そして、ヴォルカとの両立も、噂では全く無風というではないみたい。 8日の試合ではいろんな意味で好印象を残したFC KAGOSHIMAで、うまく行って欲しいけど、取り巻く環境は、綺麗事だけでは済まない難しさがあるだろう。 何かを犠牲にして、何かの犠牲になって、何かに犠牲を強いて。。。
前置きが長くなったが、試合。
以前、バンディオンセ神戸(現加古川)と当たったときは7-0で勝った。 その時よりスコアは控えめだけど、東京もグダグダというほどではなく、まぁ、まずまずの試合だったと思う。
ターンオーバーしなかったのも、試合勘を考えれば、妥当だろう。 下部リーグのクラブと当たることで、J2のスピードやプレス、間合いとかの勘が狂うこともないとは思うけど。。。 逆に、誰かが言っていたけど、初心を思い出す機会になれば。。。
谷澤のシュートは、ノープレッシャーだったとは言え、よかった。 逆に言うと、いかにノープレッシャーで打てるかというのは、普段から重要だと思う。 それでも宇宙開発することはあるけど、精度は上がるはず。
森重も、のらりくらりと上がっていったと思ったらゴールまで決めて帰ってきた。 J2では気を付けてね。
北斗は(だけじゃないけど)、一瞬の躊躇が逸機なることを、改めて見せてくれた。 ブーイングは本気じゃないよねぇ?
天皇杯。 次は久しぶりのJ1との対戦。 昔、2度目のJ1昇格を決めたばかりのJ2川崎が、神戸と当たった試合を等々力で見た。 前半は2-0で川崎がリードしたものの、後半投入された藤本主税を中心に神戸が連動したサッカーを見せ、同点に。 最後は(確か)キレキレのジュニーニョが決めて3-2で川崎が勝ったものの、川崎サポに強烈を印象を与えていた。 「J1って凄いね」とサポが語り合っていたのをよく覚えている。
果たして、去年明暗を分けた神戸との対戦は、東京にとってどんな試合になるだろうか。
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